ヤマハ船外機の4ストロークラインナップが充実 ヤマハ船外機「F80A」新発売 1998年11月26日発表 ヤマハ発動機株式会社では、4ストロークの利点であるクリーンな排気、静粛性、低燃費に加え、当社製の同馬力2ストローク船外機を上回るスピード性能を備えた4ストローク船外機「F80A」を12月より発売開始いたします。 なお同モデルは、'99年2月より開催されます東京国際ボートショーならびに同3月の大阪国際ボートショーに出品いたします。 ヤマハ船外機「F80A」 名称 ヤマハ船外機「F80A」 販売計画 4,000台/年間(国内・海外合計) 商品の概要 この度発売致しますヤマハ4ストローク船外機「F80A」は、9月に発売した「F100A」をベースに開発し、「軽量・コンパクト」なうえに、スピードや加速では当社の同馬力2ストローク船外機を上回る性能を備えています。 当社の4ストローク船外機はすでに発売されている4、9.9、15、25、40、50、100にこの「F80A」を加え、8機種となります。 環境保護意識の高まりのなか、船外機の用途を考慮し、使用する人がベストな商品選択をできるように、ヤマハは2ストロークと4ストロークの双方で商品開発を進め、「2&4の船外機ラインナップ」を充実させていきます。 ヤマハ4ストローク船外機「F80A」の特徴 ハイパワー&ハイトルク、クリーン&低燃費 「F100A」に採用した16バルブDOHCエンジンをベースに開発。 点火時期のマイクロコンピューター制御によりクラス最高の出力とトルク、さらに排ガスの浄化、燃費の向上を実現しました。 優れた静粛性 低重心でメカニカルバランスの優れたエンジン設計と、大型ラバーマウントの採用などにより、同クラスの4ストローク船外機を上回る静粛性と低振動を実現しています。 その他の特徴 ・プライムスタートにより、例えば低温から高温の地域など、どのような使用条件下でもエンジンキーを回すだけで、確実にエンジンを始動させることができます。 ・またオプションでハンドルも用意、市場のあらゆるニーズに対応するとともに、高効率プロペラも多種そろえ、軽量の高速艇から負荷の大きいポンツーンボートまで、最適なプロペラが選択でき、幅広い用途に適応できます。 市場背景 世界的な環境保護気運の高まりの中、"軽量・コンパクト・高馬力"に加え、運搬・載せ替え・修理・メンテナンスなどが簡単にできる2ストロークが主流の船外機の市場にも、クリーンな排気ガスと低燃費であることを求めるユーザーが増えてきています。 北米では1998年モデルから船外機の排ガス規制が適用され、欧州でも同様の導入が検討されています。 国内では日本舟艇工業会が排ガスの自主規制を発表するなど、排ガス値で優位性のある4ストローク船外機が、市場のトレンドとなりつつあります。 しかし、4ストロークはその機構上、構造が複雑になり、2ストロークと同馬力のモデルを造ろうとすると排気量も大きくしなければなりません。2ストロークに比較すると製造価格も高くなるのが現状でした。 この度発売致します「F80A」は4ストロークのこれらの課題を高い次元でクリアしています。 ヤマハ4ストローク船外機『F80A』の仕様諸元 [モデル名:F80AETL・F80AETX] エンジンタイプ 4ストローク 16バルブDOHCダイレクトアクション方式直列4気筒 排気量 1596cm3 ボア×ストローク 79mm×81.4mm プロペラ軸出力 80hp(58.8kw)@5500rpm アイドリングスピード 850rpm 舵 角 35度 プロペラ なし 全 高 1582mm(L) 1709mm(X) 全 幅 479mm 全 長 817mm 重 量 162kg(L) 165kg(X) メーカー希望小売価格 F80AETL F80AETX 928,000円(消費税別) 943,000円(消費税別)