ヤマハ発動機株式会社は、「国際競争力のさらなる強化」の達成・実現のために、これまで、事業の構造改革や再編による企業体質の強化など、様々な改革に着手し、変化に強い企業体質への変革を実施してきました。
また、この体質変革を更に加速・実行するために、この度、「IM事業の強化」について、以下の通り決定しましたのでご案内申し上げます。
当社は、このたび、電子部品の表面実装機器メーカーであり、中型機分野で国内第三位の実績のある株式会社テンリュウテクニックス(所在地:静岡県浜松市、代表者:北畠道顕)と協議し、その事業の一部譲渡を受けた新会社を設立する事を決定しました。
現在、当社IM事業部では、中型の表面実装機を中心に、各種産業用ロボットを国内外に製造・販売し、特に、電子部品をプリント基板上に装着する表面実装機の生産・販売が急速に伸長しており、拡充を検討していました。
新会社は、(株)テンリュウテクニックスの協力を得、同社が所有する設備・従業員・販売ネットワーク等の一部を資源とし、(株)テンリュウテクニックスの独自の技術を活用するとともに、当社の技術を組み合わせて、新たに、開発から営業までの事業展開を図り、表面実装機業界でのより強固な競争力と事業基盤の確立を図ります。
なお、新会社は、今年4月1日より事業の開始を予定していますが、新会社の名称・資本金・代表者等の概要については、決定次第、ご案内致します。
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株式会社
テンリュウテクニックス 代表取締役 北畠 道顕社長のコメント |
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「今回、当社は、電子部品実装機の中型機分野で国内第一位であるヤマハ発動機(株)と協議し、当社の独自技術と、同社のロボット技術等コスト競争力をもった豊富な基礎技術とを組み合わせ、総合性能・信頼性の高い競争力のある新製品を生み出すための新会社発足に協力することで合意しました。なお、具体的事項については、今後、協議して進めてまいります。」
当社IM事業部は、精密電子部品から異形電子部品までの幅広い対応と高精度搭載が可能な中型汎用の表面実装機を主力として開発・生産・販売しており、新会社の設立とともに、商品ラインアップの強化やアジアの景気回復を背景に、さらなる事業拡大を目指します。 |
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ご参考 |
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IM(インテリジェント・マシナリー)事業の概要 |
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事業内容 |
: |
ロボット、表面実装機、モノレール式無人搬送機の開発・ 生産・販売
(販売先 ;全世界、但し、欧米はフィリップスEMT社にOEM供給 ) |
生産拠点 |
: |
本社・早出工場(静岡県浜松市) |
従業員数 |
: |
357名 |
売上高 |
: |
161億円(平成11年3月期) |
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株式会社テンリュウテクニックスの概要 |
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所在地 |
: |
静岡県浜松市新都田一丁目9番3号 |
設立年 |
: |
1985年1月 |
代表者名 |
: |
北畠 道顕(きたばたけ・みちあき) |
資本金 |
: |
8千8百万円 |
事業内容 |
: |
中型表面実装機の開発・製造・販売 |
従業員数 |
: |
107名 |
売上高 |
: |
28.4億円(平成11年8月期) |
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以 上 |