ヤマハ発動機株式会社は、2001年4月1日付けで、当社100%出資の子会社であるアルミ鋳造部品メーカーの「株式会社津島ダイキャスト」(本社:愛知県津島市、代表者:宮下健次郎)と、当社40%出資の関連会社である「株式会社刑部合金鋳造所」(本社:静岡県磐田郡、代表者:刑部次功)が合併する事を決定しました。また併せて、当社は、当社協力会社であるアルミ部品精密機械加工・表面処理メーカーの「株式会社鈴木鉄工所」(本社:静岡県浜松市、代表者:鈴木康文)に対し出資し、関連会社とする事を決定しました。
合併後の新会社は、社名を「株式会社ファインキャテック」(代表者:宮下健次郎、本社所在地:静岡県磐田郡)とし、新資本金は1億3千4百50万円、当社の出資比率は約70%となります。また、新会社は、来年春頃までに鋳造と機械加工の工場を旧(株)刑部合金鋳造所内に増築し、アルミ部品の鋳造から機械加工までを一貫製造する完成部品メーカーを目指します。なお、増築に伴う鋳造設備は、旧(株)津島ダイキャストより移管を予定しています。
取り扱い部品は、主として、二輪車のカバーシリンダーヘッドやクラッチ部品等の中・小物アルミ部品です。また、両社は、1月26日に合併契約書に調印、2月14日に臨時株主総会を開催し、承認を得る予定です。
また、(株)鈴木鉄工所も、これまで、二輪車のクランクケースカバー類の加工・表面処理をしてきましたが、当社出資後、今年夏頃までに敷地内に鋳造工場を新設し、クランクケースカバー類の鋳造から加工・表面処理までを一貫製造する完成部品メーカーとします。なお、鋳造設備および鋳造技術は、新会社(旧(株)津島ダイキャスト)より移管・支援する計画です。
当社では、「国際競争力のさらなる強化」のために様々な構造改革を推進しており、このたびのアルミ部品関連メーカーの合併ならびに出資は、その一環として当社協力メーカーとの部品調達面での改革をスタートするものです。
具体的には、従来の鋳造や加工など工程毎の調達から、完成部品としての購入を目指し、協力メーカーの事業内容を、鋳造から加工や表面処理など一貫製造する完成部品メーカーに変革する事を目指します。
なお、(株)津島ダイキャストと(株)刑部合金鋳造所の合併要旨は以下の通りです。
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