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二輪車業界初、ホイール用鉛製バランサーを全廃

2003年07月23日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、「2010年環境アクションプラン」の活動計画において、二輪車に使用されている環境負荷物質の削減に取り組んでおりますが、その一貫として、二輪車ホイール用の鉛製バランサーを2003年10月までに全廃する運びとなりました。二輪車メーカーが鉛製バランサーを全廃するのは、業界として初めてとなります。

 現在、二輪車における鉛使用量は、ガイドラインの範囲内である1台あたり最大80グラムであり、ホイールバランサーやハンダ、快削鋼などに使用されています。そのうち、ホイールバランサーでの使用量は約20グラムと全体の25%を占めており、この使用量を削減することが、大きな課題となっていました。

 そこで当社は、1998年よりホイールに使われている鉛バランサーを環境負荷の少ない材料に代える事に取り組み、2000年9月に二輪業界では初めて、鉛の代替材料(鉄や錫)による部品を開発し、順次採用機種を拡大してきました。なお、2003年10月までに全廃が完了することにより、当初予定していた2005年の完了を2年ほど前倒しで達成することになります。




 
 

キャストホイールへの組み付け例

 

【旧】鉛バランサー

 

【新】鉄バランサー

 
 
 
 

スポークホイールへの組付け例

 

【旧】鉛バランサー

 

【新】錫バランサー


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