ヤマハ発動機株式会社では、ボートの内装・外装の選択肢を拡大し、オーナーの希望に合わせて独自の艇に仕上げることのできる「カスタマイズ・システム」を2月より大型艇中心に導入しました。
今回の第42回東京国際ボートショー(2月8日~11日 東京ビッグサイト)のヤマハブースにこのシステムを導入したニューモデル、ヤマハ「CR-33」を展示します。
お客様のニーズに合わせたカスタマイズ化は、自動車や二輪車の世界ではすでに幅広く行われていますが、比較的生産規模の小さなプロダクションボートの世界では、コスト面などの理由からこれまで実現することが困難でした。
ヤマハでは新しい設計手法の開発や製造工程の効率化などにより課題を克服し、オーナーの嗜好、ライフスタイルに合わせたプロダクションボートのカスタマイズ化を可能にしました。
カスタマイズは船体のカラーリングなどのエクステリア、インテリア、キャビン内レイアウトのそれぞれの領域で、用意されている数種類の選択肢から選び、組み合わせていきます。
たとえば「CR-33」を例にとると、エクステリアでは標準カラーの「ホワイト」に加え「ダークブルー」「ダークグリーン」「ダークレッド」の計4色より艇体カラーリングを選択します。インテリアでは使用ウッドや数種類のシート素材の選択が可能。また、キャビン内レイアウトではベースレイアウトに加え、キャビン内運転席(ロアーステーション)やソファの追加、さらにはオーダーメード家具およびホームシアターなどの設置も可能。これにより、約270通りの組み合わせの中から好みの一隻を仕上げることができます。
オーナーの多様なニーズにきめ細かく応えるこの「カスタマイズ・システム」は、今後、中・小型モデルへも拡大する予定です。
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船体カラー、キャビンのレイアウト、木部・フロアー・ファブリックの選択結果をコンピューター画面上で確認できる |
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