ヤマハ発動機(株)は、利便性や快適性で幅広い層から好評を得ている「ニューパス(26/24インチ)」シリーズのモデルチェンジを行い、最大で従来比1.5倍のアシスト航続距離が可能となる、新開発の「エコノミーモード」付きドライブユニットを採用した「ニューパス(26/24インチ)」を87,800円で、同じく「ニューパス デラックス(26/24インチ)」を97,800円で、'98年11月20日より新発売します。また今回のモデルチェンジにより、各部の使いやすさもさらに向上した内容となっています。
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ヤマハ『ニュー・パス
デラックス』(26インチ)※太字は今回の新装備内容 |
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名称 |
ヤマハ『ニュー・パス』
ヤマハ『ニュー・パス デラックス』 |
発売日 |
1998年11月20日 |
カラーリング |
■ニュー・パス デラックス26インチ(24インチ)
ニューシルバーダスト
ラベンダーシルバー
ダークバイオレットカクテル1 (26インチのみ)
グレイスフルマルーン (24インチのみ)
■ニュー・パス26インチ(24インチ)
ニューシルバーダスト
ラベンダーシルバー
ダークバイオレットカクテル1
グレイスフルマルーン (24インチのみ)
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販売計画 |
100,000台(『ニュー・パス』シリーズ年間、国内) |
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新製品の概要 |
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今回新発売の『ニュー・パス デラックス(26/24インチ)』『ニュー・パス(26/24インチ)』は、新たに開発した「エコノミーモード」を採用。この「エコノミーモード」は、平坦路や緩い坂道等の、アシスト力が比較的小さい時にバッテリーの使用電流を節約することで、最大で従来比1.5倍のアシスト航続距離を実現するもので、従来の「標準モード」と合わせて、ユーザー自身が走行条件に合わせてアシストモードを選択することが可能となっています。さらにアシストモード切り替えスイッチをバッテリー残量ランプと一体化し、ハンドルグリップ近辺に配置することにより、操作性や確認性を大幅に向上させています。
現在、『ニュー・パス』シリーズは、性別や年齢を問わず幅広い層の個人ユーザーを始め、地方自治体や企業といった業務ユースとしても広く活躍していますが、その中で、多くの利用者たちから、より長いアシスト航続距離を求める声が寄せられていました。これらの声に応えるかたちで、ヤマハ発動機ではドライブユニットシステムの開発を進め、今回新採用の「エコノミーモード」を開発しました。
ヤマハ発動機では、アシスト航続距離が伸長した今回の2モデルをリリースすることにより、今後さらに広がるニーズに応えられると考えています。
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新製品の特長 |
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「標準モード」と、アシスト航続距離が1.5倍の「エコノミーモード」を新設 |
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ドライブユニットを改良することにより、最大で1.5倍のアシスト航続距離(当社従来比)が可能な「エコノミーモード」を新開発。これによりアシスト航続距離が、26インチモデルでは30kmから45km(ヤマハパターン)へと伸長しました。この「エコノミーモード」は、平坦路や緩い坂道等を走行するといったアシスト力が比較的小さな時に、バッテリーの使用電流を節約するもので、常時エコノミーモード使用の場合は、アシスト電流が全域で通常の50%カットとなります。また坂道や重い荷物を積載して走行するといったアシスト力を多く必要とする際には、通常のアシスト力でより楽に漕げる「標準モード」で走行するというように、走る条件に応じてユーザー自身が自由にアシストモードを選ぶことができます。 |
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見やすく操作しやすい手元キーレススイッチ&バッテリー残量ランプ |
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アシスト走行の入切だけでなく、「標準モード」と新開発の「エコノミーモード」の切り替えができ、バッテリー残量ランプを一体化したスイッチを新開発。ハンドルグリップ付近の適切な位置にレイアウトすることで、ハンドルを握ったままでも簡単に切り替えができるとともに、バッテリー残量ランプの視認性を向上させました。またバッテリー残量ランプは3灯5段階表示とし、より細かなバッテリー残量の把握ができます。 |
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サビに強いステンレスをハンドルとハンドルポストに採用 |
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ハンドルとハンドルポストをさびにくいステンレス製にすることで、耐久性を向上させました。 |
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利便性が高く快適な装備を踏襲 |
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乗り降りのしやすい低床U型フレームや2.8時間のスピード充電などの快適な機能は、従来モデルから継続して採用。充電器はいつでもリフレッシュができるタイプとし、より使いやすいものになっています。また「ニュー・パス
デラックス」では、バッテリー電源を利用しペダリングが重くならない自動点灯式PASオートランプや被視認性の高い自動点滅式LEDテールランプ、側面からの被視認性を高める高輝度反射タイヤ、さらに買い物に便利なフロントバスケットやリアキャリアなどの充実装備を引き続き採用しています。なお、自動点灯式PASオートランプは、従来の2スイッチタイプから、1スイッチ3ポジション(OFF/ON/AUTO)タイプとし、より使いやすさを向上させています。 |
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ヤマハ『ニュー・パス デラックス』『ニュー・パス』諸元表 |
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ニュー・パス
デラックス
26インチ(24インチ) |
ニュー・パス
26インチ(24インチ) |
寸法 |
全長 |
1870mm(1770mm) |
全幅 |
540mm |
サドル高 |
750-910mm(738-900mm) |
軸間距離 |
1160mm(1110mm) |
タイヤサイズ |
26×1 3/8(24×1 13/8) |
車両重量 |
29kg(28kg) |
27kg(27kg) |
性能 |
補助速度範囲
(変速機「速」) |
比例補助 |
0-15km/h未満 |
逓減補助 |
15-24km/h未満 |
一充電
航続距離 |
標 準
モード |
ヤマハパターン※ |
30km(27km) |
平坦路 |
40km(37km) |
原動機 |
形 式 |
直流ブラシ式 |
定格出力 |
235w |
補助力制御方式 |
踏力比例制御式 |
蓄電池 |
形 式 |
ニカド電池 |
電圧/容量 |
1.2V×20/5AH |
充電器 |
リフレッシュ機能/充電時間 |
有り/約2.8時間 |
駆動方式 |
チェーン式 |
照明装置 |
「PASオートランプ」 |
ダイナモ式前照灯 |
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※ヤマハパターンで走行した場合。
バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)56kg、無灯火。
ヤマハパターン:3kmの平坦地の途中に勾配2度の登り坂(1km)と下り坂(1km)を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路(速)15km/h、登り坂(平)10km/h、下り坂(速)20km/hで走行した時のテストデータ。 |
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メーカー希望小売価格 |
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『ニュー・パス』(26/24インチ)
『ニュー・パス デラックス』(26/24インチ) |
87,800円
97,800円 |
リフレッシュ機能付専用充電器
『パスチャージャー』 |
12,000円
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車両本体価格。消費税は含まず |
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