「メロウ・グランプリ」は通商産業省の豊かで活力ある高齢社会の実現を目指すメロウ・ソサエティ(円熟社会)構想の一環として、高齢者が生き生きと暮らせるメロウ社会の実現に貢献する機能を備えた商品、また、高齢者の積極的な社会参加を支援する自治体施策を表彰する制度で、民間推進団体メロウ・ソサエティ・フォーラムが1991年より実施しており、今回で7回目となります。
審査は東京大学名誉教授・石井威望氏を審査委員長とし、評論家の草柳大蔵氏、通商産業省機械情報産業局長太田信一郎氏ら12名から構成される審査委員会で行われ、決定されました。
なお、表彰式は2月23日に行われ、2月25日に東京・有楽町の朝日ホールで開催されるシンポジウム2000において事例発表および展示が行なわれます。
「JW-Ⅱ」のユニットは、すべての動力関係を収めた車輪、取付け用ブラケット、ニッケル水素バッテリー、専用充電器で構成されており、重量は15.8Kgと非常に軽量で、お手持ちの車いすに装着することにより、簡便に電動補助機能が得られます。ユニット装着状態での車椅子の折りたたみも可能となっており、収納、持ち運び、自動車への積載等に利便性を発揮すると同時に、障害者、高齢者の体力的負担を軽減し積極的な社会参加を支援しています。
また、1999年5月からは欧州の車椅子メーカー3社に「JW-Ⅱ」ユニットのOEM供給を始めており、欧州でも高い評価を受けています。
当社では、現代の大きな社会的課題とも言える健康・福祉分野への貢献、高齢社会への対応の一環として、90年代前半より当社の持つ制御、駆動技術を応用した手動車椅子用の電動ユニットの開発、シリーズ化に取り組んでまいりました。JWシリーズとしては、今回受賞した「JW-Ⅱ」のほか、産業用ロボットの高度な制御技術を応用した手動車椅子用電動ユニット「JW-Ⅰ」があり、本年4月には自走式電動車椅子「JW-Ⅲ」を発売の予定です。 |