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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

多彩なスポーツライディングを楽しめるヤマハATV『YFM350R』 レジャー用途にも適したユーティリティーモデルヤマハATV『Grizzly125』 新発売

2004年02月18日発表

 ヤマハ発動機(株)は、空冷SOHC単気筒348cm3エンジンを搭載しスポーツ走行での優れた性能を達成したATVのニューモデル、ヤマハ『YFM350R』を2004年3月1日より新発売します。また空冷SOHC単気筒124cm3エンジンを搭載し、オートマチックモデルならではの手軽なレジャー走行を可能としたATVのニューモデル『Grizzly125(グリズリー125)』を同日より新発売します。これによりヤマハATVの2004年ラインナップは全7機種となりました。

 新発売の『YFM350R』は、スポーツモデルで人気の350cm3モデル「WARRIOR」のエンジン及び車体をベースに、吸気系の変更、サスペンション性能の向上、「YFM660R」同様のデザインコンセプトを採用し、マルチスポーツとして優れた性能を実現したモデルです。
 また『Grizzly125』は、森林業や牧場などで信頼を得ている業務用モデル、「Grizzly660」のデザインを採用し、初心者やレジャー用途に呼応する手軽な124cm3を実現したモデルです。


『YFM350R』 『Grizzly125』

ヤマハ ATV 『YFM350R』

ヤマハ ATV 『Grizzly125』

名称

ヤマハ ATV『YFM350R』、ヤマハATV『Grizzly125』

発売日

2004年3月1日

カラーリング

『YFM350R』■ディープパープリッシュブルーソリッドE
『Grizzly125』■パステルディープグリーン

販売計画

165台(両機種合計、年間・国内)


市場背景と製品概要

 ATV(All Terrain Vehicle=全地形型車両)の特色は、専用の低圧バルーンタイヤの装着により、草地、岩場、砂地、雪上、不整地、斜面など様々なフィールドを走破できることです。現在、世界各地で業務ユースやレジャーなどに使われています。国内需要は年間1,000台で推移し、また用途はレジャー・スポーツ走行から業務用まで幅広く、ヤマハは80cm3から660cm3まで、スポーツ系、レジャー系、ユーティリティー系をラインナップしています。

 今回発売の『YFM350R』は、スポーツモデルで人気の350cm3モデル「WARRIOR(ウォーリア)」のエンジン及び車体をベースに、キャブレターなど吸気系の変更、サスペンション性能の向上、「YFM660R」同様のデザインコンセプトを採用し、マルチスポーツとして優れたポテンシャルを備えたモデルです。
 『Grizzly125』は、森林業や牧場、緑地公園、ゴルフ場などで信頼を得ている四輪駆動業務用モデル、「Grizzly660」及び「Kodiak(コディアック)」の信頼性をそのままに、手軽な124cm3の世界で再現したモデルです。粘り強い124cm3 2バルブエンジンや車体関連の充実により、ユーティリティーモデルとしてのミニマム性能を凝縮させました。
 これら2モデルの発売により、2004年ヤマハATVラインナップは、スポーツ系4モデル、レジャー用2モデル、ユーティリティー系1モデルとなりました。


YFM350Rの特徴

1) 心地良い加速性能を生み出す空冷SOHCエンジン
 「WARRIOR」に搭載の空冷エンジンをベースに、吸気系の最適化を図った新エンジンを搭載しました。レスポンスに優れたBSR36キャブレターを採用したほか、エアクリーナー通路最適化、新設計エアクリーナボックスの採用により、粘り強さと軽快なレスポンスを両立させました。またクロスレシオ6速ミッションとの相乗効果で、スポーティな走行性を引き出しています。なお、クランクケースには冷却用フィンを設け、高い信頼性を確保しました。

2) スポーティな外観を印象づけるシリンダー型サイレンサー

 優れた排気効率と消音効果を引き出すサイレンサーは、軽量シリンダータイプとしてスポーティな特性を強調する外観となっています。

3) ピギーバックタイプリアサスペンションの採用など
 リンク式リアサスペンションには、「YFM660R」と同タイプとなるピギーバック式ガス室を装備しました。これにより軽量化の促進を図り、合わせて低速域での快適な乗り心地を実現しました。その他、余裕の最低地上高と優れた制動力を両立させる小径リアディスクブレーキ、便利なパーキングブレーキなど装備しました。


