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ニュージーランド現地販売会社の子会社化について

2001年03月28日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、ニュージーランドで当社製品の輸入販売を行っている「モラーヤマハ社」(Moller Yamaha Ltd./代表者:ラッセル モラー/所在地:オークランド市、設立:1975年)へのヤマハグループの出資比率を現在の10%から100%へ引き上げ、社名を「ヤマハモーターニュージーランド(略称YMNZ)」に改称することでモラーヤマハ社と合意し、2001年4月1日より子会社として新たにスタートすることになりました。

 ヤマハグループの出資形態は、モラー氏などが所有するモラーヤマハ社の株式を、当社の100%子会社「ヤマハモーターオーストラリア(略称YMA)」(Yamaha Motor Australia Pty. Ltd./代表者:足立雅人/所在地:オーストラリア・シドニー市)に譲渡する形で行われ、資本金は従来と同じ275万NZ$(ニュージーランド・ドル、約138百万円)、出資比率は当社10%、YMA90%となります。
 また、新社長にはYMAの足立社長が兼任し、市場でのヤマハブランドイメージ作りの強化、および、販売機種や市場構造で共通性の高いオーストラリア市場との連携を図り、YMAの経営資源、マーケティングノウハウの活用や在庫の共有化など、経営効率のアップによってニュージーランド市場での競争力の強化と販売、利益の向上に結びつけていきます。

 この新体制における販売計画は2000年度の35百万NZ$(17.5億円)から2003年度には55百万NZ$(27.5億円)を見込んでおり、特に主力のモーターサイクルとATV(四輪バギー車)においては、販売網の強化やユーザークレジットの導入により、それぞれシェアアップを計画しています。

 ニュージーランドは農畜産輸出の好調や低金利政策による消費拡大で、2000年度実質GDP成長率は3.5%と、前年度のマイナス成長から大幅な回復を見せており、当社の主力製品であるモーターサイクルやATV(四輪バギー車)も農業需要を中心に販売台数の増加が見込まれています。また、主力商品の一つである船外機もレジャー需要を中心に販売は堅調に推移しています。当社はこの度の出資比率引き上げと新体制の構築により、市場ニーズにより合致した効率のよい製品と販売・サービスを提供して参ります。



新体制の概要


社名

Yamaha Motor New Zealand Limited (英語 略称:YMNZ)
ヤマハモーターニュージーランド株式会社 (日本語)

所在地

ニュージーランド・オークランド市

設立年月

2001年 4月 1日
(モラーヤマハ株式会社の設立は1975年)

代表者名

足立 雅人(あだち まさと)
(ヤマハモーターオーストラリア社長・兼任)

資本金

275万NZ$(約138百万円)

出資比率

ヤマハ発動機株式会社 10%
ヤマハモーターオーストラリア株式会社 90%

従業員数

24人

事業内容

モーターサイクル、ATV(四輪バギー車)、船外機、
特機製品などヤマハ製品の輸入・販売

売上高

2000年度 : 35百万NZ$(17.5億円)
2003年度計画 : 55百万NZ$(27.5億円)



ヤマハモーターオーストラリア社の概要


社名

Yamaha Motor Australia Pty. Ltd.(英語 略称:YMA)
ヤマハモーターオーストラリア株式会社 (日本語)

所在地

オーストラリア・シドニー市

設立年月

1983年 6月

代表者名

足立 雅人(あだち まさと)

資本金

12百万A$(7.2億円)

出資比率

ヤマハ発動機株式会社 100%

従業員数

107人

事業内容

ヤマハ製品の輸入・販売

売上高

2000年度 :230百万A$(138.0億円)
2003年度計画 :270百万A$(162.0億円)



※ 1NZ$=50.0円で換算しています
※ 1A$ = 60.0円で換算しています


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