ヤマハ発動機株式会社のベトナムにおける二輪車の製造・販売合弁会社であるヤマハモーターベトナム(Yamaha
Motor Vietnam Co., Ltd./竹田隆彦 社長)では、1999年12月3日、ハノイ市ソクソン区にある合弁会社にて、グランドオープニング式典を開催しました。
このたびの式典には、ベトナム政府より、農業副大臣、工業省副大臣を始め、計画投資省、ハノイ人民委員会の政府関係者、各国大使館、現地協力会社、更にディーラー代表者など総勢約200名の方々が列席し、また、当社よりは長谷川
武彦 代表取締役社長が出席しました。式典では来賓者の祝辞、ヤマハモーターベトナムおよび当社社長の挨拶、ならびにテープカット、新工場の見学会を
実施しました。また、引き続いての記念レセプションでは、当社より、ハノイ市ソクソン区に対して、幼稚園を建設・寄贈(来年春完成予定)する旨の目録贈呈が行われました。
なお、ヤマハモーターベトナムは、当社が46%出資している資本金24.25百万USドル(約26億円)の合弁会社であり、新工場はハノイ市ソクソン区(ハノイ市中心の北方約45Km)に位置し、敷地面積約10ha、従業員数は約200人、エンジン・車体組立ラインの他、溶接、塗装設備等を
備えています。また、ベトナム政府より事業認可を受けて以来、工場の建設、製品の設計開発および生産試作、販売網の構築等の事業準備を行なってまいりましたが、本年10月7日に生産車両である4サイクル102cc、アンダーボーン型スポーツ車『シリウス』の第1号車ラインオフを行ない、量産を開始致しました。
生産モデル『シリウス』の初年度現地部品調達率は32%で、本年10月 から12月までに3、000台、2000年には20,000台の生産を計画して
おり、ヤマハモーターベトナムとしては10年後には複数モデルにて生産台数250,000台を計画しております。
長谷川 武彦社長の挨拶(抜粋)
『ベトナムにて、「感動創造企業ヤマハ」の本格的な活動が今まさに始りました。今後は、ベトナムの地にしっかりと足を着け、時代や市場の変化を敏感に見つめながら、お客様の期待を超える製品作りにグループ全員で取り組んでいくとともに、製品を通じて、人々の生活の向上や地域社会への貢献も果たしていきたいと考えます。
』
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