ヤマハ発動機は、1989年に世界初の産業用無人ヘリコプター「R-50」を発売し、1997年には性能向上を図った「RMAX」を発売した。また、2002年には操作性や安定性をさらに向上させた「RMAX
TypeIIG」を発売し、農業における薬剤散布の省力化、低コスト化、適期防除や環境改善への貢献も高く評価されており、これまでに累計約2,000機を販売している。
無人ヘリコプターの農業分野における総需要は、年間約300機で、農業人口の減少に伴う農作業効率化のため、地域単位での薬剤散布用無人ヘリコプターの積極導入が進んでいる。
また、無人ヘリコプターならではの火山災害など、有人機では危険で立ち入れない場所における情報収集や調査、観測に威力を発揮し、新たな分野での有効利用が増加している。
|