ヤマハ発動機株式会社は、500ccモトクロス世界選手権で活躍するファクトリーマシン「YZ426F」の技術に基いて開発した4ストローク250cc5バルブエンジン搭載のモトクロッサー「YZ250F」を、11月20日より発売します。予約は9月1日から11月末日まで全国の販売店での受け付となります。
「YZ250F」は、99年の500ccモトクロス世界選手権でチャンピオンマシンとなったファクトリーマシン「YZ426F」の技術を基に、“クラス最速の4スト・モトクロッサー”を主眼に開発したモデルです。チタン製5バルブ採用の超小型エンジン搭載などで、2スト・250ccモトクロッサーより軽量で、同等かつそれ以上の優れた戦闘力が特徴となっています。
なお、4ストローク250ccマシンは、AMA/MFJレギュレーションでは「125ccクラス」に参戦可能、現行FIMレギュレーションでは、「250ccクラス」への出場となりますが、いずれも2スト・4スト混走による競技の活性化が期待されています。
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『ヤマハモトクロッサー「YZ250F」』 |
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名称 |
YZ250F |
カラーリング |
■ディープパープリッシュブルーソリッドE |
発売日 |
2000年11月20日 |
予約期間 |
9月1日~11月30日 |
販売計画 |
250台(年間、国内) |
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開発の狙い |
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このほど新発売の4ストロークモトクロッサー「YZ250F」は、“クラス最速の4スト・モトクロッサー”を主眼に開発を進めてきたモデルです。'
99年、500ccモトクロス世界選手権でチャンピオンマシンに輝いたファクトリーマシン「YZ426F」の技術ノウハウに基いて開発し、製品化しました。
'98年からヤマハが投入した4ストロークモトクロッサー「YZ400F」(および「YZ426F」)は、それまで2ストローク中心であったモトクロス競技の世界に新風を送り込みました。優れたトラクションが特徴の軽量4ストロークモデルは、特にエンスージャストから支持を得て、次世代のモトクロッサーとしてファンから注目されました。
加えてヤマハでは、オフ入門用のファンライディングモデルとして「TT-R125LW」、「TT-R90」などを2000年から市場投入しました。従来からの2ストローク「YZ」系およびキッズ向け「PW」系と合わせ、オフ競技およびファンライディングモデルとして「2&4」(2ストロークと4ストローク)のラインナップを充実させて来ました。このほど発表の「YZ250F」の登場で、上記の「2&4」ラインナップが一層充実することになります。 |
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主な特徴 |
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新開発の超軽量・小型高性能エンジン |
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当社モデル比(2スト・モトクロッサー比較)でも軽量
となる超軽量小型エンジンを新開発して搭載しました。77mm×53.6mmのボア×ストローク、12.5:1の高圧縮比から優れた特性を引き出しています。吸気3本、排気2本の5バルブは、チタン製を採用しスプリング荷重の約30%低減を図り、優れたレスポンスを達成しました。冷却性に優れるメッキシリンダー、軽量
で高強度なアルミ鍛造ピストン、軽量マグネシウムヘッドカバー、小慣性の交流ジェネレーター等の採用で優れた性能を達成しています。これにTPS(スロットルポジションセンサー)一体の「ニューFCR37」キャブレターを採用して高レスポンスと高い戦闘力を実現しました。また、1軸バランサーを採用して振動低減を図っています。 |
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高速安定性に優れたセミダブルクレードルフレーム |
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高張力鋼管採用の軽量 セミダブルクレードルフレームを新開発して採用しました。「YZ426F」同様、ダウンチューブ内部をオイルタンクに活用する“タンクインフレーム”構造で、ドライサンプエンジンとの相乗効果
が382mmの最低地上高('01年「YZ426F」比較で9mm拡大)を達成し、あわせて優れた操縦安定性を引き出しました。なお、ホイールベースは、'01年「YZ426F」比較で15mmショートとなる475mmに設定してバランスのよいハンドリングを実現しています。 |
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'01年モデル「YZ426F」同様の足回りを採用 |
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リアサスペンションは、新作ニードルベアリング、軽量
アルミ製スプリングガイド採用等で性能アップを図った'01年モデルの「YZ426F」と同パーツを投入しました。特にジャンプからの着地時などで優れたボトム性能を発揮します。また、'01年「YZ426F」同型の軽量
アルミ製リアアームを採用し優れた追従性を引き出しています。 |
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大径ディスクをフローティング装備のFブレーキ |
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フロントブレーキには、'01年「YZ426F」同タイプの大径ディスクブレーキを採用しました。これをフローティング構造として、強力なストッピングパワーと優れた操作フィーリングを実現しています。 |
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その他、'01年「YZ426F」と同仕様のフィーチャー |
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クラッチレバー、ニュータイプフロントマスターシリンダー、軽量
チェーン、ツートンカラーシートなど、'01年モデルの「YZ426F」と同一パーツを投入しました。なお、タイヤサイズはフロントに「YZ426F」と同サイズの80/100-21、リアに「YZ125」と同サイズの100/90-19を採用して優れた車体バランスを達成しています。 |
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2001年モデル ヤマハモトクロッサー『YZ250F』仕様諸元 |
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全長×全幅×全高
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2165
mm×827 mm×1303mm
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シート高
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998
mm
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軸間距離
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1475
mm |
最低地上高
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382
mm
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乾燥重量
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96.5kg
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原動機種類
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水冷4サイクル・DOHC 5バルブ
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気筒数配列
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単気筒
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総排気量
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249
cm3
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内径×行程
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77mm×53.6mm
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圧縮比
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12.5:1
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最高出力
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30.5kW(10,500rpm)
(41.5PS/10,500rpm) |
最大トルク
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28.4N・m(8,500rpm)
(2.9kgf・m/8,500rpm) |
始動方式
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キック
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潤滑方式
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ドライサンプ
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エンジンオイル容量
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1.7リットル
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燃料タンク容量
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8リットル
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キャブレター型式
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FCR37×1
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点火方式
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CDI式
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1次減速比/2次減速比
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3.353/3.692
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クラッチ形式
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湿式多板コイルスプリング
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変速機形式
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常時噛合式前進5段リターン
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変速比
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1速/2.143 2速/1.750 3速/1.450
4速/1.227 5速/1.042 |
フレーム形式
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セミダブルクレードル
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キャスター/トレール
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27.1度/117mm
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タイヤサイズ
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(前/後)
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80/100-21-51M/100/90-19-57M
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ブレーキ形式
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(前/後)
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油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
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懸架方式
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(前/後)
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テレスコピック/スイングアーム
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ヤマハモトクロッサー「YZ250F」フィーチャーマップ |
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メーカー希望小売価格 |
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ヤマハモトクロッサー「YZ250F」
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549,000円(消費税を除く) |
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