ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市)IM事業部では、サーフェスマウンター(電子部品の表面実装機)と産業用ロボットを中心とする事業の体制強化と拡大のため、国内では大阪営業所に次ぐ第2の営業拠点として、石川県石川郡野々市町にIM
事業部北陸営業所を設置し、本年10月12日より正式稼動を開始致します。
IM事業部ではサーフェス・マウンター(表面実装機)を中心に、各種産業用ロボットを製造、国内外に販売をしております。近年、パソコン、携帯電話、マルチメディア関連製品等電子部品を多用する電子機器が急速に普及し、家電製品や自動車といった耐久消費財での電子部品の使用も一般化しています。このため、電子部品をプリント基板上に搭載するサーフェス・マウンターが急速な成長を遂げてきました。当社はビジョン認識による部品搭載(フルビジョンタイプ)のパイオニアとして中型機分野では国内
トップの位置づけを保ち、さらに本年3月にはモジュール型高速機、YV-Xシリーズ(YV100X、YV88-X)を開発し、販売を開始。現在好調な受注で生産が追いつかない状態です。
また、フィリップスEMT社(ロイヤルフィリップスエレクトロニクス社100%出資のサーフェスマウンター専門子会社)との提携を通じて欧米市場への当社製サーフェスマウンターのOEM供給も行なっております。
今回のIM事業部北陸営業所開設については、北陸三県および新潟県には半導体関連の有力メーカーが数多くあり、
部品実装を行なうためのサーフェスマウンターは作業内容によって特注対応を伴うものが多く、開発提案型の営業が必要となっているという背景があります。
従来は静岡県浜松市のIM事業部営業部より北陸方面のお客様への対応を行なってまいりましたが、より迅速で確実な開発提案営業を推進し、サービス体制を整えるため、また産業用ロボットも含めたIM事業の拡大に対応するため、駐在員5名(技術者4名、営業員1名)体制によるIM事業部北陸営業所の設置を決定しました。
IM事業部北陸営業所は、弊社のモーターサイクルの国内販売会社であるヤマハ発動機販売株式会社の北陸営業所内に、事務・デモンストレーションスペース等約200m2を確保し、営業を開始します。
※「IM」は、Intelligent Machinery の略です
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