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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

水冷4サイクルDOHC3気筒エンジン搭載 ヤマハ スノーモビル『RSVector ER』 (アール・エス・ヴェクター)新発売 3月1日より予約開始

2004年02月09日発表

 ヤマハ発動機(株)は、水冷4ストロークDOHC3気筒973cm3後方排気エンジンを搭載し、幅広い走行状況で高い走行性を実現したヤマハスノーモビル『RSVector ER(アール・エス・ヴェクターER)』およびバリエーションモデルの『RSRage(アール・エス・レージ)』『RSVenture TF(アール・エス・ベンチャーTF)』の3機種を2004年11月1日より新発売します。
 また水冷4サイクル998cm3エンジン搭載の「RX-1」、水冷2サイクルエンジン搭載「SXViper Mountain」についても、マイナーチェンジを行なった2005年モデルを設定し同日より発売する。さらにユーティリティモデルとして欧州市場で定評の『VT500XL』を国内向けに新発売します。
 なお上記以外の製品もカラーリング変更(一部機種を除く)を行なった2005年モデル5機種を設定しました。これによりヤマハの2005年ラインナップは4サイクルモデル4機種、2サイクルモデル6機種となります。(合計10機種)予約は3月1日より行ないます。


ヤマハ スノーモビル『RSVector ER』

ヤマハ スノーモビル『RSVector ER』

名称

ヤマハスノーモビル(2005年モデル)
RSVector ER(ニューモデル)
RSRage(ニューモデル)
RSVenture TF(ニューモデル)
RX-1 ER(マイナーチェンジ)

SXViper Mountain(マイナーチェンジ)
SXViper ER(新グラフィック)
SXVenom(新グラフィック)

VT500XL(ニューモデル)
VK540III (マイナーチェンジ)
BR250T(継続販売)

発売日

2004年11月1日

予約開始日

2004年3月1日

販売計画

700台(ラインナップ合計、年間/国内)


市場概要と商品概要

 国内の「スノーモビル」保有台数は約19,000台(2003年ヤマハ調べ)と推定されています。スキー場のパトロール・救護などの業務需要からツーリング、競技、ファンライディングなど多用途で使われ、年間総需要は約1,300台程度の推移です。需要はレジャー(スポーツ)用が約8割、2割が業務需要となっています。

 ヤマハはこの市場に多彩な商品を投入して市場を牽引しています。ヤマハは2002年投入('03年モデル)の「RX-1」にヤマハ初の4サイクルエンジンを搭載しました。このモデルは、DOHC998 cm3エンジンによるハイパワー、静かな走行音、幅広いトルク特性など4サイクルならではの特徴とパワフルな走行性が人気を集めエポックメイクとなりました。
 2003年にはバリエーションモデル『RXWarrior(アール・エックス・ウォーリア)』も投入し需要を拡大しました。これら4サイクル機種は、環境保全気運が高まる中、次世代のスノーモビルとして注目が集まっています。同時に顧客からはより軽快な4サイクルを望む声も強く聞かれています。
 なお、極寒冷地で信頼性を誇る2サイクルモデルについても根強い人気が続いています。

 今回発売する『RSVector ER』は、パワー・ハンドリング・快適性の高い次元でのバランスを主題に“第2世代4サイクルスポーツ”として開発したモデルです。エンジンは、ヤマハ欧州向けスポーツモデル「FJR1300」に搭載の4気筒をベースとする新設計水冷DOHC3気筒エンジンを搭載、軽量ボディ設計と相まって2サイクルモデル同等の軽量車体を実現しました。パワーとハンドリング性能を生かしたアグレッシブなスポーツ走行が楽しめます。またバリエーションとして『RSRage』『RSVenture TF』を設定しました。いずれも2サイクルモデル同等の軽量ボディを実現し、軽快でキレの良い走行性が特徴となっています。

 また、4サイクルスポーツの先駆モデル「RX-1」も熟成を図った『RX-1ER』を設定、コンパクトで瞬発力に優れた2サイクル搭載の『SXViper Mountain』は、新深雪での走行性アップ、基本走行性能アップを課題に改良を図った2005年モデルを設定しました。


2005年モデルの主な特徴

【4ストローク・スポーツモデル】

『RSVector ER』(アール・エス・ヴェクターER)の特徴(新製品)


1)水冷DOHC3気筒エンジンの搭載

 ヤマハの欧州向け二輪スポーツモデル「FJR1300」に搭載の4気筒をベースに新設計した水冷DOHC3気筒973cm3エンジンを搭載しました。エンジン懸架方式、後方排気システム、68mm径希土類セルモーター、プラグトップタイプなどに「RX-1」と同仕様を投入して信頼性を確保しました。またマグネシウム製ヘッドカバー採用など随所に軽量化を行ないました。

