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新感覚"フリーライドプレイバイク"を提唱 ヤマハ スポーツ「tricker XG250」(トリッカー)新発売

2004年02月16日発表

 ヤマハ発動機(株)は、新開発の空冷4サイクルSOHC単気筒250ccエンジンを軽量フレームに搭載し“BMX感覚”の雰囲気を楽しめる軽二輪スポーツの新製品、ヤマハスポーツ 「tricker(トリッカー) XG250」を2004年3月30日より新発売します。

 今回発売の「tricker XG250」は、BMXやサーフィン、スノーボードなど身体を動かす“X系スポーツ”の雰囲気と、日常走行での実用機能を融合させ“新しいスポーツ”を提唱する製品です。ピックアップ特性に優れトルクフルなエンジン、スリムな車体、ショートホイールベース、などの相乗効果で軽快な操縦性と走行性を楽しめます。


ヤマハ スポーツ「tricker XG250」

ヤマハ スポーツ「tricker XG250」

名称

ヤマハ スポーツ「tricker XG250」

カラーリング

■シルバー3(シルバー/イエロー)
■マットブラック2(ブラック)
■ダークパープリッシュブルーメタリック2(アオ/ベージュ)

発売日

2004年3月30日

販売計画

8,000台(年間・国内)


商品の概要

 国内軽二輪市場は近年、ストリートファッション系、ツーリング系、オフロード系、ビッグスクーター系など、多岐に渡る製品が投入されています。今回の「tricker XG250」は“ファッション性”“実用性”“最高出力値”など、これまでの軽二輪モーターサイクルの価値観を超え、“フリーライドプレイバイク”の提案として開発した製品です。
 “BMX感覚のサイズ感”を基調とし【スリム・軽量・コンパクト】という要素を高次元でバランスさせることを主眼に開発を行ないました。多岐に渡る用途に呼応できる瞬発力あるエンジン特性、扱い易い軽量ボディ、優れた実用機能・・・などのバランスが特徴となっています。


主な特徴

1)トルクフルな新開発軽二輪フルスケール250ccエンジン
 新設計の空冷4サイクルSOHC単気筒エンジンを採用しました。74.0×58.0mmのボアストロークから16kW(21PS)/7,500rpmの最大出力、21N・m(2.14Kgf・m)/6,500rpmの最大トルクを発揮します。
 特に(1)フライホイールマス最適化、(2)33mm径キャブレターセッティング最適化、(3)低摺動抵抗ピストンリング採用、(4)シフトフィーリング向上などの相乗効果が、低速での良好なピックアップ特性と中~高速でのパワー感溢れる感覚を達成しています。
 また、軽量な鍛造ピストン、優れた放熱性で性能安定化を図るメッキシリンダー、DC・C.D.I.式などを採用し信頼性を確保しました。

2)力強いシングルエンジンの排気サウンド

 クランクケースなどエンジン細部の剛性要素の最適化により、メカノイズを低減させました。新設計マフラーの効果が相まって単気筒らしい力強い排気音が楽しめます。

3)BMXをモチーフとしたボディデザイン
 BMXをモチーフとした斬新でスリムなボディを実現しました。個性的な外観のポイントとなっているフレームは、エンジン搭載位置をマシン中央に集中しマス集中化による軽快な操作性を実現するために新設計のセミダブルクレードル型を採用しました。また縦・横剛性のバランス最適化により舗装路での優れた操縦安定性と旋回性を達成しています。

4)ショートホイールベース、各ディメンション最適化による優れた操作性
 軽量ボディ及び、「セローXT225WE」比で20mm短い1,330mmのショートホイールベース、25°10′のキャスター角、前後重量配分の最適化などの相乗効果により軽快な操縦性能を達成しました。

5)ノイズの少ない専用開発タイヤ
 軽快な操縦性を実現するために、小径ホイール&タイヤ(前19インチ、後16インチ)を採用しました。またポリエステル製コードを採用したカーカス部と新パターンの採用により、舗装路での低ロードノイズとオン・オフ走行での優れた走破性を両立させました。

6)「スタンディング&着座姿勢」双方に対応できるポジション&シート
 (1)アップライトなハンドル位置設定、(2)ヒップポジション自由度の広いシート形状、(3)フートレスト位置設定、などの最適化により、“スタンディング姿勢と着座姿勢”双方で自然なポジションを実現しました。またシートはYZシリーズ同様フロステッドパターンと呼ぶ滑り難い表皮を採用しました。

7)走りの邪魔にならないミニマル設計

 ヘッドライト、フラッシャー、メーターなどは極力マシン中央に集中させる配置として、スリム化を図りました。ヘッドライトは、夜間走行や薄暮時での安心感と優れた視認性を実現するH4バルブ採用の小型タイプ(60W/55W)を採用しました。


ヤマハ スポーツ「tricker XG250」主要諸元


型式/エンジン型式

BA-DG10J/G340E

全長×全幅×全高
シート高
軸間距離
最低地上高
乾燥重量/装備重量

1,980mm×800mm×1,145mm
790mm
1,330mm
280mm
111kg/120kg

舗装平坦路燃費

50km/L(60km/h)

原動機種類
気筒数配列
総排気量
内径×行程
圧縮比

空冷・4サイクル・SOHC・2バルブ
単気筒
249cm3
74.0mm×58.0mm
9.5:1

最高出力

16kW(21PS)/7,500rpm

最大トルク

21N・m (2.14kgf・m)/6,500rpm

始動方式
潤滑方式
エンジンオイル容量
燃料タンク容量
キャブレター形式
点火方式
バッテリー容量/種類

セル式
強制圧送ウエットサンプ
1.4L
6L
MV33×1
C.D.I式
12V 6Ah(10H)/YTZ7S(MF)

1次減速比/2次減速比
クラッチ形式
変速機形式
変速比
フレーム形式
キャスター/トレール
タイヤサイズ(前/後)
ブレーキ形式(前/後)
懸架方式(前/後)
ヘッドライト

3.083/3.000
湿式多板コイルスプリング
常時噛合式前進5段リターン
1速2.846 2速1.812 3速1.318
4速 1.035 5速 0.821
セミダブルクレードル
25°10′/92mm
80/100-19M/C 49P/120/90-16M/C 63P
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
テレスコピック/スイングアーム
ハロゲンバルブ/12V 60W/55W×1


ヤマハスポーツ「tricker XG250」フィーチャーマップ



メーカー希望小売価格

「tricker XG250」

399,000円

(一部地域を除く。地域希望小売価格の一例:沖縄は9,000円高)
※価格には保険料、税金(含消費税)、登録に伴う諸費用は含まれない。


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