ヤマハ発動機株式会社の社内カンパニーである「IMカンパニー」(所在地:静岡県浜松市、プレジデント:戸上常司)では、エアーシリンダー機器より静粛性に優れ、クリーンな作業環境と省エネルギーをもたらし、厳しい作業環境下でも使用可能なロッドタイプ単軸ロボット「YMSシリーズ」YMS45、YMS55の2機種を開発。新型ロボットコントローラ「ERCD」と合わせて、2004年7月1日より発売する。
「YMSシリーズ」は 、本体からロッドが伸縮する新タイプの小型単軸ロボットで、ロッドに先端ツールを取り付けての搬送作業や、ロッドでワークを押す作業に適している。高品質と高精度に加え、独自の構造を採用することで、高剛性と長期メンテナンスフリーを実現。ヤマハ単軸ロボット「FLIP-Xシリーズ」
T4、T5の高性能サーボモーターを採用し、高い信頼性も確保した。さらに、ユーザーが保有する従来のプログラミング装置と、パソコン支援ソフトの流用を可能にするなど、ロッドタイプ単軸ロボットの概念を大きく変えた新製品である。価格も新型ロボットコントローラ「ERCD」との組合せにより約10%のコストダウン(FLIP-Xシリーズとの比較)を行い、エアーシリンダー機器並の低価格を実現した。
ヤマハロッドタイプ単軸ロボット「YMSシリーズ」は、多様化するユーザーニーズに対応する小型単軸ロボットとして、今後の市場を拡大していくことが期待される製品である。
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