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Arctic Cat社との特許侵害訴訟においての和解合意について

2000年04月03日発表

 ヤマハ発動機株式会社ではこの度、米国のパーソナルウォータークラフト(水上バイク)メーカー「Arctic Cat社(アークティック・キャット)」と特許侵害に関する訴訟において和解しました。
 提訴は、当社がArctic Cat社に対し、1999年12月に米国・カリフォルニア州の連邦地方裁判所に起こしたものであり、内容はパーソナルウォータークラフトに関する特許を、Arctic Cat社が製造しているパーソナルウォータークラフト製品の「TIGER SHARK」が侵害したことに対するものです。

 特許侵害の内容は、船体においてはハル(船底)部分の形状やシートの形状、パワーユニット部分では、吸・排気系の構造、また推進部分であるジェットの構造など、ヤマハ発動機の船体設計における特許15件、およびヤマハマリンジェットのパワーユニットを製造する三信工業株式会社のもつ特許6件、あわせて21件について侵害したことを提訴したものです。

 今回和解が成立した内容は、Arctic Cat社が上記21件の特許の有効性および侵害の事実を認めたうえで、2000年7月1日以前の侵害行為に対して、750,000USドルの損害賠償金額を当社に支払うものであり、また、7月1日以降に製造するものに関しては、1台あたり400USドルのロイヤリティをArctic Cat社が当社に支払うというもので、この許諾期間は2018年5月11日までです。

 当社は、1986年、パーソナルウォータークラフトの製造・販売を開始し、以来パーソナルウォータークラフトにおける快適性、信頼性、安全性を追求するなかで数多くの独自の技術を開発してきました。今後も多面的・多角的な視点からパーソナルウォータービークル開発に取り組み、さらにお客様に満足しいていただけるための、価値ある製品の製造・販売をしていきます。


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