ヤマハでは、さる10月3日(金)、静岡県磐田市のヤマハ発動機本社にて、世界各国のヤマハ二輪サービスマン(ディーラー、販売店メカニック)を対象とした、ヤマハ二輪メカニックコンテスト世界大会『YAMAHA
World Technician GP 2003』を開催しました。今回で2回目を迎えたこの大会の予選には、2002年4月に開催した第1回大会(14ヵ国、2,911人)より規模を拡大し、世界20ヵ国の4,831名が参加。そして、それぞれの国や地域の予選を勝ち抜き、19ヵ国から、選手20名、代理店関係者18名のサービスマンたちが参集し、サービス技術力を競いました。
このコンテストは、ヤマハが2000年より推進している『グローバルサービス教育』の一環として、2001年にスタート。国や地域を越え、均質でクオリティの高いサービス技術の向上と、ヤマハグループの一員としての意識高揚を図り、お客さまへの満足度アップを実現することを狙いとして開催するものです。
今大会は、『チャレンジ21-No.1サービスを目指して-』をスローガンに掲げ、ベルギー、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリア、日本、台湾、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、パキスタン、メキシコ、コロンビア、ボリビア、ブラジル、オランダ、韓国の19ヵ国から、選手20名、代理店関係者18名のサービスマンが参加しました。
競技は、1)二輪整備学科、2)二輪整備実技、3)計測、4)接客、の4項目の総合成績を争い、その結果、優勝はリチャード・ヘアーさん(インスキップ・モーターサイクルズ/オーストラリア)、2位リュー・シー・ジュンさん(ホン・グゥオ・モーター/台湾)、3位にはジャン・クロード・デュランさん(モト・パルシオンズ/フランス)と、ファルエハット・シングトさん(パイロ・セールス&サービス/タイ)となりました。
次回の世界大会は、ヤマハ50周年を迎える2年後の2005年。アジア、欧州を中心に参加国を増やし、今大会を大きく上回る38ヵ国、5,700名のヤマハサービスマンが参加し、各地域や国の予選を勝ち抜いた約25名を集めて開催する予定です。
※ YAMAHA TECHNICAL ACADEMY(ヤマハテクニカルアカデミー)について
サービスマン育成システム「YTA」(ヤマハテクニカルアカデミー)は、育成したサービスマンを主体に、お客様が世界の何処のディーラーでも、均質でクオリティの高いサービスを受けられる体制を整備するものです。具体的には、世界共通の教育資料、カリキュラム、資格、認定制度などを整備し、これを基準に、高い技術水準のサービスを提供するグローバルな“YAMAHAスタンダード”を確立することを目的としています。
サービスマンの育成は、1)各国主要代理店主体による教育拠点網の構築、2)各教育拠点のサービス・インストラクターをヤマハ本社が育成、3)各国インストラクターが近隣国の教育拠点でインストラクター教育を受け、自国ディーラーへ教育、4)メカニックコンテスト世界大会の開催(地域別または世界大会)、これら4種の活動が中心となっています。
また、「YTA」(ヤマハテクニカルアカデミー)を核としたこのサービスマン育成システムは、2003年現在、全世界を6地域に分け、ヤマハモーターUSA、ヤマハモーターヨーロッパNV、の2教育拠点を中心に、世界13ヵ所の教育拠点を軸としたグローバル網を確立しています。なお、これら6地域13拠点の内訳は、1)アジア地域(ヤマハモーター台湾、YMKI、T.T.C.China、YMI)、2)欧州(ヤマハモーターヨーロッパNV、MBK、YMES)、3)中南米(YMDB、INCOLMOTOS)、4)北米(YMUS、YMMEX)、5)大洋州(YMA)、6)日本(ヤマハ発動機販売株式会社)となります。
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