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レーシングテクノロジーの結晶、さらにポテンシャルUP ヤマハレーシングカート 『Super Winforce A』2002年モデル新発売

2002年01月23日発表

 ヤマハ発動機(株)は、中・上級者向けレーシングカート「Super Winforce A」シリーズ『WF100SD-A』『WF100SP-A』の完成車キット’02モデルを2002年2月20日より発売します。
 Super Winforceは、’99年度および ’00年度の全日本カート選手権シリーズの最高峰FSAクラスで2年連続チャンピオンを獲得しました。この度発売となった2002年モデルは、この全日本選手権で培った技術を市販車にフィードバックしたモデルとなっています。
 また当社では、Super Winforceモデルの購入者を対象に、夢を求めて上級カテゴリーおよび四輪へステップアップしようとするドライバーを応援する「TOYOTA/YAMAHAスカラシップ」制度を実施しています。


『WF100SD-A』

『WF100SD-A』


名称・発売日

ヤマハレーシングカート
『WF100SD-A』
『WF100SP-A』

2002年2月20日

カラーリング

Super Winforce Aシリーズ2モデルともフレーム色はブルーメタリック。
※外装パーツは、6色(ブルー、レッド、ブラック、イエロー、シルバー、ホワイト)より選択可。

年間販売目標

500台(Super Winforceシリーズ合計)



モデルの概要

Super Winforce Aシリーズ
 各地で開催されているヤマハSLカートレースから、地方選手権、全日本選手権までそのハイポテンシャルを実証している「Super Winforceシリーズ」。2002年モデルのフレームは、従来モデルをさらに熟成し、主に操縦安定性を向上させたモデルです。
 このニューフレームに、定番のヤマハエンジン「KT100SD」、「KT100SP」を組み合わせたコンプリート2タイプをラインナップしました。
 「Super Winforce Aシリーズ」は、ヤマハSLカートレースを始め、さらに上級クラスの地方選手権(FP2・FP3クラス)にまで出場が可能です。また、高性能フレームを採用しているため、エンジン、タイヤを変更するだけで、さらに全日本選手権まで、出場が可能となっています。



主な特徴

Super Winforce Aシリーズ

 

■車体関係
 『Super Winforce A』フレームは、従来モデルをさらに熟成させることにより、コーナリング中の横方向のグリップ力を高めると同時に、トラクション性能も向上し、コーナー立ち上がりに向けてさらにスムーズな加速が可能となっています。
 ’01年型モデルをベースとし、’02モデルでは新たにサイドメンバー付近からフロント部に至るまでの車高を変更しました。従来モデルの優れた特徴をそのままに、フロント廻りの操縦安定性、コーナリング時のクリッピングポイントへの進入から、コーナー立ち上がりまでの一連の流れでのステアリングレスポンスをさらに進化させました。また、基本骨格となるフレームについては材質を変更し、レース活動よりフィードバックしたデータを基に最適な材質を選択しています。
 ブレーキについても、抜群の安定性を誇る大型のキャリパーとディスクの継続採用により、扱い易い特性とし、制動初期から実際に効き始めるまで、高いコントロール性能が維持できます。
 中空鋼管リアアクスルシャフトは、オーダー時にφ40mmとφ50mmのどちらかに選択できます。
 装備類では、(1)軽量・高剛性のマグネシウムホイールを標準装備 (2)ベアリングホルダー、ホイールハブ、スプロケットハブ、タイロッドにハイクォリティパーツを採用  (3)ステアリングは青/黒の車名刺繍入りDタイプとなり高級感を演出 (4)シャシーのカラーは、メタリックライトブルーを採用し、高級感あふれるゴールドアルマイト仕様フロアパネルを標準装備しています。

■外装パーツ
 サイドボックス、フロントカウル、フロントパネルなどの外装パーツは、ブルー・レッド・ブラック・ホワイト・イエロー・シルバーの6色から好みに応じて選択可能とし、オリジナル指向性を持たせました。

■フレーム単体
 レーシングカートは、エンジン、フレーム、タイヤなど各コンポーネントの組み合わせで構成されています。ステップアップや交換用としてリプレイス用フレームキットも単体販売しています。
 完成車キット『WF100SD-A』『WF100SP-A』のリプレイスフレーム用『WF-A』。シート、ステアリング、ホイール、サイドボックス、フロントパネル、フロントカウルなどの外装パーツをセットしています。(コンプリートキット同様、外装については、6色から選択可能)
●メーカー希望小売価格 360,000円(消費税を含まず)


