ヤマハ発動機(株)は、オランダ・フィリップスEMT社との表面実装機(サーフェスマウンター)分野での製品供給と開発、販売面での提携を1988年より行なってきましたが、このたび提携契約が2000年3月31日で満了するのにともない、2006年3月31日までの6年間の契約延長を行ない、相互の提携関係の一層の強化を図っていく事で合意しました。
オランダ・ロイヤルフィリップスエレクトロニクス社の100%出資子会社であるフィリップスEMT社は欧州を中心に表面実装機分野で草創期よりリーダー的存在であり、大量生産向きの超高速表面実装機では最も進んだ技術を持っています。一方ヤマハ発動機は1974年から産業用ロボットの技術開発を行なっており、それをベースに多品種生産向きの中型表面実装機を開発、1987年より生産・販売をしています。
フィリップスEMT社はプリント基板の組立実装のラインで高速機を補完する中型機を必要とし、ヤマハ発動機は欧州、北米、南米での販売拡大を図る必要がありました。そこで、1988年にヤマハ発動機は自社製表面実装機をフィリップスEMT社にOEM供給することで合意致しました。
それ以来11年間、両者の協力関係は順調に拡大し、単に製品のOEM供給だけではなく、両社の持つ技術の相互交換や市場要求に基づく商品企画や共同開発、更には販売面での情報交換や協力をするまでに至っています。1998年10月にはフィリップスEMT社向けの生産累計が2000台を超えました。
今回延長された契約を踏まえて、従来の協力関係をベースに今後は商品開発やソフトウェア開発面での一層の提携強化、欧米市場での販売網の強化、欧米に進出している日系企業への販売拡充等の合意も図られ、各地域でのヤマハ製表面実装機の大幅なシェアアップを目指していく事になります。
なお、延長契約書の調印は1999年9月10日にフィリップスEMT社社長コル・ショルテン(Cor.
Scholten)氏とヤマハ発動機IM事業部 戸上常司事業部長の間で、当社IM事業部(浜松市)にて行なわれました。
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ご参考 |
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ヤマハ「サーフェスマウンター」(表面実装機)は、当社IM事業部の主力商品として早出工場(浜松市)で生産されており、国内の中型機のトップメーカーとして、ニューモデルのモジュール型高速機「YV100X」と「YV88X」を中心にフルビジョンシリーズのラインナップのほか、効率的な実装ライン作りのための、ディスペンサー、リフロー等様々な電子部品供給装置を国内外に製造・販売しています。 |
1988年 |
供給開始 |
1995年 |
1000台達成 |
1998年 |
2000台達成 |
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ロイヤル
フィリップス エレクトロニクス社 概要 |
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ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(本社: オランダ)は、世界有数のエレクトロニクス企業であり、1998年の連結の売上は約339億米ドルです。
フィリップスはTV、照明機器、家庭用電話関連製品、シェーバー、レコード(ポリグラム)の分野における世界的なリーダーであり、60ヶ国以上にわたって約23万人の従業員が、照明機器、民生用機器、電子部品、半導体、産業用機器の事業に従事しています。
その株式はニューヨーク、ロンドン、フランクフルト、アムステルダム、その他の証券取引所に上場されています。
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フィリップス・エレクトロニック・マニュファクチャリング・テクノロジー社概要 |
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(フィリップスEMT社) |
オランダ・フィリップス社100%出資 |
本社所在地 |
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オランダ アイントホーヘン市 |
社 長 |
: |
コル・ショルテン(Cor. Scholten) |
従 業 員 数 |
: |
850人 |
事 業 |
: |
実装システム、テスト検査システム |
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