2)プロアクティブ・リアサスペンションの採用
 センターショックアブソーバーにトーションスプリングを組み合わせた新設計「プロアクティブ・リアサスペンション」を採用しました。軽量、ロングストロークでクッション性に優れ、イージーアジャスト機構(反力可変機構付きフローティングリンク、ストローク量調整機構付コントロールロッド)も備えています。

3)その他の特徴
 トラックには、確実に雪面をつかみ優れた加速性能、高速性能を発揮する1.25インチ高の「リップソー」トラックを採用しました。レングス設定は「RX-1 ER」同様運動性に優れた121インチを採用しました。その他、フロントサスペンションジオメトリー最適化、シート最適化、乗車姿勢の自由度に貢献するワイドフロアボード、斬新なブルーヘッドライトなどを採用しました。

 

『RSRage』(アール・エス・レージ)の特徴(新製品)

 「RSVector ER」をベースに仕様変更を図り、雪質や走行環境を選ばない“オールラウンドスポーツ”の世界を提唱するモデルです。
パワフルな4サイクル3気筒エンジン、軽量ボディなどの特徴はそのままに、新深雪や荒れた路面での安定したクルージングを実現するためプロアクションCKリアサスペンションと136インチ長のロングトラックを採用しました。さらに障害物の多い林道などでの切り返しに便利なリバースギアを標準装備としました。

 

『RSVenture TF』(アール・エス・ベンチャーTF)特徴(新製品)

 「RSVector ER」をベースに、151×1.25インチトラック採用、乗車人員に応じたサスペンション調整機能、アレンジ可能なリアシート、スタックから脱出をアシストするフリップアップ機構などを標準装備し、快適な2人乗りツーリングの世界を提唱するモデルです。

 

「RX-1 ER」(アール・エックス・ワンER)の特徴(マイナーチェンジ)


1)軽量パーツを採用した新エンジン

 エンジンには新たに(1)マグネシウムヘッドカバー(従来はアルミ)、(2)チタン材採用エキゾーストパイプ(従来はステンレス)を採用し軽量化を達成しました。またピストンリングの表面処理を変更し信頼性向上を図りました。

2)ドライブ系の軽量化
 軽量化による軽快な走行性を実現するためドライブ系には(1)マグネシウム材チェーンケース、(2)チェーンテンショナーベアリング化、(3)ドリブンスプロケット肉抜き化を図りました。

3)シャーシの仕様およびシート形状変更
アルミフレームは薄肉材採用、多数のアルミパーツ織込みにより軽量化を図りました。また新形状シートを採用するともに、これとの適合化を図るためハンドル位置をアップ。快適な乗り心地を実現するとともに、アグレッシブなライディングを可能としました。

4)軽量「モノ・サスペンション」の採用

リアサスペンションには、センター側とリア側にそれぞれ減衰機構(ショックアブソーバー)を備える現行タイプに替え、センター側・リア側を一本の減衰機構でカバーする「モノ・サスペンション」を採用しました。独自のリンク機構を採用して軽量化を図るともにストローク量アップを実現、快適な乗り心地を引き出すポイントとなっています。さらにリモート式の減衰力調整ノブを設け、工具を使わずワンタッチで状況に合わせた調整が可能となっています。

 

【2ストローク・スポーツモデル】

「SXViper Mountain」の主な変更点(マイナーチェンジ)

2005年モデルの「SXViper Mountain」は、クロスカントリー性能と圧雪路面等での高速性能に対応できる現行モデルの優れた特色をそのままに、(1)より新深雪での高い走破性の実現、(2)新深雪でのより軽快なハンドリングをテーマに熟成を図ったモデルです。
新採用プロマウンテンリアサスペンション、新設計樹脂スキー、走行条件に適合できるスキーコラム両サイドカラー取替え可能仕様、などを標準装備としました。

 

【ユーティリティー・モデル】

『VT500XL』の特徴(新製品)

 優れた信頼性から欧州市場で人気を得ているツーリング&業務用モデルで、日本市場では2005年モデルとして初めて導入します。空冷2サイクル2気筒エンジン(485cm3)を搭載。背もたれや大型キャリアなど、2人乗りツーリングを快適に楽しむ装備を備えています。

 

「VK540III」の特徴(グラフィック変更)

 空冷2サイクル2気筒エンジン(535cm3)を搭載する業務用モデルです。プロアクション・プラス・リアサスペンション等により、優れた走行性を実現しています。リアキャリア装備、500mmワイド幅&1インチ山高ハイプロファイル・パターンロングトラック、フルラウンドフロントバンパー、バックレスト付タンデムシート、前進2速・後進1速ギアなどを装備しています。2005年モデルではグラフィックを変更するとともに、ワイドプラスチックスキーを採用しました。

