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世界最小サイズと低価格を実現。超精密組立に最適なスカラロボット ヤマハTiny(タイニー)スカラロボット「YK120X/YK150X」 新発売

2002年9月19日発表


 ヤマハ発動機株式会社の社内カンパニーである「IMカンパニー」(所在地:静岡県浜松市、プレジデント:戸上常司)では、手のひらサイズ(ロボット取付部の占有面積)のコンパクトなヤマハTinyスカラロボット「YK120X/YK150X」を開発し、2002年10月15日より発売します。

 「ヤマハTinyスカラロボット」は高機能、低価格の実現に加え、徹底したコンパクト設計により、今までにない超精密組立を可能にした水平多関節型ロボットです。組立部品の小型化や製造設備の省スペース化など、多様化するユーザーニーズに対応するとともに、今後のロボット市場を拡大する商品として開発しました。

ヤマハTinyスカラロボット「YK150X」


<名称> ヤマハTinyスカラロボット「YK120X/YK150X」
<発売予定日> 2002年10月15日
<初年度販売計画> YK120X/YK150X 合計600台





≪ 市場背景 ≫

 ヤマハTinyスカラロボットシリーズは、スカラロボットの新たな分野に向けて、高精度・小型化をコンセプトに開発されました。
 近年、ディスクトップファクトリーなど省スペースの生産工場が何かと話題になり、電気・電子部品の製造工程を中心に、製造設備の小型化が加速的に進んでいます。
 また、製品の小型化に伴い、組み付け精度も数μ(ミクロン)を要求するユーザーが増えてきています。
今回発売するヤマハTinyスカラロボットは、4軸制御のスカラロボットで、高精度でありながら手のひらサイズ(ロボット取付部の占有面積)の超小型化を実現し、従来機では困難であった超精密組立を可能にしました。
実用スカラロボットとしては世界最小サイズで、電気・電子の分野のみならず、今後は医療分野での採用も期待される商品です。

≪ 製品の特徴 ≫

(1)世界最小
アーム長は120mm(YK120X)。徹底したコンパクト設計がなされ、超精密組立を可能にしました。また、設置面積(ロボット取付部の占有面積)も99mm×35mmと省スペース化をはかり、システム設計の自由度を大きく向上させています。

(2)高精度
XY軸の繰り返し位置決め精度:±0.005mmを達成。当社従来モデルの2倍の高精度を確保し、超小型・超高精度なアプリケーションを可能にしました。

(3)使いやすさ
完全原点復帰レス機能を標準装備することで原点復帰動作が全く不要となり、作業開始時のタイムロスを無くしました。また、電気配線6本、エアチューブ(φ3)×2本のユーザー配線を本体に標準装備。コンパクトなレイアウトの配管・配線を可能にしてします。

(4)高速性
XY軸合成最高速度は2.1m/s(YK150X)の高性能を確保しました。

(5)コストパフォーマンスの追求
設計の見直しにより、高速・超高精度モデルでありながら、従来製品と比較して20%以上の部品点数を削減。大幅なコストダウンを実現しました。

≪ 主な用途 ≫

電気・電子分野などの精密組立が要求される生産設備において、組立・搬送・移載に使用します。また、新たな市場として医療分野への展開も計画しています。

≪ 基本仕様 ≫

機種 YK120X YK150X
軸仕様 X軸 アーム長 69.5mm 99.5mm
回転範囲 ±113°
Y軸 アーム長 50.5mm
回転範囲 ±139°
Z軸 ストローク 30mm
R軸 回転範囲 ±180°
モーター X軸 15W
Y軸 13W
Z軸 13W
R軸 13W
最高速 X、Y軸合成 1.8m/s 2.1m/s
Z軸 0.7m/s
R軸 1700°/s
繰返し位置決め精度※1 X、Y軸 ±0.005mm
Z軸 ±0.01mm
R軸 ±0.006°
最大可搬質量 0.5kg
標準サイクルタイム※2 0.42s 0.45s
R軸許容慣性モーメント※3 0.02kgcms2
ユーザー配線 6本
ユーザー配管 φ3×2本
動作リミット設定 1.ソフトリミット
2.メカリミット(XYZ軸)
ロボットケーブル 3.5m、オプション:5m、10m
コントローラ、電源容量 RCX40-T、2500VA
本体質量 3.0kg 3.1kg
※1:周囲温度一定時の値です(XY軸)。
※2:垂直移動25mm、水平移動100mm往復時の値です。
※3:加速度係数の設定に制限があります。

●スカラロボット(水平多関節ロボット)とは・・・
SCARAとは、Selective Compliance Assembly Robot Armの略で、水平方向(XY方向)だけにコンプライアンスを持ち、上下方向(Z方向)は剛性が高いという特徴を持つ、主に組み付け作業の自動化を目的に作られたロボットです。現在は、その群を抜くスピード性能から、搬送(ピック&プレイス)作業にも有効なロボットとして、様々な生産現場で使用されています。動作領域から、直交座標ロボットと比較検討されますが、スピードを求められる作業には、スカラロボットが適しています。また、設置スペースが小さいので、装置設計の自由度が広がり、万一その装置を使用しなくなった場合でも、他の装置にロボットを乗せ替えて使用しやすいというメリットがあります。

<価格> YK120X/YK150X 880,000円
※上記金額には、専用コントローラ「RCX40-T」とロボットケーブルが含まれます。
※消費税は含まれません。

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