ヤマハ発動機株式会社では、2003年12月24日、ヤマハ船外機の生産累計台数700万台を達成しました。1960年7月に第一号機の「P7」(7馬力)を生産して以来、1996年3月に生産累計台数500万台、2000年6月には600万台を達成、その後、約3年6カ月間で100万台を生産し、この度の700万台達成を迎えました。
当社は独自の小型エンジン技術をベースに、緻密な市場調査を繰り返し、市場ニーズに合致する商品を開発・生産・販売、加えて世界中にサービス体制を整え、ユーザーの期待に応えてきました。
ヤマハ船外機は、4ストロークのラインナップ拡充や2ストロークに独自の高圧筒内直接噴射システム「HPDI」を採用するなど環境対応エンジンのラインナップをいっそう充実させ、2ストロークと4ストロークの両面で開発を進めながら、今後も全世界、各エリアの使用環境に適した製品を提供していきます。
当社の船外機はヤマハ発動機グループのヤマハマリン株式会社(旧・三信工業株式会社/静岡県浜松市/佐藤晋彌社長)と、ヤマハ熊本プロダクツ株式会社(熊本県八代市/土井義宣社長)、MBKインダストリー社(フランス・サンカンタン市/柳弘之社長)で生産しており、年間の生産規模は約32万台となっています。現在2ストローク船外機は2馬力から300馬力まで、4ストローク船外機では2.5馬力から225馬力までを生産しており、世界180カ国以上に製品を供給し、漁業の近代化やマリンレジャーの普及に貢献しています。特に近年は、マリンエンジン競争力調査でCS(顧客満足度)第1位を獲得するなど、世界総需要の約40%をしめる北米市場において高い評価を得ており、短期間での700万台達成に貢献しています。
ヤマハマリン株式会社は1995年に、優秀な生産工場に送られるTPM優秀賞(主催:社団法人日本プラントメンテナンス協会)を受賞しました。このTPM賞(トータル・プロダクティブ・メンテナンス=全員参加による生産保全)は、生産システムの効率化、生産性・製品の品質・コストダウンならびに体質強化などが優れていることを認められた賞で、さらに2000年にはTPM継続賞を受賞しました。また、1997年のISO
9002に続き2003年にはISO 9001の2000年版、2000年には、ISO 14001を認証取得しました。2003年2月からは社名を三信工業株式会社から現在のヤマハマリン株式会社に変更しました。
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ヤマハマリン株式会社の概要 |
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会
社 名 |
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ヤマハマリン株式会社 |
所
在 地 |
: |
静岡県浜松市新橋町1400番地 |
代
表 者 |
: |
代表取締役社長 佐藤 晋彌 |
設 立 |
: |
1960年2月 |
資
本 金 |
: |
6億6,459万円 |
従
業 員 |
: |
1,300人 |
工場敷地 |
: |
85,000m2 |
事業内容 |
: |
船外機・ディーゼルエンジン・スターンドライブ
ウォータービークルエンジンの開発・製造 |
売
上 高 |
: |
1,027億円(2003年3月期) |
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