ヤマハ発動機(株)の社内カンパニーである「IMカンパニー」(プレジデント:
戸上常司、所在地:静岡県浜松市)はヤマハサーフェスマウンター(表面実装機)にベストマッチのフルビジョン(画像認識)方式のクリームハンダ印刷機「YVP」を新たに自社開発し、7月1日より新発売します。
クリームハンダ印刷機は、回路基板にチップなどの電子部品を搭載する前工程で基板にクリームハンダ(ハンダの粉末にフラックスを加えて、適当な粘度にしたもの)を印刷するもので、スピードと精度、フレキシビリティが求められています。「YVP」は高剛性フレームの採用とフィードバッグ制御ヘッドの搭載、操作系にはWindowsNTとタッチパネルの採用により、高速印刷と簡単操作を実現、0603パターンへの印刷もスキージ速度200mm/秒というクラス最高を達成しています。
なお、「YVP」は6月7日より行われるJPCAショー(東京ビッグサイトにて)に出品されます。
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ヤマハクリームハンダ印刷機「YVP」 |
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名称 |
ヤマハ クリームハンダ印刷機「YVP」 |
発売日 |
2000年7月1日 |
販売計画 |
シリーズ合計 100台 |
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製品の概要 |
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当社は、近年の携帯電話やパソコンなどのIT通信機器の急増、またDVDやゲーム機などの高機能電子機器の増産という市場状況に対応すべく、より速く、高精度に、また多品種少量にも強い電子部品の表面実装ラインの実現にメカ、ハード、ソフトの各方面で取り組んでまいりました。
特に1999年春から販売を開始したモジュール型高速サーフェスマウンター「X-シリーズ」を中心に、様々な形態に対応できる一貫生産ラインを提供してきました。
クリームハンダ印刷機は表面実装の生産ラインにあって、基板への電子部品実装の前工程として、基板の表面にクリームハンダを印刷するためのもので、ラインの中にあっても重要な工程となっています。「YVP」は、サーフェスマウンター「X-シリーズ」との最大のマッチングを図り、一貫生産の最大効果を生むため開発された、最新鋭のクリームハンダ印刷機です。 |
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主な特長 |
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●スキージ速度200mm/秒で0603パターンへの高精度・高速印刷も可能です。
●印圧フィードバッグ制御により、正確な印圧設定が可能です。
●高剛性な印刷テーブルと高剛性フレームの採用により、良好な印刷繰り返し精度と版離れ性を確保しました。
●WindowsNTとタッチパネルを採用し、ビジュアル化した画面により、簡単な操作性を実現しました。
●マスクアダプター無しで、簡単な段取りにより、他社マスクへの柔軟な対応が可能です。 |
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仕様諸元 |
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マスク枠寸法 |
L650×W550 mm, L600×W550
mm, L550×W650 mm, |
基板寸法 |
L50×W50 mm ~ L330×W250
mm |
位置決め方式 |
エッジクランプ |
スキージスピード |
2~200 mm/sec |
印刷繰返し精度 |
±30 μm |
印刷サイクルタイム |
約20秒 (デモ基板L180×W130 印刷+マーク認識+搬送) |
電源 |
三相AC200/208/230/240/380/400/416V±10%
50/60Hz |
エア源 |
0.5Mpa以上、60Nl/min. |
基板搬送方向/基準 |
右→左 流れ/手前ライン基準 |
外形寸法 |
L1400×W1705×H1900 mm |
本体質量 |
約1600 kg |
オプション |
自動マスククリーナー、左→右 流れ/奥側ライン基準、空調ユニット他 |
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メーカー希望小売価格 |
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ヤマハ
クリームハンダ印刷機「YVP」
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16,000,000円(消費税は含まず) |
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