Grizzly125の特徴

1) 粘り強い特性を引き出すSOHCエンジン
 不整地での積載で優れた性能を実現する粘り強い4ストローク124cm3 SOHCエンジンを採用しました。変速の手間の要らないVベルトオートマチックを採用し優れた扱い易さを実現しました。

2) Grizzly660のイメージを再現したボディとユーティリティー機能
 「Grizzly660」のイメージを取り入れたボディ外観を実現しました。また前後キャリア、余裕のフートボードスペース、低シート高設定、145mmのグランドクリアランス、小回りの効く1080・ショートホイールベース等、これらの相乗効果で、優れた実用機能を達成しています。


ヤマハ ATV「YFM350R」主要諸元


機種名

YFM350R

全長×全幅×全高
シート高
軸間距離
最低地上高/エンジン搭載部地上高
乾燥重量/装備重量

1,780mm×1,095mm×1,080mm
820mm
1,210mm
115mm/230mm
170kg/180kg

最小回転半径

3.1m

原動機種類
気筒数配列
総排気量
内径×行程
圧縮比

空冷・4サイクル・SOHC・2バルブ
単気筒
348cm3
83.0mm×64.5mm
9.2:1

最高出力

20.0kW(27.2PS)/7,000rpm

最大トルク

28.2N・m (2.88kgf・m)/6,000rpm

始動方式
潤滑方式
エンジンオイル容量
燃料タンク容量
キャブレター形式
点火方式
バッテリー容量型式

セル式
強制圧送ウェットサンプ
3.2L
9.0L
BSR36
DC-C.D.I式
12V,8.6Ah/YTZ10S

1次減速比/2次減速比
クラッチ形式
変速機形式
変速比

フレーム形式
キャスター/トレール
トーイン/キャンバー
キングピン角/キングピンオフセット
タイヤサイズ (前/後)
ブレーキ形式 (前/後)
懸架方式 (前/後)
ヘッドライト

3.166/2.923
湿式多板コイルスプリング
常時噛合式前進6段 後進1段右手動前後切替
1速 2.685 2速 1.969 3速 1.504
4速 1.239 5速 1.065 6速 0.946
パイプフレーム
6°/26mm
0~10mm/+1.0°
12°/9mm
AT21×7-10/AT20×10-9
油圧式シングルディスク×2/油圧式シングルディスク×1
ダブルウィッシュボーン・独立/スイングアーム・非独立
クリプトン/12V 30/30W×2  


ヤマハ ATV「YFM350R」フィーチャーマップ



ヤマハ ATV「Grizzly125」主要諸元


機種名

Grizzly 125

全長×全幅×全高
シート高
軸間距離
最低地上高/エンジン搭載部地上高
乾燥重量/装備重量

1,700mm×990mm×980mm
685mm
1,080mm
145mm/165mm
139kg/148kg

最小回転半径

2.9m

原動機種類
気筒数配列
総排気量
内径×行程
圧縮比

空冷・4サイクル・SOHC・2バルブ
単気筒
124cm3
49.0mm×66.0mm
9.0:1

最高出力

6.5kW(8.9PS)/7,000rpm

最大トルク

9.03N・m (0.92kgf・m)/6,000rpm

始動方式
潤滑方式
エンジンオイル容量
燃料タンク容量
キャブレター形式
点火方式
バッテリー容量型式

セル式
強制圧送飛沫併用ウェットサンプ
1.45L
7.0L
VM18SH
DC-C.D.I.式
12V,12Ah/12N12C-4A-2

1次減速比/2次減速比
クラッチ形式
変速機形式
変速比
フレーム形式
キャスター/トレール
トーイン/キャンバー
キングピン角/キングピンオフセット
タイヤサイズ (前/後)
ブレーキ形式 (前/後)
懸架方式 (前/後)
ヘッドライト

2.666
乾式内拡遠心式
Vベルト式無段変速、右手動前後進切替
変速比=2.303~0.821/後退変速比=2.303~0.821
スチールチューブフレーム
6°/15mm
5mm/1.5°
10.5°/13mm
AT20×7-8/AT22×10-8
ドラム/ドラム
スイングアクスル方式・独立/スィングアーム・非独立
クリプトン/12V 30/30W×2  


ヤマハ ATV「Grizzly125」フィーチャーマップ



メーカー希望小売価格

『YFM350R』
『Grizzly125』

568,000円
368,000円

※価格には保険料、税金(含消費税)、登録に伴う諸費用含まれない。


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