ヤマハ発動機(株)は、水冷4ストローク4気筒998cm3エンジンを搭載し、雪上での優れた走行性能とスポーツ性で人気の最上級モデル、ヤマハスノーモビル『RX-1Mountain』について、エンジン・サスペンションの熟成、斬新な新ボディ採用等によるモデルチェンジを行った2006年モデルを、2005年11月1日より新発売します。
また、水冷4ストローク3気筒973 cm3エンジンを搭載し、スノークロス競技イメージをもつ『RSVector SP(アール・エス・ヴェクターSP)』、新深雪での走破性に優れる『RSVector Mountain SP(アール・エス・ヴェクター・マウンテンSP)』の2機種を新たに導入し、同日より新発売します。なお他モデルはマイナーチェンジ・継続にて販売します。
今回のラインナップ充実によりヤマハスノーモビル2006年モデルは、全11機種が揃います。なお各モデルの予約は2005年3月1日からです。
|
|
ヤマハ スノーモビル『RSVector SP』 |
発売日 |
2005年11月1日 |
予約開始日 |
2005年3月1日 |
|
国内保有台数は約15,600台(2004年/JSSA公表数値)と推定される「スノーモビル」は、スキー場のパトロール・救護などの業務需要からツーリング、競技、ファンライディングなど多用途で使われています。また年間総需要は約1,000~1,200台程度の推移となっています。需要はレジャー(スポーツ)用が約8割、2割が業務需要です。
ヤマハ発動機では、雪国でのレジャー、スポーツ、業務需要に応え多彩な商品を投入しています。中でも2002年(03年モデル)に新投入したヤマハ初の4ストロークエンジン搭載のスノーモビル「RX-1」及び「RX-1 Mountain」は、ハイパワー、俊敏な操作性、優れた環境性能などが支持され、新たな需要を創造しました。翌2003年には、ラフ路面走破性に優れた『RXWarrior』も投入しています。
さらに2004年にはいっそう軽快な4ストロークを期待する市場の声に応え、水冷DOHC3気筒エンジンの『RSVector ER』を投入しました。また本モデルは、2005年2月開幕の全日本スノーモビル選手権に参戦、話題となっています。
今回、モデルチェンジで登場するフラッグシップモデル『RX-1 Mountain』は、現行モデルを基本に、優れたレスポンスと環境性能を両立させるF.I.(電子制御燃料噴射=フューエルインジェクション)を新採用したほか、車体細部の相互最適化を推し進め、持ち味の新深雪走破性を大きく向上させました。
また、レーサーイメージを再現した『RSVector SP』など、水冷4ストロークエンジン3気筒2機種の新製品をラインナップに加え幅広いニーズに対応しました。
|
|
『RX-1 Mountain』の主な変更点と特徴【モデルチェンジ】
|
|
|
|
998cm3・DOHC・並列4気筒エンジンの全面見直し、及び軽量化を図るとともに、カムプロフィール、ポート形状を変更し、高出力化を達成しました。さらに「F.I.(フューエルインジェクション)」を採用し、いっそう優れたレスポンスと始動性を実現しました。
|
|
2)ライディングポジション変更及びエクステリアデザイン変更
|
|
独自のアルミ材複合フレームを基本骨格とする車体は、ハンドルやシート、ステップの位置、形状などの相互最適化を行い、スタンディング乗車姿勢時の操作性を広げました。またエクスエリアデザインを一新した他、15項目の計測・表示機能を持つ新型メーターや12VのDCアウトレットを装備しました。
|
|
|
162×16×2.25インチのスーパーロング&ワイドトラックを採用するとともに、足元のグリップ性を向上した新しいワイドフートボードデザインを採用しました。走行条件に応じて調整可能なスタンス可変式の樹脂製ワイドスキー、走破性に優れたダブルウィッシュボーン&プロマウンテン方式のサスペンションなど、従来からの優れた特長との相乗効果で、深雪斜面など様々なシーンで優れた走行性を引き出しました。
|
|
|
ヤマハ独自のアルミ材複合フレームに水冷DOHC・3気筒エンジンを搭載する「RSVector」をベースに、よりアグレッシブにバンプ走行を楽しむ事ができるように、ライディングポジション、ハンドル、シート形状、駆動系仕様の変更を織り込んだファンマシンです。
|
|
|
積極的なスポーツ走行での優れた走破性を発揮するよう、プロアクティブ・リアサスペンションには、新たにリザーバータンク付クリッカーショックを採用しました。また様々な走行条件に即座に対応できるように幅広い減衰力の調整機構を採用し、優れたフットワークを実現しました。
|
|
『RSVector Mountain SP』の主な特徴【新製品】
|
|
|
|
『RSVector Mountain SP』は、水冷4ストローク3気筒搭載の「RSVector」の基本構成をベースに、ポジション変更、トラック採用、可変式ワイドスキー採用などにより、パウダースノーでの走破能力を向上させたモデルです。
|
|
|
ハンドルやシート、ステップの位置、形状などを最適化するとともに、優れたフローテーション効果と走破性を両立させるために「RX-1 Mounutain」と同タイプの162×16×2.25インチのスーパーロング&ワイドトラック、及びスタンス可変式樹脂ワイドスキーを採用しました。軽量ボディとレスポンスに優れたエンジン特性の効果が重なりあい、新深雪フィールドでの優れた走行性を実現しました。
|
|
■『RSVector ER』・・・・サスペンション性能を充実
|
|
水冷DOHC・3気筒エンジンを「RX-1」譲りの軽量ボディに搭載してアクティブな走行性を実現している『RSVector ER』は、新たに(1)リモート操作機能付き軽量モノショック・リアサスペンション、(2)RX-1同仕様の軽量ブレーキシステム、(3)軽量マグネシウム製チェーンケースなどを新採用し走行性を高めました。
|
|
■「RSRage」・・・・さらなる軽量化でスポーツ性能を向上
|
|
水冷DOHC・3気筒エンジンをアルミフレームに搭載、136×15×1.25インチのセミロングトラックと組み合わせた「RSRage(アールエスレイジ)」は、様々な雪質や走行環境に対応したオールラウンドスポーツです。2006年モデルでは、新設計の軽量モノショック・リアサスペンション、薄型・小径ディスクの軽量ブレーキシステム、マグネシウム製チェーンケースなどを採用し、ラフ路面走破性能にいっそう磨きをかけました。
|
|
■「RSVenture TF」・・・プロテクション効果アップによる快適性向上
|
|
「RSVector ER」をベースに、新深雪走破性の高いワイド樹脂製サドルレススキー、スタック脱出に便利なフリップアップ機構付きプロコンフォート・リアサスペンション、3タイプのアレンジが可能なコンフォートシートなどを装備したモデルです。今回のマイナーチェンジでは、ウインドプロテクション効果の高い大型スクリーンを新採用し、ツーリング走行での快適性を向上させました。
|
■ RX-1Mountain 主要諸元(モデルチェンジ)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
3,330mm×1,165mm×1,240mm
955―1,005mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
|
水冷・4ストローク・DOHC
4気筒・並列
998cm3
セルスターター式