■エンジン関係
1. KT100SD
 完成車キット『WF100SD-A』に搭載されているエンジン「KT100SD」は、空冷2サイクル単気筒ピストンバルブ(排気量97.6cc)で扱い易さと耐久性に優れており、日本のヤマハSLカートレースの主力エンジンとしてだけでなく、レーシングカートの本場ヨーロッパでも高い評価と人気を得ています。

2. KT100SP
 完成車キット『WF100SP-A』に搭載されているエンジン「KT100SP」は、上級者向けとして位置づけられKT100SDをベースとするハイパワーエンジンです。地方選手権シリーズの「FP2クラス」に適用し、また、ヤマハSLカートレースの最高峰カテゴリー「SPストッククラス」も設定されています。



『Winforce WF-A』仕様諸元

全長/軸間距離 1,755/1,040mm
乾燥重量(KT100SD搭載時) 63kg(含むエンジン)
メインパイプ径/リアシャフト径 32φ/40φ中空(50φ中空)
トレッド F/R(標準)
1,015/1,350mm
フレーム材質
クロームモリブデン鋼管
フロントホイール 5インチ・130mm
リアホイール 5インチ・210mm
制動装置 リアのみ 油圧式ベンチレーテッドディスク
車高調整 フロント/可  リア/可
操行装置 直結シングルステム
燃料タンク容量 8L


『Winforce A』のヤマハSLカートレース対象クラス

クラス 特  徴 出場資格 対象車種
Jカデット 10~15歳までの小・中学生を対象としたクラス SLカデット/グレードB Winforce TIA・WT-1・TRY・
Jackrabbit・JR100J・RS-I・RS-II
ヤマハカップ レジャーでレースを楽しみたい人にピッタリのクラス SLグレードB Winforce TIA・WT-1・RC100SD/SC・
RS-I・RS-II・Jackrabbit
SストックC 初心者が参加しやすいクラッチ付車両によるクラス SLグレードB以上 Winforce TIA・WT-1・RC100SD/SC・
RS-II・JR-1・Jackrabbit
SストックD 最もポピュラーなスタンダードクラス SLグレードB以上 Winforce TIA・WT-1・RC100SD/SC・
RS-I・RS-II・Jackrabbit
SSストック 車体性能の高い中級者向けクラス SLグレードA以上 SuperWinforce + KT100SDCATALINA +
KT100SD
SPストック ハイパワーエンジンによる最上級クラス SLグレードA以上 SuperWinforce + KT100SPCATALINA +
KT100SP
YZストック80 6速ミッション付き80ccクラス SLグレードA以上 Winforce M80YZ(フレーム自由)
YZストック125 6速ミッション付き125ccクラス JAFライセンス Winforce M125YZ(フレーム自由)

<完成車キットメーカー希望小売価格> 『WF100SD-A』 450,000円
  『WF100SP-A』 475,000円
  完成車組み立て手数料・消費税を含みません。


≪ご参考≫
ステップアップドライバーを応援
『TOYOTA/YAMAHAステップアップシステム』

 当社は、夢を求めてステップアップしようとするドライバーを応援するために、『TOYOTA/YAMAHAステップアップシステム』を実施しています。対象者は、当社カートラインナップの「Super Winforce」を使用し、上級カテゴリーへステップアップを希望する優秀ドライバーです。
 当社が設定した初級~中・上級までの5つのステップの中から、該当するものを選び、それに応じたレース実績などを所定の書類に記入し提出するだけです。その後、審査により選出された方は、フレームや用品などのサポートが受けられ、最終的にはヤマハワークスドライバーとして契約できます。
 国内のカートレース界の中では、ヤマハワークスドライバーとして契約することがひとつの目標となっています。

 さらに昨年度からフォーミュラへのステップアップルートも設定。スカラシップ対象者の中から優秀なドライバーは、フォーミュラトヨタ・スクールオーディションへ特別招待参加。オーディションで選出された方は、翌シーズンの「フォーミュラトヨタ」シリーズ参戦が、さらにフォーミュラトヨタで優秀な成績を残された方は、「全日本F3選手権」への参戦機会が用意されています。
 昨シーズンは、第一期生として99~00年全日本カート選手権FSAクラスシリーズチャンピオンの片岡龍也選手が、フォーミュラトヨタシリーズに参戦、シリーズランキング2位を獲得して、2002シーズンの全日本F3選手権参戦が決定しました。



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