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優れた静粛性と長時間の連続運転を実現した、クラス最軽量の携帯インバーター発電機 ヤマハ『EF900iS』新発売

2002年8月21日発表


 ヤマハ発動機(株)は、レジャーから業務ユースまで幅広く対応する1kVAの携帯インバーター発電機『EF900iS』を、2002年9月1日より新発売します。

 『EF900iS』は、小型発電機市場で求められる「静粛性」「軽量・コンパクト性」「連続運転能力」というニーズに対応した新製品。レジャーユースを意識した丸みを帯びたデザインをはじめ、コンピューター内蔵製品の電源としても安心して使用できる良質な電気の供給、扱いやすいコントロールパネル、環境にやさしい設計などが主な特徴です。


ヤマハ 携帯インバーター発電機『EF900iS』
ヤマハ 携帯インバーター発電機『EF900iS』


<名称> ヤマハ携帯インバーター発電機 「EF900iS」
<発売日> 2002年9月1日
<販売計画> 3,000台(年間/国内)




■市場動向と商品の狙い

 世界の携帯用発電機市場の中で、1kVAクラスの小型発電機は約35%を占め、米国や欧州、そして日本を中心に、家庭、工場、工事現場、商店、アウトドアレジャーなどさまざまなシーンで使用されています。

 このカテゴリーにおける市場ニーズは、特に「静粛性」「軽量・コンパクト性」「連続運転能力」についての性能向上を求める声が強く、『EF900iS』の企画・開発にあたっては、それらすべてにおいてクラストップレベルの性能を実現する"次世代携帯用小型発電機"を目標としました。また、近年はマイコン制御の工具や電化製品の普及により、「良質な電気(波形歪み率の少ない電気)の供給」についても市場ニーズが急激に高まっています。『EF900iS』では、インバーター方式を採用することにより、パルス幅の変調を制御しています。



■『EF900iS』の主な特徴

1) クラス最軽量の本体12.7kg
 新設計小型4ストローク・OHV・シングルカム・50ccエンジン、小型軽量インバーターユニット、重量あたりの発電量に優れる小型多極マグネトウ発電体に加え、樹脂製カバー類を採用することで、クラス最軽量の本体12.7kgを達成しました。

2) 47dBAのサイレント設計 ※エコON(1/4負荷時)
 負荷に応じて必要最低限のエンジン回転数を設定するエコノミーコントロールをはじめ、エコノミーコントロール設定時の低回転化に対応する二重巻線方式、小型軽量の新設計マフラー、吸音材の最適配置、樹脂製冷却ファンの採用などにより、群を抜く静粛性を実現しています。

3) 連続運転時間12.0時間(1/4負荷時)のロングラン設計
 大容量タンクや低燃費エンジンに加え、エコON時の低回転化を可能とする二重巻線方式の採用により、連続運転時間12.0時間(1/4負荷時)を実現しました。

4) 良質な電気の供給
 電気の生成にはインバーター方式を採用しました。PWM(パルス幅変調)制御により、良質な電気の供給を実現します。

5) 少ないオイル消費量
 新設計エンジンには、リングまわりの最適化など徹底した省エネ対策を施し、オイル消費量の低減を実現しました。

6) 片面集中コントロールパネル
 ACコンセントやDCコンセント、出力表示/出力異常表示ランプ、ストップスイッチ、燃料コック、リコイルスターターなど、すべての操作を片側のパネルに集約した親切設計です。

7) 洗練されたニューデザイン
 やわらかなラインが特徴の洗練されたニューデザインを採用しました。

8) 新設計エンジン
 新設計小型4ストローク・OHV・シングルカム・50ccエンジンを搭載。41mm×38.6mmのショートストローク設計やヘッド一体型シリンダーブロックにより、軽量コンパクト化を実現しました。

9) 環境にやさしい設計
 世界で最も厳しい米国の排出ガス規格、EPA PhaseII及び、CARB TierIIの規格をクリアしています。




『EF900iS』仕様諸元
使用エンジン MZ50
型式 7VV1 (OL7X)
定格周波数(Hz) 50/60
交流出力 定格出力(kVA) 0.9
最大出力(kVA) 1.0
定格電圧(V) 100
定格電流(A) 9
直流出力 定格出力(W) 96
定格電圧(V) 12
定格電流(A) 8
使用燃料 無鉛ガソリン
燃料タンク容量(リットル) 2.5
連続運転可能時間 定格負荷 4.3*
1/4負荷 12.0*
無負荷 14.5*
全長×全幅×全高(mm) 450×240×380
容積(リットル) 41.0
乾燥重量(kg) 12.7
騒音レベル dB(A)/ 7m 47*~57*
*印はエコON時


 ご参考 

二重巻線式ステーターコイル

 「二重巻線式ステーターコイル」とは、メインコイルに加えて低回転域に対応するロースピードコイルを設けた、デュアル・ステージ方式とも呼べるヤマハ独創の技術です。
 コイルの巻き数を多めに設定したロースピードコイルは、低回転域で最適な発電を可能とする特性がある一方で、エンジン回転数が上がった際、逆に巻き数の多いコイルが抵抗となり発電効率が低下してしまうため、低回転域ではロースピードコイル主体で発電を行ない、中~高回転域ではメインコイル主体の発電へと自動的に振り分ける方式を採用しています。その結果、低~高回転の全域において最適な発電を確保でき、電気の安定供給、低騒音、低燃費などが可能となります。



<メーカー希望小売価格> 128,000円(消費税を除く)


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