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扱いやすさに優れた高品質小馬力4ストローク船外機 「F2.5A」を新開発

2002年2月8日発表


 ヤマハ発動機株式会社では、このほどクラストップのスピード性能を持ち、機能性、扱いやすさに優れた2.5馬力の4ストローク船外機「F2.5A」を開発しました。2002年6月1日より新発売します。
 「F2.5A」はヤマハ4ストローク船外機のラインナップ中、最小馬力のモデルとなります。ヤマハ船外機の特長である優れた防錆、防食、耐久性を持ち、動力性能をはじめとする船外機としての基本性能はもとより、軽量・コンパクトで、誰にでも手軽に扱える製品となっています。また、クラストップの低燃費を誇り、クリーンな排ガスは米国EPA(環境保護庁)が定めた2006年排ガス規制値をクリアしています。
 「F2.5A」の発売によりヤマハ4ストローク船外機のラインナップは2.5馬力から225馬力まで、16機種と一層充実し、ユーザーの選択肢を広げました。
 なお、「F2.5A」は2月8日から11日まで開催される東京国際ボートショー、ならびに3月1日より3日まで開催される大阪国際ボートショーに参考出品として展示します。

4ストローク船外機「F2.5A」
4ストローク船外機「F2.5A」

※販売計画  10,000台/年(うち国内100台/年)


<市場背景>
 現在、小馬力船外機の主要な需要地域はヨーロッパで、特に小馬力で環境性の高い機種が求められています。また、国内需要は湖沼での釣りを中心としたレジャー需要が中心で、量販店でのインフレータブルボート(ゴムボート)や小型アルミボートなどとのセット販売が主流となっています。
 現状では小馬力船外機は2ストロークが需要の中心となっていますが、今後経済性や環境対応の面から、このクラスにおいても4ストローク船外機の需要の伸長が見込まれています。
 「F2.5A」はヤマハの4ストローク船外機ラインナップ中、最小馬力のモデルとして発売するもので、当社の4ストローク船外機のラインナップを一層充実させました。
 なお、生産は主な需要地であるヨーロッパ(MBKインダストリー社/仏)でおこないます。

<F2.5Aの主な特長>

コンパクトサイズで持ち運びやすく、エンジン始動や走行時の操作も非常に容易。
使いやすい大型のスロットルグリップ、運搬に便利な大型キャリングハンドル、ランヤード(コイル状の索)付きのエンジンストップスイッチなど、機能性を充実させました。
クラストップのスピード性能を誇り、水流れに屈しない粘り強さを実現しました。
2ステップ・ブローバイガスリバーニング(ブローバイガスからオイルを2段階で分離し、再燃焼させるシステム)を採用し、クリーンな排気を実現(EPA2006年規制値クリア)。また、クラストップの燃料経済性を実現しました。
*ブローバイガス:ピストンとシリンダーの間からもれる未燃焼ガス
ヤマハ独自の塗装やアノードなどの防食システムにより、腐食や紫外線から船外機を守り、優れた耐久性を発揮します。


<F2.5Aの主要諸元>

最大出力 1.8kW(2.5ps)/5,500rpm
エンジン形式 4ストローク/単気筒
排気量 72cm3
始動方式 マニュアルスタータ
トランサム高さ S:432mm、L:559mm
乾燥重量 S:17.0kg、L:17.5kg
全長×全幅×全高 408×345×1,148mm(Lトランサム)


※価格未定


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