ヤマハ発動機株式会社の社内カンパニーである「IMカンパニー」(プレジデント:戸上常司、所在地:静岡県浜松市)では、2月7日、サーフェスマウンター(表面実装機)の出荷台数が累計1万台を達成し、早出工場にて記念式典を開催しました。1万台達成のモデルは、一昨年3月に新発売となった高速モジュール型サーフェスマウンター「YV100X」です。
当社は、工場のオートメーション化に貢献する産業用ロボット事業分野に次ぐ新たな分野として、1987年、電子部品のプリント基板への実装用機器として「YM4600S」を新開発し、サーフェスマウンター事業に参入しました。
また、1988年からオランダのフィリップスE.M.T.社に対し当社製品のOEM供給を開始し、現在では、2006年までサーフェスマウンター分野での開発・製造・販売面での長期提携契約を締結しています。
なお、昨年4月、事業部を「IMカンパニー」として事業体制の強化をはかりました。加えて製造・販売の関連会社としてアイパルス株式会社を設立し、事業競争力の強化とともに事業基盤の確立を図りました。
サーフェスマウンター業界では、大量生産型の大型高速機から、汎用性の高い中速機の需要が高まっていますが、当社製品は、搭載部品の多様化に対応する汎用性を重視し、中型機を複数台ライン化したモジュール型高速実装ラインの導入を可能にしてきました。
特に、マシン単体時だけでなく、2台以上の連結時での高速性・作業性・汎用性を大幅に向上させる「モジュール型高速機」として、市場からの高い評価を得ながら、現在14モデルの生産を行っており、今期(2000年4月~2001年3月)の生産台数は、前期比約40%増の2200台を目指しています。
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