デジタルTCI方式
ドライサンプ
38.3L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名
|
|
|
■ RSVector SP 主要諸元(新製品)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
2,755mm×1,225mm×1,090mm
1,068mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
|
水冷・4ストローク・DOHC
3気筒・並列
973cm3
セルスターター式
デジタルTCI方式
ドライサンプ
38.0L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名
|
|
|
■ RSVector Mountain SP 主要諸元(新製品)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
3,325mm×1,165mm×1,255mm
955―1,005mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
|
水冷・4ストローク・DOHC
3気筒・並列
973cm3
セルスターター式
デジタルTCI方式
ドライサンプ
38.0L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名
|
|
|
■ RSVector ER 主要諸元(マイナーチェンジ)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
2,755mm×1,225mm×1,215mm
1,068mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
|
水冷・4ストローク・DOHC
3気筒・並列
973cm3
セルスターター式
デジタルTCI方式
ドライサンプ
38.0L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名
|
|
|
■ RSRage 主要諸元(マイナーチェンジ)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
3,000mm×1,225mm×1,215mm
1,085mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
|
水冷・4ストローク・DOHC
3気筒・並列
973cm3
セルスターター式
デジタルTCI方式
ドライサンプ
38.0L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名
|
|
|
■ RSVenture TF 主要諸元(マイナーチェンジ)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
3,210mm×1,275mm×1,315mm
1,085mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
|
水冷・4ストローク・DOHC
3気筒・並列
973cm3
セルスターター式
デジタルTCI方式
ドライサンプ
38.0L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
2名
|
|
|
■ SXViper Mountain 主要諸元(継続販売)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
3,090mm×1,160mm×1,300mm
955―1,005mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量
|
水冷・2ストローク7ポート
3気筒・並列
696cm3
セルスターター・リコイル併用
デジタルCDI
オートルーブ式
45.0L
3.0L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名
|
|
|
■ SXVenom 主要諸元(継続販売)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
2,780mm×1,200mm×1,280mm
1,070mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量
|
水冷・2ストローク7ポート
3気筒・並列
593cm3
リコイル式
デジタルCDI
オートルーブ式
45.0L
3.0L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名
|
|
|
■ VK540E ||| 主要諸元(継続販売)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
3,125mm×1,140mm×1,350mm
960mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量
|
空冷・2ストローク7ポート
2気筒・並列
535cm3
セルスターター・リコイル併用
CDI
オートルーブ式
31.0L
2.5L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
自動調整ディスク
12V60W/55W ハロゲン
2名
|
|
|
■ BR250T 主要諸元(継続販売)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
2,945mm×950mm×1,120mm
750mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量
|
空冷・2ストローク5ポート
単気筒
246cm3
リコイル式
CDI
オートルーブ式
15.0L+9.3L
1.8L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
ディスク
12V60W/55W ハロゲン
1名
|
|
|
■ VT500XL 主要諸元(継続販売)
|
全長×全幅×全高
スキースタンス
|
2,990mm×1,200mm×1,330mm
1,070mm
|
エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量
|
空冷・2ストローク
2気筒・並列
485cm3
セルスターター・リコイル併用
CDI
オートルーブ式
45.0L
3.3L
|
ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員
|
油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン
2名
|
|
|
RX-1 Mountain 【モデルチェンジ】 |
1,522,500円
|
本体価格¥1,450,000 ・消費税¥72,500
|
RSVector SP【新製品】
|
1,039,500円
|
本体価格¥990,000 ・消費税¥49,500
|
RSVector Mountain SP【新製品】
|
1,354,500円
|
本体価格¥1,290,000 ・消費税¥64,500
|
|