ヤマハ発動機(株)は、来る9月18日から5日間にわたり、ドイツで開催される『インターモト ミュンヘン 2002』(第3回国際オートバイ・スクーター専門見本市)において、2003年欧州向けモデル、ヤマハスポーツ「FJR1300」及びABS標準装着のバリエーションモデル「FJR1300A」を発表展示します。
本モデルは2000年のインターモトでデビューした現行FJR1300の2年ぶりのマイナーチェンジとなります。現行モデルの特徴を引き継ぎつつ、新たに1)前輪ブレーキディスク径アップ(298mm→320mm)及びABS標準装備モデルの設定、2)盗難抑止機構(イモビライザー)装着、3)シールド形状変更(40mmアップ)によるプロテクション効果向上及びシールド固定部品塗装化、4)インパネ左側への1リットル容量小物入れ追加、5)ホワイトレンズ採用ビルトインフラッシャー装着、などによりフラッグシップツアラーとしての熟成を図りました。また、カラーリング設定も一新しハイクォリティを表現しました。
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2003年欧州向けモデル ヤマハスポーツ「FJR1300A」 |
<名称> |
ヤマハスポーツ「FJR1300」「FJR1300A」 |
<発売日> |
2002年12月(欧州各販売会社により異なります) |
<販売計画> |
8,000台(シリーズ合計EU圏内、2003年・年間) |
≪ モデルの概要 ≫
2000年9月のインターモトでデビュー、同年暮から欧州に導入のFJR1300は、《タンデムで10日間3,000kmレベル》という欧州縦断ツーリングを快適に楽しめる高次元な走行性が顧客から支持を得て、ビッグツアラーの新しい基準を築きました。今回のマイナーチェンジでは、各装備充実を図りフラッグシップツアラーとしての熟成を図りました。
搭載するエンジンは、メッキシリンダー採用、2軸バランサー内蔵の4ストロークDOHC4気筒4バルブ1298cm3で、三元触媒及びフュエルインジェクション・小型エアインダクションなどの相乗効果でEU-2適合のクリーン性能を達成しつつ、優れたレスポンスを引き出しています。 フレームにはアルミ鋳造で軽量高剛性化を果たしたダイヤモンドフレームを採用し、大型ビッグツアラーとしては最軽量レベルとなるボディを実現。その他、リモコン式アジャスタブルサスペンション、シャフトドライブ、電動式アジャスタブルスクリーン、25リットル大容量燃料タンク、大型リフレクター採用2灯式ヘッドライト、前後分割シート、などロングツーリングを快適に楽しめる装備を備えています。
2003年モデル ヤマハ『FJR1300』 『FJR1300A』仕様諸元 |
(ドイツ仕様、[ ]内は「FJR1300A」) |
全長×全幅×全高 シート高 軸間距離 乾燥重量 原動機種類 気筒数配列 総排気量 内径×行程 圧縮比 最高出力 最大トルク 始動方式 燃料タンク容量 燃料供給 タイヤサイズ (前/後) |
2,195mm×760mm×1,435mm 805mm 1,515mm 244kg [251kg] 水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ 並列4気筒 1,298cm3 79.0×66.2mm 10.8:1 105.5kW(143.5HP)@8,000rpm 134.4Nm(13.7kgf・m)@7,000rpm セル式 25L 電子制御フュエルインジェクション 120/70ZR-17/180/55ZR-17 |
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