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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

子供にジャストフィットする50ccファンライディングモデル 北米向06年ニューモデル 「TT-R50E」 全米ディーラーショーで発表

2005年06月13日発表

ヤマハ発動機(株)は、6月12日に米国・ラスベガスで開催されるヤマハ全米ディーラーミーティングで、北米向け06年モデル「TT-R50E」を発表展示、米国市場などで発売します。

「TT-R50E」は、自動遠心3速クラッチ採用4ストローク50ccエンジンを、ヤマハモトクロッサーYZイメージのボディに搭載し、バイクの楽しさを会得しようとする子供たちに扱いやすく、走りを楽しめる性能を具現化したモデルです。概ね小学生低学年の子供に適したボディサイズで、中高速で心地よい加速が楽しめるエンジン特性やモトクロッサーYZのイメージを踏襲した本格的外観デザインが特徴です。



製品写真

2006年北米向けモデル ヤマハ「TT-R50E」


名称

2006年北米向けモデル ヤマハ「TT-R50E」

発売日

2005年8月

カラーリング

■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)

販売計画

15,000台(北米、2006年・年間)



製品概要

 北米では家族ぐるみでオフのファンライディングを楽しむレジャーが定着し、この中でヤマハのPW50(50ccオートマチック)は、初めてバイクに触れる低年齢の子供たちの“Best for first bike”として広く支持されています。
 さて近年、ユーザー及び市場からは「もうすこし余裕のあるサイズが欲しい」「ギア付き操作も楽しみたい」といった声が聞かれ、モーターサイクル運転操作のための装備を一層兼ね備えたエントリーモデル登場が期待されています。
 今回開発の「TT-R50E」は上記背景のもと、より本格的なモーターサイクル運転操作のための装備を織り込んだ“Best for study bike”をテーマに開発した製品です。PW50比で、より余裕のあるボディ、自動遠心クラッチ採用3速ミッション、リアフートブレーキ採用などにより本格的なモーターサイクル運転の楽しさを凝縮しました。《My best teacher TT-R》と呼ぶに相応しい子供達のバイク入門モデルとなっています。



主な特徴

1)粘り強く、中高速での心地よい加速感をもつ4ストロークSOHCエンジン
 搭載する空冷4ストロークSOHC単気筒49cm3エンジンは、36mm×48.6mmのボア×ストローク設定と、吸気効率、燃焼効率、ロス馬力低減などの徹底追求で誕生したエンジンで、とくに中低速での良好なトルク特性がファンライディングでの扱い易い特性を達成しています。キャブレターにはVMタイプ11mm径を採用し、中速域からの心地よい加速感を引き出しました。

2)扱い易い自動遠心クラッチ採用3速ミッション
 クラッチ操作の要らない自動遠心クラッチに3速リターンミッションを採用し、子供が初めてバイクを楽しむときの簡易性を織り込みました。オートマチック走行、シフトチェンジを楽しみながらの走行と、双方の楽しさを満喫できます。

3)バックボーンタイプのフレームの採用

 フレームは、軽量・高剛性のスチール製大径43mmパイプ使用のバックボーンタイプを採用しています。エンジンは、ほぼ水平配置となるシリンダー前傾角10度で懸架させ最適バランスを実現しました。

4)モノクロスサスペンションの採用
 余裕のホイールトラベル確保とマス集中設計を達成するためモノクロスサスペンションを採用しました。スチール製パイプから成るトラス形リヤアームをショックユニットに組み合わせ、71mmのホイールトラベルを確保しました。96mmのホイールトラベルをもつ倒立型フロントフォーク、最低地上高135mm設計などとの効果が相まって、優れたクッション性能を引き出しています。

5)扱いやすい前後ブレーキ
 フロント、リアともに防塵タイプの80mmドラムブレーキを採用し、強力なストッピングパワーを確保しました。フロントブレーキは、レバー比の最適化で握力の少ない子供も扱いやすい特性としました。リアブレーキは右フートペダル操作のバイク方式としました。

6)ジャストサイズの新ボディ
 概ね4~7歳・40kg以下の子供にジャストフィットする新ボディを採用しました。シート高は555mm、ホイールベース925mm、車重54kg。また子供ひとりでも取り回し易い低重心設計としています。また子供の手のひらサイズに合わせ、ハンドルパイプは握りやすい19mm径パイプ(現行PW同サイズ)を採用したほか、グリップラバーも斬新なモトクロッサーYZパターンと同一のものを採用しました。(参考:体重制限は40kg。PW50は25kg未満、PW80は40kg未満)

7)その他の特徴
 このほか、1)メインスイッチ独立方式のセルスターター、2)YZを彷彿させるサイレンサー、3)オフ走行性に優れた専用開発2.50-10サイズ前後タイヤ、4)樹脂製3リットル容量タンク及びYZスタイル、などを採用しました。



2006年北米向けモデル ヤマハ「TT-R50E」仕様諸元

 全長×全幅×全高  1,305mm×595mm×775mm
 シート高  555mm
 軸間距離  925mm
 乾燥重量  54.0kg
 原動機種類  空冷・4ストローク・SOHC
 気筒数配列  単気筒
 総排気量  49cm3
 内径×行程  36.0mm×48.6mm
 圧縮比  9.5:1
 最高出力  ー
 最大トルク  ー
 始動方式  セル式(キック併用)
 燃料タンク容量  3.0L
 キャブレター形式  VMキャブレター
 タイヤサイズ (前/後)  2.50-10/2.50-10


ヤマハ「TT-R50E」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ

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