ヤマハ発動機株式会社は、本日1月11日、邦銀および外銀の計11行による銀行シンジケート団と、日本・米国・欧州にある当社のグループ会社を対象としたグローバル・コミットメントライン(協調融資枠)について、契約調印致しました。
この内容は、ヤマハ発動機本社、アメリカの現地法人であるヤマハモーターUSA(YMUS)、欧州の金融子会社であるヤマハモーター・ファイナンス・ヨーロッパB.V.(YMFE)の3社を対象とし、融資枠は、合計で2.2億ドル相当額、期間は364日(毎期更新を予定)です。なお、銀行シンジケート団の幹事行は、第一勧業銀行です。これにより、当社の日本・米国・欧州の3社が、銀行シンジケート団より、総額2.2億ドル相当額の規模内で、いつでも借入れができることになります。
今回の契約調印により、世界的な信用収縮による金融システムリスクへの対応が可能となるとともに、資金調達の多様化が図られ、グループ全体の財務リスクを低減する事となります。また、安全性確保のために、現預金などの余剰資金をグループ各社毎に確保する必要がなくなり、グループ全体での連結借入金の圧縮や資金調達の機動性が向上します。
当社では、本年、21世紀への基盤を確立するための体質変換の年と位置づけ、様々な構造改革に取り組み、長期ビジョンの達成に向けた国際競争力の強化を目指しており、このたびのグローバル・コミットメントライン(協調融資枠)の設定は、グループ全体における財務体質強化の一環です。
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