ヤマハ発動機(株)の社内カンパニーである「IMカンパニー」(所在地:静岡県浜松市、プレジデント:戸上常司)では、リニアモータを使用した単軸ロボット「PHASERシリーズ」の高推力モデル「MFタイプ」2機種を開発。可搬質量50kgのMF50を2005年4月1日より、可搬質量100kgのMF100を2005年5月1日より順次発売する。
「MFタイプ」はフラット型のリニアモータを採用したことにより、ボールネジなど従来の駆動方式では困難であった高質量のワークの高速、長距離搬送を可能にした。さらに、位置検出器に独自のリニアスケールを採用することで、低価格を実現している。
従来の小型、コンパクトな「MRタイプ」に、新たに「MFタイプ」が加わったことで、「PHASERシリーズ」は軽負荷から重いワークまで、幅広いニーズに対応することが可能になり、これらの組み合わせで、これまでにない広範囲、高速、高精度な搬送機構を構築することが可能となった。
なお「PHASERシリーズMFタイプ」は4月20日から22日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「2005ファインテック・ジャパン」に出展される。 |