ヤマハ発動機株式会社は、環境管理に関する国際規格「ISO14001」について、先に認証を取得した浜北・早出・中瀬・第三/第五・森町・新居・袋井の7サイトに引き続き、本社サイトにおいても取得し、12月3日に第三者審査登録機関である(財)
日本自動車研究所・審査登録センターによって認証授与が行われます。
本社サイト(静岡県磐田市新貝)とは、事務・技術・購買部門などの本社機能や主力商品 である二輪車や自動車用エンジンの製造を行っている本社工場を主体とし、更にはヤマハマネジメントサービス(株)などのグループ会社を併せ、総勢6,000人規模の大型サイトです。取得にあたっては、本社サイト環境管理委員会(環境管理統括責任者:山下
隆一 常務 取締役)を設置し、製造部門・技術部門そして事務部門の3つの推進委員会に分け、環境マネジメントシステムの構築に取り組んで来ました。
特に、製造・営業・購買・サービス・設計・研究開発・総務など製・販・技・管全ての部門・組織を含めた全機能を対象に、国際規格「ISO14001」の認証を取得したのは、自動車メーカーとしては初めてとなります。
「ISO14001」は、国際標準化機構(略称;ISO、INTERNATIONAL ORGANIZATION
FOR STANDARDIZATION)により制定された国際規格で、地球環境に与える負荷を軽減する
ための環境マネジメントシステムを定めたものです。「ISO14001」の認証取得は、そのサイトにおける環境保全に対する方針・計画、実施・運営、点検・是正ならびに行動と言った一連のPlan・Do・Check・Actionの活動(環境マネジメントシステム)が、適正に
マニュアル化され運営されており、そのレベルが国際規格「ISO14001」の基準に適合していることが認められたことになります。
当社では、「環境2000年プラン」のもと、1998年7月より全社を対象とする内部監査委員会を発足させ、本格的に現状把握や内部監査を実施し、各サイトにおける環境マネジメントシステムの構築を推進してきました。その結果、本年2月12日に浜北サイトが、3月25日に早出サイトならびに中瀬サイトが、4月2日に第三/第五サイトが、8月
23日に森町サイト及び新居サイトが、そして9月23日に袋井サイトが、各々国際規格「ISO14001」の認証授与を受け、この度の本社サイトの認証取得に至りました。
ヤマハ発動機では、残る豊岡サイトについても本年中に取得する予定で、全社9サイトが国際規格「ISO14001」の認証取得を1999年度内で完了出来る予定です。
ヤマハ発動機は、本年9月、新たに「2010年環境アクションプラン Eco・Cite
YAMAHA」を策定し、今後も当社の製品・技術および製造工程において、環境保全性の徹底推進を更に図って参ります。環境(Ecology)と感動(Excite)の両立、これがヤマハ発動機の21世紀に
向けた新たな環境指針です。
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