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インターネットを利用。ユーザーが参加して新しい小型ヨットを開発 『ウエッブディンギー2000プロジェクト』をスタート 夢を形に。実際に建造しボートショーに出展

1999年08月20日発表

 ヤマハ発動機株式会社では、インターネットを利用して一般からアイディアやコンセプトを募集し、既存のヨットのイメージを打ち破る、新しい「水や風と親しむ遊び道具」を創造するプロジェクト、WEB DINGHY 2000 PROJECTをスタートさせます。
 プロジェクトの進行状況もホームページ上で公開し、インタラクティブに開発を進行させるという、まったく新しい開発スタイルを採用します。
 開発過程は ①コンセプト ②フィジビリティースタディ(実現可能性の検討)③プロダクト と3つのステージを予定しています。この3ステージを順調に進めることができれば、来春に開催される東京国際ボートショー(2月10日~13日、東京ビッグサイト)に試作モデルを展示致します。
 アイデア、コンセプトの募集(第1ステージの第1ステップ)は8月24日からスタートします。インターネットを利用したユーザー参加型の新しい試みとして注目いただければ幸いです。


『ウエッブディンギー2000プロジェクト』のホームページ



プロジェクトの背景

 セーリングは長い歴史を持つ非常に魅力的なスポーツ・レジャーですが、日本においてはこの10数年、低迷が続いています。
 特に、ディンギー(2~3人乗りの小型ヨットや、水辺で遊ぶ小型の船)の不振が顕著ですが、その原因としては、魅力的なレジャーが次々に出現し、人々の関心が他に向いていることなどが考えられます。また、時代の変遷に合わせ魅力的なキャラクターを持つディンギーが少なくなったということも考えられます。
 今回のプロジェクトはこの傾向に風穴を開けるべく企画されたものです。
 この夏もたくさんの方が楽しく水と親しんだことと思います。インターネットの特性を活用し、多くの方に海や水辺で遊んだ感触がさめやらぬタイミングで、自然と親しむ新しい遊びの道具について語っていただきます。ヤマハ発動機が35年間にわたるマリンプロダクツ開発・販売のノウハウをフルに生かし、社内のデザイナーがそのアイデアを実際の形にします。
 時代のニーズに合った魅力あふれる新ディンギーがウエッブ上で誕生することが期待されます。



プロジェクトのスケジュール


第1ステージ(コンセプトの検討):8月24日~9月30日(予定)

STEP1:

どこで・誰と・どのように楽しむかの「背景イメージ提案」を受付けます。提案はEメールによる文章で作成してください。受付はヤマハ発動機ホームページ内に設けられます。
(http://www.yamaha-motor.co.jp/dinghy/)

STEP2:

「製品のコンセプト提案」を受付けます。キーワードは「風と水を楽しむ遊びのツール」。提案はEメールによる文章で作成してください。


第2ステージ(実現可能性の検証):10月1日~11月30日(予定)

 ヨット設計部門で技術的な可能性を検討し、図面を作成します。

第3ステージ(プロダクツの詳細検討):12月1日~1月31日(予定)
 コンセプトモデル艇(試作)を建造します。



プロジェクト参加の条件

・日本にお住まいの方
・インターネットを利用でき、Eメールアドレスを保有する方
・年齢、性別不問、ヨット経験不問
・著作権はヤマハ発動機に帰属します
・商業ベースでの参加は不可
・採用案に対して賞金等はありません


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