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コスト・環境・高機能を両立できるアルミ技術 「ヤマハCFアルミダイキャスト技術」の採用を拡大 スポーツモデルとして2機種目の採用

2003年08月21日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、昨年9月に発表した欧州向けスーパースポーツモデル『YZF-R6』への採用に続き、本年12月の発売となり、6年ぶりのモデルチェンジとなる欧州向けオールラウンダーでベストセラーモデルの『FZ6-S"Fazer"』 『FZ6-N"FZ6"』に、『CFアルミダイキャスト技術』を採用します。この技術は、当社がコスト・環境・高機能を両立できるアルミ技術として独自に開発したものであり、また、昨年4月に発表した新中期経営計画『NEXT50』の経営課題のひとつである『成長戦略の推進』に繋がるコア技術の一つです。

 『CFアルミダイキャスト技術』は、昨年、欧州の主要モデルである『YZF-R6』のリアアームとリアフレームに採用しましたが、本年は、『FZ6-S"Fazer"』 『FZ6-N"FZ6"』のメインフレームに採用しました。これにより設計・デザインの自由度が増し、従来モデルの鉄パイプ製フレームと比較し大幅な部品点数の削減と約7kgの軽量化を実現できました。また軽量化や優れた剛性バランスにより、操作安定性と乗り心地の向上とともに、高いデザイン性による個性的な外観など、ヤマハ独自の魅力ある商品へのモデルチェンジが達成されました。

 今後もこの『CFアルミダイキャスト技術』の採用について、二輪車ではスポーツバイクのみならず、大型スクーターなどにも採用を拡大し、更に船外機などの幅広い分野の製品に、順次採用していきます。また、本技術は生産技術の移転が容易なダイキャスト生産の為、今後、当社の海外拠点での採用を順次拡大し、魅力ある製品づくりとコスト低減の両立を海外工場でも展開してまいります。

 なお、今後とも当社は、リサイクル性が高く環境負荷の少ないアルミ材を活用したアルミ環境技術の開発をコア技術と位置付け、車体やシリンダーに続く、次世代モノづくりに貢献できる新技術の開発を推進します。
また、開発・製造・調達が一体となったシステムサプライヤー(SyS)体制により、品質向上、開発リードタイムの短縮、コスト30%削減を目指したモノづくり改革を実施してまいります。


2004年欧州向けモデル ヤマハスポーツFZ6-S"Fazer"

 

CFアルミダイキャスト技術を採用したメインフレーム


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