本文へ進みます

約250点のパーツを変更し、3年ぶりの大幅改良 スポーツ性と乗り心地をアップヤマハスポーツ『XJR400R』発売

2001年03月15日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、空冷4ストロークDOHC並列4気筒エンジン搭載のネイキッドモデル、ヤマハスポーツ『XJR400R』をマイナーチェンジし、4月20日より発売します。

 今回のマイナーチェンジは'93年の初期型発売以降'95年、'98年に続く3年ぶり3度目の大幅改良で、車両を構成する全部品の3割に相当する約250点のパーツを変更しました。これにより車体重量3kgの軽減を図るとともにスポーツ性、及び日常域での走行性能・乗り心地を向上させました。

 主な変更箇所は、(1)優れたレスポンスを生む樹脂製ピストン採用新型キャブレター、(2)新作軽量リヤホイール採用、(3)優れた走行性を生む前後ラジアルタイヤ採用などです。また、クリーンな排出ガスを実現するために、“エア・インダクション・システム”(2次空気導入装置)を採用しました。


ヤマハスポーツ「XJR400R」

ヤマハスポーツ「XJR400R」

名称

ヤマハスポーツ「XJR400R」

発売日

2001年4月20日

カラーリング

■ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
■シルバー3(シルバー)
■ダークグレイッシュパープルメタリック(パープル)

販売計画

4,000台(年間・国内)



商品の概要

 1993年にデビューしたXJR400は、バイクらしい男性的で存在感あるフォルムと“軽快”、“パワフル”、“鋭いレスポンス”が特徴のネイキッドモデル。初代から8年間の累計出荷数は約55,000台('93/4~'00/12まで)となっています。

 同モデルは、街乗りからワインディング路、高速道路まで幅広くスポーティな走行を楽しめ、400ccならではの機能性・利便性を兼ね備え、市場全体が微減傾向にある中、エントリー層のベイシック車としても根強い人気があります。軽量で信頼性に優れる空冷エンジンの特色を効率よく引き出す精密なエンジン設計と、軽快な走行感を楽しめるハンドリング、迫力ある車体デザインがユーザーの共鳴を生み、支持を得てきました。

 今回新発売の「XJR400R」は、初代型開発時の基本思想はそのまま継承し、新たに、1)より高次元な走行性能の実現、2)よりクリーンな排出ガスの達成、のふたつのテーマを織込み開発を行なったモデルです。
  フレーム等は現行モデルと同一構造ながらも「XJR1300」に採用の足回りを中心とした軽量化最新技術等を随所に投入するなど、250点に渡る部品を変更し“乗り味”を一新させました。スポーツ性、市街地での扱い易さから環境対応まで、総合的なレベルアップが特徴となっています。



主な変更点と特徴

新型キャブレターの採用

 2000年大型バイクのベストセラー「XJR1300」と同タイプの軽量・樹脂製の翼型断面ピストンを内蔵する新型キャブレターを採用し、(従来はアルミピストン型)混合気の一層の均一化で優れた燃焼効率を達成しました。市街地走行時の扱い易さを向上したほか、全域で優れたアクセルの応答性を実現しました。


軽量リヤホイール&軽量後輪軸を採用

 新たにリム部を形状変更した軽量リヤホイールを採用しました。さらに後輪軸は従来の17mm径の中実タイプから20mm径の中空タイプとして軽量化・高剛性化を達成しました。その他、各所の軽量設計の効果も加わり、スポーティなフットワークを実現しました。(バネ下2kg低減)


前輪ディスクブレーキを採用

 剛性バランスに優れ、接地感に優れたラジアルタイヤを前後に採用し、走行性能及び乗り心地向上を図りました。


その他の変更

 (1) 排出ガス浄化を図るエア・インダクション・システム、(2)ダイナミックな新作マフラー、(3)軽量・高剛性MOSモノブロックブレーキキャリパー(前後)、(4)足付き性・着座感・乗り心地に優れたディンプル加工新パターンシート、(5)低振動バックミラー、などを採用しました。



ヤマハスポーツ『XJR400R』主要諸元


型式/エンジン型式

BC-RH02/H501E

全長×全幅×全高
シート高
軸間距離
最低地上高
乾燥重量/装備重量

2,085mm×735mm×1,090mm
780mm
1,435mm
115mm
176kg/198kg

補装平坦路燃費

31.0km/L(60km/h)

原動機種類
気筒数配列
総排気量
内径×行程
圧縮比

空冷4ストロークDOHC4バルブ
並列4気筒
399cm3
55.0mm×42.0mm
10.7:1

最高出力

39kW(53PS)/11,000r/min

最大トルク

35N・m(3.6kgf・m)/9,500r/min

始動方式
潤滑方式
エンジンオイル容量
燃料タンク容量
キャブレター形式
点火方式
バッテリー容量/型式

セル式
強制圧送ウエットサンプ
2.8L
20L
BSR30×4
トランジスタ式
12V 8AH(10H) / YTX9-BS(MF)

1次減速比/2次減速比
クラッチ形式
変速機形式
変速比
フレーム形式
キャスター/トレール
タイヤサイズ(前/後)
ブレーキ形式(前/後)
懸架方式(前/後)
ヘッドライト

2.606 / 3.000
湿式多板コイルスプリング
常時噛合式前進6段
1速2.733 2速1.947 3速1.545 4速1.240 5速1.074 6速0.931
ダブルクレードル
26度 / 99mm
110/70ZR-17(54W) / 150/70ZR-17(69W)
油圧ダブルディスク / 油圧シングルディスク
テレスコピック / スイングアーム
12V、60W/55W ハロゲンバルブ



ヤマハスポーツ『XJR400R』フィーチャーマップ


フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

ヤマハスポーツ「XJR400R」

609,000円(車体色「ブルー」は619,000円)

(一部地域を除く。地域希望小売価格の一例:北海道は17,000円高、 沖縄は9,000円高)


ページ
先頭へ