 

「BR250T」の特徴(継続販売)

 空冷2サイクル単気筒エンジン(246 cm3)を搭載する業務モデルです。調節可能なアジャスタブルハンドルバー、低速トルク重視のギア設定、フック装着のリアキャリア、など実用機能を満載したモデルです。2005モデルは、従来モデルを継続販売します。


RSVector ER 主要諸元(ニューモデル)

全長×全幅×全高
スキースタンス

2,755mm×1,225mm×1,215mm
1,085mm

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量

水冷・4ストローク・DOHC
3気筒・並列
973cm3
セルスターター式
DC-TCI方式
ドライサンプ
38.0L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名

 

RSRage 主要諸元(ニューモデル)

全長×全幅×全高
スキースタンス

3,000mm×1,275mm×1,215mm
1,085mm

RSRage

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量

水冷・4ストローク・DOHC
3気筒・並列
973cm3
セルスターター式
DC-TCI方式
ドライサンプ
38.0L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名

 

RSVenture TF 主要諸元(ニューモデル)

全長×全幅×全高
スキースタンス

3,210mm×1,275mm×1,280mm
1,085mm

RSVenture TF

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量

水冷・4ストローク・DOHC
3気筒・並列
973cm3
セルスターター式
DC-TCI方式
ドライサンプ
38.0L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
2名

 

RX-1 ER 主要諸元(マイナーチェンジ)

全長×全幅×全高
スキースタンス

2,755mm×1,210mm×1,215mm
1,068mm

RX-1 ER

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量

水冷・4ストローク・DOHC
4気筒・並列
998cm3
セルスターター式
DC-CDI方式
ドライサンプ
38.0L
3.0L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名

 

SXViper ER 主要諸元(グラフィック変更)

全長×全幅×全高
スキースタンス

2,780mm×1,200mm×1,280mm
1,070mm

SXViper ER

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量

水冷・2サイクル7ポート
3気筒・並列
696cm3
セルスターター式
デジタルCDI
オートルーブ式
45.0L
3.0L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名

 

SXViper Mountain 主要諸元(マイナーチェンジ)

全長×全幅×全高
スキースタンス

3,090mm×1,160mm×1,300mm
955 - 1,005mm

SXViper Mountain

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量

水冷・2サイクル7ポート
3気筒・並列
696cm3
セルスターター式
デジタルCDI
オートルーブ式
45.0L
3.0L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名

 

SXVenom 主要諸元(グラフィック変更)

全長×全幅×全高
スキースタンス

2,780mm×1,200mm×1,280mm
1,070mm

SXVenom

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量

水冷・2サイクル7ポート
3気筒・並列
593cm3
リコイル式
デジタルCDI
オートルーブ式
45.0L
3.0L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ベンチレーテッド油圧ディスク
12V60W/55W ハロゲン×2
1名

 

VK540III 主要諸元(継続販売・ニューカラー)

全長×全幅×全高
スキースタンス

3,125mm×1,140mm×1,350mm
960mm

VK540E|||

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量

空冷・2サイクル7ポート
2気筒・並列
535cm3
セルスターター・リコイル併用
CDI
オートルーブ式
31.0L
2.5L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

自動調整ディスク
12V60W/55W ハロゲン
2名

 

BR250T 仕様諸元(継続販売)

全長×全幅×全高
スキースタンス

2,945mm×950mm×1,120mm
750mm

BR250T

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量

空冷・2サイクル5ポート
単気筒
246cm3
リコイル式
CDI
オートルーブ式
15.0L+9.3L
1.8L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ディスク
12V60W/55W ハロゲン
1名

 

VT500XL 仕様諸元(ニューモデル)

全長×全幅×全高
スキースタンス

2,990mm×1,200mm×1,330mm
1,070mm

VT500XL

エンジン種類
気筒数・配列
総排気量
始動方式
点火方式
潤滑方式
燃料タンク容量
オイルタンク容量

空冷・2サイクル
2気筒・並列
485cm3
セルスターター・リコイル併用
CDI
オートルーブ式
45.0L
3.3L

ブレーキ形式
ヘッドランプ
乗車定員

ディスク
12V60W/55W ハロゲン
2名


メーカー希望小売価格

RSVector ER

1,270,000円

RSRage

1,320,000円

RSVenture TF

1,390,000円

RX-1 ER

1,290,000円

SXViper Mountain

1,290,000円

SXViper ER

1,220,000円

SXVenom

890,000円

VT500XL

760,000円

VK540III

998,000円

BR250T

470,000円

※価格には税金(含消費税)、納車に伴う諸費用は含まれない。


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