ヤマハ発動機株式会社の国内販売子会社であるヤマハ発動機販売株式会社では、2003年4月1日、中大型プレジャーボート(約7m以上)の新艇販売に加え、輸入艇や中古艇の販売とサービス機能を一元化した新会社を設立します。
この新会社は、ヤマハ発動機販売の子会社で輸入艇・中古艇の販売を行っている株式会社ワイズマリン(本社:大阪府吹田市代表:片岡猛)と中大型プレジャーボートの新艇小売販売およびサービス業務を行っているヤマハ発動機販売の機能の一部を一体化するものです。
新会社の名称は、「ヤマハボーティングシステム株式会社」(略称YBS)で、ワイズマリンを存続会社とし、その資本金を継承します。出資比率はヤマハ発動機が43.9%、ヤマハ発動機販売が56.1%です。
なお、初年度の従業員は31名、本社機能は横浜に置き、営業拠点は横浜および大阪の2ヶ所となります。また新会社の取扱商品は、ヤマハの中大型艇及びハトラス、バイキング、カーバーなどの輸入艇や中古艇であり、その事業規模は、サービス事業を加え、初年度(2003年度)で売上高36億円を目指します。
YBSは、東京・大阪エリア全体のマリン需要活性化を主目的とし、ヤマハ発動機販売の持つ中大型艇販売やサービスのノウハウと、ワイズマリンの持つ輸入艇・中古艇のノウハウを一体化することで、お客様の幅広いニーズに迅速にお答えし、より質の高いサービスを提供します。
また、中大型ボートの販売・サービスは小型ボートと比較し、より専門的な知識や幅広い情報を必要とすることから、中大型ボートなどの販売・サービスに特化した体制を構築し、より多くのヤマハファン(生涯顧客化)の獲得を目指すものです。
現在、マリンレジャー市場は長引く不況の影響を受け、需要の減少が続いていますが、当社では新会社設立といったハード面の強化と併せて、「マリンライフアドバイザー」による情報受発信の強化やボート内外装のカスタマイズシステムの導入など、多様化するニーズにきめ細かく応える仕組みづくりなどのソフト面の強化も積極的に取り組み、市場の活性化を目指します。
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