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クラス最高の精度とスピードを簡単操作で実現 ヤマハクリームハンダ印刷機YVP 新発売

2000年05月18日発表

 ヤマハ発動機(株)の社内カンパニーである「IMカンパニー」(プレジデント: 戸上常司、所在地:静岡県浜松市)はヤマハサーフェスマウンター(表面実装機)にベストマッチのフルビジョン(画像認識)方式のクリームハンダ印刷機「YVP」を新たに自社開発し、7月1日より新発売します。
 クリームハンダ印刷機は、回路基板にチップなどの電子部品を搭載する前工程で基板にクリームハンダ(ハンダの粉末にフラックスを加えて、適当な粘度にしたもの)を印刷するもので、スピードと精度、フレキシビリティが求められています。「YVP」は高剛性フレームの採用とフィードバッグ制御ヘッドの搭載、操作系にはWindowsNTとタッチパネルの採用により、高速印刷と簡単操作を実現、0603パターンへの印刷もスキージ速度200mm/秒というクラス最高を達成しています。
 なお、「YVP」は6月7日より行われるJPCAショー(東京ビッグサイトにて)に出品されます。


ヤマハクリームハンダ印刷機「YVP」

名称

ヤマハ クリームハンダ印刷機「YVP」

発売日

2000年7月1日

販売計画

シリーズ合計 100台



製品の概要

 当社は、近年の携帯電話やパソコンなどのIT通信機器の急増、またDVDやゲーム機などの高機能電子機器の増産という市場状況に対応すべく、より速く、高精度に、また多品種少量にも強い電子部品の表面実装ラインの実現にメカ、ハード、ソフトの各方面で取り組んでまいりました。 特に1999年春から販売を開始したモジュール型高速サーフェスマウンター「X-シリーズ」を中心に、様々な形態に対応できる一貫生産ラインを提供してきました。
 クリームハンダ印刷機は表面実装の生産ラインにあって、基板への電子部品実装の前工程として、基板の表面にクリームハンダを印刷するためのもので、ラインの中にあっても重要な工程となっています。「YVP」は、サーフェスマウンター「X-シリーズ」との最大のマッチングを図り、一貫生産の最大効果を生むため開発された、最新鋭のクリームハンダ印刷機です。



主な特長

●スキージ速度200mm/秒で0603パターンへの高精度・高速印刷も可能です。

●印圧フィードバッグ制御により、正確な印圧設定が可能です。

●高剛性な印刷テーブルと高剛性フレームの採用により、良好な印刷繰り返し精度と版離れ性を確保しました。

●WindowsNTとタッチパネルを採用し、ビジュアル化した画面により、簡単な操作性を実現しました。

●マスクアダプター無しで、簡単な段取りにより、他社マスクへの柔軟な対応が可能です。



仕様諸元


マスク枠寸法

L650×W550 mm, L600×W550 mm, L550×W650 mm,

基板寸法

L50×W50 mm ~ L330×W250 mm

位置決め方式

エッジクランプ

スキージスピード 

2~200 mm/sec

印刷繰返し精度

±30 μm

印刷サイクルタイム

約20秒 (デモ基板L180×W130 印刷+マーク認識+搬送)

電源

三相AC200/208/230/240/380/400/416V±10% 50/60Hz

エア源

0.5Mpa以上、60Nl/min.

基板搬送方向/基準

右→左 流れ/手前ライン基準

外形寸法

L1400×W1705×H1900 mm

本体質量

約1600 kg

オプション

自動マスククリーナー、左→右 流れ/奥側ライン基準、空調ユニット他



メーカー希望小売価格

ヤマハ クリームハンダ印刷機「YVP」

16,000,000円(消費税は含まず)


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