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高性能と安定性を実現 ヤマハ自律航行型・産業用無人ヘリコプター「RMAX G1」新開発

2005年10月17日発表

 ヤマハ発動機株式会社では、薬剤散布を中心に農業分野で好評の産業用無人ヘリコプター「RMAX TypeIIG」をベースとした、自律航行型・産業用無人ヘリコプター「RMAX G1」を開発した。
 「RMAX G1」は、従来機「G0-1」の機能をさらに進化させ、軽量化、高機能化を実現した後継モデルで、2006年春に発売を計画している。
 尚、「RMAX G1」は、2005年10月19日から3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「危機管理産業展2005」に出展される。



製品写真

ヤマハ自律航行型・産業用無人ヘリコプター「RMAX G1」


名称

ヤマハ自律航行型・産業用無人ヘリコプター「RMAX G1」

発売

2006年春

価格

130,000,000円(消費税含まず)
〔機体(CCDカメラ含む)×2、地上局セット×1〕

販売計画

5セット/年間


市場概要

ヤマハ発動機は、1989年に世界初の産業用無人ヘリコプター「R-50」を発売し、1997年には性能向上を図った「RMAX」を発売した。また、2002年には操作性や安定性をさらに向上させた「RMAX TypeIIG」を発売し、農業における薬剤散布の省力化、低コスト化、適期防除や環境改善への貢献も高く評価されており、これまでに累計約2,000機を販売している。
 無人ヘリコプターの農業分野における総需要は、年間約300機で、農業人口の減少に伴う農作業効率化のため、地域単位での薬剤散布用無人ヘリコプターの積極導入が進んでいる。
 また、無人ヘリコプターならではの火山災害など、有人機では危険で立ち入れない場所における情報収集や調査、観測に威力を発揮し、新たな分野での有効利用が増加している。



製品の特徴

ヤマハ自律航行型・産業用無人ヘリコプター「RMAX G1」は、YACS(姿勢制御装置)とRTK-DGPS(リアルタイムキネマティック ディファレンシャルGPS)システムで、あらかじめプログラムした飛行計画に基づき飛行する。それにより視認できないほど遠くへ飛行したり、正確に機体の位置を制御することができる。また、GPSで速度も知ることができ、命令された速度を正確に守って移動することができる。用途に合わせCCDカメラ、赤外線カメラ、観測用スチールカメラ、ビデオカメラ、測量用レーザー装置など多種多様なアプリケーションを搭載することにより、情報を正確にリアルタイムに知ることができる。
(地上局モニターによる同時監視・撮影が可能)

(1)高精度な飛行制御
 GPSセンサーとジャイロセンサーの物理的特徴を利用することにより、高精度な速度、位置データを計算。高い静止性能(指定された空間座標に対して、1m以内に静止=無風時)と機敏な動作性能を両立している。

(2)簡単な操縦
 地上局のジョイスティック(マウスでも可)操作により、3次元空間をリアルタイムで移動させることができる。
また、パソコン上の地図データを座標指定することで、ヘリコプターが自動的に移動、座標点を組み合わせることで簡単にプログラム飛行を行うことができる。

(3)高い信頼性
 ヘリコプター側で電波状況等の異常事態を常に監視し、離陸地点を記憶しており、電波遮断等の異常時には離陸地点に自動帰還することが可能。

(4)その他

基地局構成機材のパッケージ化。

使用目的に応じたカメラ装置、基地局アンテナをオプション設定。

多様なユーザーニーズに対応可能な基地局装備を採用。




仕様諸元






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