ニッケル水素大容量バッテリー搭載で航続距離をアップ！　ヤマハ『パスロイヤル ニッケル水素バッテリー採用限定車』発売について

　ヤマハ発動機（株）は、電動ハイブリッド自転車『パスロイヤル』についてニッケル水素フルサイズバッテリー搭載で航続距離アップを図った特別モデル、「パスロイヤル ニッケル水素バッテリー採用限定車」を設定し、7月12日より発売します。好評のニッケル水素バッテリー搭載車が充電器を含め109,800円（希望小売価格）で、買い得感のある商品となっています。

　ヤマハ「パス」は、'94年の発売以来、パスユニットのOEM供給を含め50万台を超える生産実績があり、国内の電動ハイブリッド自転車市場では、ナンバーワンの シェアを維持している人気商品です。本特別限定車は、航続距離アップや手ごろな価格を希望する市場ニーズに呼応したモデルになっています。

ヤマハ「パスロイヤル ニッケル水素バッテリー採用限定車」

　国内の電動ハイブリッド自転車市場は、'94年のヤマハ「パス」全国発売以来（一部地域でのテスト販売は'93年11月から）、'99年末時点での累計完成車販売台数は43万台に達し、2000年末には50万台が推定されています。また、今日、国内自転車市場での電動ハイブリッド自転車クラスの出荷金額は「軽快車」に次ぐ2番目のカテゴリーを占めるに成長しました。
　現在、ヤマハ「パス」の商品バリエーションは全９種が揃い、汎用タイプ、装備充実タイプ、自動変速内蔵タイプなどさまざまなモデルがラインナップされています。特に昨秋発売の「パスロイヤル」シリーズは、バッテリー充電の煩わしさを軽減するインテリジェントバッテリー（「I.F.E.S.システム」）を採用し、充電操作が容易でバッテリー残量も簡単に把握できることから、その使い勝手の良さがユーザーの支持を集めています。
　一方市場では、より手ごろな価格を希望する声や、充電一回当たりの航続距離アップを望む声が強く聞かれています。

　このほど発売の「パスロイヤル ニッケル水素バッテリー特別限定車」は、上記ニーズに呼応し、1）手軽な価格2）ワンチャージ80km（平坦路エコノミーモード）の優れた航続距離、を同時に実現したモデルです。
　本モデルは、人気の定番モデル「パスロイヤル」をベースに、１）スタミナのあるニッケル水素バッテリー、２）リアキャリア、３）軽く踏むだけでスタンド掛けが出きる“かるっこスタンド”、を追加装備。軽さが自慢の「パスロイヤル」の特徴そのままに、優れた航続距離を実現した「お買い得感」のあるモデルとなっています 。

　バッテリーには、ニカドバッテリーと比較して140％のバッテリー容量を持つ「ニッケル水素バッテリー」を採用しました。これにより一回充電当たりの平坦路巡航距離は、従来の40km（ニカドバッテリー使用車）から53km（エコノミーモードでは80km）となります。

　利便性の高いリヤキャリア、およびリアキャリアに荷物を積んだままでも軽くスタンド掛けができる“かるっこスタンド”を採用して利便性を高めました。

　ヤマハが独自に開発したバッテリーマネジメントシステム「I.F.E.S.」に準拠した“インテリジェントバッテリー”を採用。それにより、バッテリー残量は、バッテリーボックス（7灯）とメインスイッチ（3灯ハンドル手元部）の2ヵ所で表示され、詳細にバッテリー残量の把握ができます。またバッテリー自己診断機能により、残量、リフレッシュ時期、劣化状況、絶対容量、総充電回数、故障個所などの確認が可能。さらに、コンセントに接続するだけで自動的にメモリー効果を検知してリフレッシュを実行する「自動リフレッシュ機能」も備えています。またこれに対応する“新型充電器”を設定しています。
　なお、充電器は別売です。

※ヤマハパターンで走行した場合
バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)56kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態、標準モードの条件で、3 kmの平坦地の途中に勾配2度の上り坂(1 km)と下り坂(1 km)を含む全長5 kmの標準走行路を設定し、平坦路(速)15km /h、上り坂(平) 10 km /h、下り坂(速)20 km /hで走行したときのテストデータ。