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株式交換によるヤマハマリン株式会社、株式会社サンワードの完全子会社化について

2003年05月07発表

 このたび、ヤマハ発動機株式会社(以下「ヤマハ発動機」)、ヤマハマリン株式会社(以下「ヤマハマリン」)及び株式会社サンワード(以下「サンワード」)は、平成15年5月7日開催の各々の取締役会において、ヤマハ発動機が商法上の株式交換の方法を通じて、ヤマハマリン及びサンワードを完全子会社とすることを決議し、株式交換契約書を締結いたしましたので、お知らせいたします。



1.完全子会社化の趣旨
 ヤマハ発動機は、昨年4月、新中期経営計画「NEXT50」を策定し、さらなる企業価値の最大化につながる成長性の確保と収益体質の強化に向けて、グループ連結経営体制への移行を推進するとともに、個々の事業の自立と環境変化へのスピード対応をはかってまいりました。今般、この新たなグループ戦略のもと、ヤマハマリン及びサンワードを、簡易株式交換(商法第358条第1項)により完全子会社とすることといたしました。特にヤマハマリンにつきましては、マリンエンジン部門を本年1月より社内カンパニーとしましたが、その中核をなす製造・開発子会社であり、より一層の市場競争力の強化と商品開発力の向上に向け体制が整うこととなります。

2.株式交換の条件等
(1)日程の概要

平成15年 5 月 7 日

株式交換契約書 承認取締役会

 

平成15年 5 月 7 日

株式交換契約書 締結

 

平成15年 6 月10日

株式交換契約書承認株主総会(サンワード)

 

平成15年 6 月24日

株式交換契約書承認株主総会(ヤマハマリン)

 

平成15年 7 月31日

株券提出期日(ヤマハマリン、サンワード) 

 

平成15年 8 月 1 日

株式交換の日

 

*商法第358条(簡易株式交換)の規定により、ヤマハ発動機においては、株主総会における承認決議は予定しておりません。


(2)株式交換比率
 ヤマハ発動機とヤマハマリンおよびサンワードは、公認会計士内山昌美氏に依頼し、その算定結果を参考として当事会社間において株式交換比率を下記の通り合意いたしました。なお、下記の株式交換比率は当事会社の資産状態、経営状態に重大な変更が生じたときは当事会社間で協議のうえ変更することがあります。

会 社 名

ヤマハ発動機

ヤマハマリン

サンワード

株式交換比率

44


(注)

1.

公認会計士内山昌美氏は、ヤマハ発動機は市場平均株価法、ヤマハマリンは類似業種比準法、サンワードについては類似業種比準法に純資産価額法を加味して算定しました。

 

2.

ヤマハ発動機が所有するヤマハマリン、サンワードの株式についてはヤマハ発動機株式の割当を行いません。

 

3.

株式交換により交付する株式77,506株につきましては、新株の発行に代えて保有する自己株式を割り当てます。


(3)株式交換交付金
 株式交換交付金の支払いは行いません。

3.株式交換当事会社の概要

商  号

ヤマハ発動機株式会社

ヤマハマリン株式会社

株式会社サンワード

事業内容

二輪車、バギー車、ボート、
漁船、船外機、発電機、ゴル
フカー、自動車用エンジン、
ロボット等の製造・販売

船外機、ウォータービー
クルエンジン・小型船舶
用ディーゼルエンジン、
その他部品の製造・開発・
購買

スノーボード等の輸入、
消耗材料、工具、設備補
修機器等の輸出、工場合
理化治具の販売

設立年月日

昭和30年7月1日

昭和35年2月22日

昭和52年12月23日

本店所在地

静岡県磐田市新貝2500

静岡県浜松市新橋町
1400

静岡県浜名郡新居町新居
3078

代表者

取締役社長 長谷川至

取締役社長 佐藤晋彌

取締役社長 中村勝信

資本金

23,251百万円

664百万円

33百万円

発行済株式数

231,157,773株

288,965株

66,000株

株主資本

144,244百万円

13,619百万円

231百万円

総資産

430,480百万円

46,256百万円

493百万円

決算期

3月31日

3月31日

3月31日

従業員数

8,168名

1,345名

19名

主要取引先

ヤマハモーターUSA
ヤマハモーターヨーロッパ
ヤマハ発動機販売(株)

ヤマハ発動機

ヤマハ発動機

大株主及び
持株比率

ヤマハ(株)

27.9%

トヨタ自動車(株) 

5.4%

みずほ信託退職給付

 

信託みずほ銀行口

 

再信託受託者資産

 

管理サービス信託

4.7%

日本マスタートラスト信託

 

銀行(株)(信託口)

4.6%

日本トラスティ・サービス信託

 

銀行(株)(信託口)

4.6%

(株)静岡銀行

2.5%

ヤマハ発動機

99.4%

ヤマハ発動機

97.5%

主要取引銀行

(株)みずほコーポレート銀行
(株)三井住友銀行
(株)静岡銀行
(株)東京三菱銀行

(株)みずほコーポレート銀行
(株)静岡銀行

(株)みずほコーポレート銀行
(株)静岡銀行


4.最近3年間の業績

(単位:百万円)

 

ヤマハ発動機

ヤマハマリン

サンワード

決算期

平成13年
3月期

平成14年
3月期

平成15年
3月期

平成13年
3月期

平成14年
3月期

平成15年
3月期

平成13年
3月期

平成14年
3月期

平成15年
3月期

売上高

590,290

557,726

607,909

86,313

87,611

102,681

1,883

1,980

2,046

営業利益

5,792

12,390

24,494

767

405

3,214

75

56

51

経常利益

11,394

15,046

24,618

919

643

3,304

74

53

51

当期純利益

4,346

5,128

8,020

611

429

2,017

114

30

31

1株当たり当期
純利益(円)

18.81

22.20

34.33

2,115.96

1,484.67

6,981.33

1753.31

458.46

484.75

1株当たり年間
配当金(円)

8

8

10

100

100

100

50

50

50

1株当たり株主
資本(円)

586.22

594.08

624.36

39,026.45

40,237.76

47,132.33

2663.94

3072.40

3507.15

(注)平成15年3月期の1株当たり年間配当金は予定数値です。

5.株式交換後の状況
(1)商号、事業内容、本店所在地、代表者、資本金
  「3.株式交換当事会社の概要」に記載の内容から変更はありません。
(2)ヤマハ発動機の連結業績に与える影響について
ヤマハマリン、サンワードは、ヤマハ発動機の連結子会社であるため、株式交換に伴う完全子会社化による連結業績への影響は軽微であると考えています。

以 上


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