ヤマハ発動機株式会社の子会社である株式会社ワイズマリン(社長:坂井晃、所在地:大阪府吹田市)と株式会社ヤナセ(社長:稲山孝英、所在地:東京都港区芝浦、以下ヤナセ)は、このたび、ヤナセが国内において事業展開しているボート輸入・販売・サービス業務などのマリン事業について、ワイズマリンが継承することで合意致しました。
ワイズマリンが継承する業務内容は、「ハトラス」「ウェルクラフト」「カーバー」など、米国のボートメーカー6社のボートの輸入・販売業務、部品、付属品の輸入・販売、並びにヤナセより購入されたボートオーナーに対するアフターサービスです。
ワイズマリンは、2001年1月1日にヤナセのマリン事業の営業譲渡を受け、諸手続きを経て、2月1日より営業を開始します。
主に輸入する艇種は、沿岸での釣りやクルージングなどを楽しむ中型艇(全長27フィート/約8mクラス)やビルフィッシング(カジキ釣り)や外洋クルージングに使用される大型クルーザー(全長40フィート/12mクラス以上)が中心です。販売計画は、初年度(2001年度)が二十数隻(約3億円)とし、2003年度には、隻数・売上とも倍増を目指しています。
なお、今回の合意の主旨は、従来からのヤナセのお客様が安心してマリンライフを楽しんでいただくことを第一義に、国内マリンレジャーのさらなる発展を支援するために、お客様の多様化する要望に応えるラインナップをワイズマリンとして保有することです。
現在、国内のプレジャーボート市場は景気の影響を受け低迷しており、業界全体で市場実態に合わせた事業構造の改革が進んでいます。ヤマハ発動機としても、今後は、レンタルボート事業など手軽にマリンライフを楽しめるシステムやしくみの充実、保管環境の整備、普及啓蒙活動の推進などをはじめ、日本の環境とライフスタイルに適したボートやヨットの開発、多様な海の遊びを提案する活動を推進してまいります。
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