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軽量コンパクトで2ストロークを上回る動力性能 業界初の200馬力4ストローク船外機 「F200A」新発売

2001年09月20日発表

 ヤマハ発動機株式会社ではこのほど高馬力の4ストローク船外機「F200A」(200馬力)を開発し、10月1日より新発売します。
 「F200A」は今年4月に発売した「F225A」をベースに出力設定の変更を施したモデルで、「インバンク排気システム」をはじめとした当社独自の小型軽量化技術により、軽量・コンパクトな船外機となっています。また、2ストロークを上回る加速とスピード性能を発揮。さらにエレクトロニック・フューエル・インジェクションの採用により、4ストロークエンジンの利点である低燃費・排ガスのクリーンさ・静粛性を強化しています。
 「F200A」の発売は、世界的な4ストローク船外機マーケットの拡大によるニーズに応えるためで、このラインナップ強化により、当社4ストローク船外機は4馬力から225馬力まで、15機種となります。


ヤマハ「F200A」

ヤマハ「F200A」

名称

ヤマハ「F200A」

販売計画台数

6,000台/初年度 (国内・海外合計)



ヤマハ「F200A」の特徴

優れた走行性能

 24バルブDOHCエンジンに独自のヤマハ4ストローク・フューエル・インジェクション・システムを採用し燃焼効率を高め、ロングインテークシステム等の採用により中低速トルクを充実させ、同馬力の2ストローク船外機を上回る、クラストップの加速性とスピードを実現しました。加速減速時のレスポンスが非常に良好です。


卓越した静粛性

 「F200A」は全回転域でクラストップの卓越した静粛性を発揮します。迷路構造の排気システム(ラビリンス・エキゾースト・システム)の採用や、排気管の回りに水壁を設けた事により、4ストロークエンジン本来の静粛性をあらゆる回転域で高めています。


群を抜く経済性とクリーン度

 ヤマハ4ストローク・フューエル・インジェクション・システムを採用。マイコン(ECU=エンジンコントロールユニット)操作により最良の燃焼状態を保つように燃料噴射量や点火タイミングを精密にコントロールし、燃費を大幅に向上させています。排ガスに関しては、燃焼効率が良いことに加え、「ブローバイガス再燃焼方式」の採用により、EPA2006(米国環境保護庁による2006年の規制値)および日本舟艇工業会の排ガス自主規制値をクリアしています。
*ブローバイガス再燃焼方式:ピストンとシリンダーの間から未燃焼ガス(ブローバイガス)がもれる場合がありますが、そのガスを再度、完全燃焼させるシステムです。


高いメンテナンス性と信頼性

 ECUにパソコンを接続して、画面上で運転履歴を知ることのできる自己診断システム「ヤマハ・ダイアグノーシス・システム」を採用しています。また、船外機使用中に万一センサー等が故障した場合でも、エンジンに支障のない範囲で走行を可能とした「フェイルセーフ・システム」を採用するなど、信頼性にも優れています。



「F200A」主要諸元


エンジン形式

4ストローク60°V型6気筒

排気量

3,352cm3

プロペラ軸出力

147.1kW(200PS)@5,500rpm

バルブ機構

DOHC 4バルブ

全高

1,805mm(X)

全幅

634mm

全長

892mm

乾燥質量

269kg



メーカー希望小売価格

ヤマハ「F200A」

1,898,000円 *消費税別


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