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低価格でコンパクト ヤマハロボットコントローラTRCHシリーズ新発売

1998年10月08日発表

 ヤマハ発動機(株)では、性能、機能を落とさずに現行機種から価格を最大約30%下げたロボットコントローラを新開発し、来年1月7日より発売します。
 なお、この製品は10月13日より16日まで東京ビッグサイトで開催される「'98自動化推進展」および10月16日から18日まで福島で開催される「ロボットワールド21」に展示されます。

ヤマハロボットコントローラ「TRCH3軸用(左)」「TRCH4軸用(右)」

ヤマハロボットコントローラ「TRCH3軸用(左)」「TRCH4軸用(右)」


名称

3軸コントローラ  TRCH3
4軸コントローラ  TRCH4

発売日

1999年1月7日

初年度販売計画

TRCHシリーズ合計  2,000台



商品の概要

 新開発したロボットコントローラTRCHシリーズは、今年5月に発売された単軸ロボットコントローラSRCHシリーズ1台と2軸ロボットコントローラDRCHシリーズ1台、またはDRCHシリーズ2台を高速LAN接続することで、3軸ロボットまたは4軸ロボットの制御を行うことができます。
 性能機能は、高性能32ビットマイコン採用により現行4軸ロボットコントローラQRCHシリーズとほぼ同等です。また、コストパフォーマンスに優れるSRCHシリーズとDRCHシリーズを組み合わせることで、大幅に価格を抑えることができました。



特徴

◎低価格
量販品で低価格なSRCHシリーズとDRCHシリーズを組み合わせることで、現行機種比最大約30%の価格ダウンを達成することができました。

機  種 価  格 現行同等機種価格
TRCH3(3軸) 375,000円 QRCH3(3軸) 520,000円
TRCH4(4軸) 480,000円 QRCH4(4軸) 580,000円


◎小型軽量
小型軽量化を徹底して行ったSRCHとDRCHシリーズを組み合わせることで現行機種QRCHシリーズの比較で、体積・重量とも1/3以下に小型軽量化することができました。

○高性能、豊富な機能
高性能32ビットマイコンの採用、高速LANにより、高速高精度なサーボ制御を実現することができました。また、シーケンサの負担を軽くできるマルチタスク機能、通常のPTP制御のほか、CP制御、アーチモーションなどの多彩な軸制御が可能。ピックアンドプレイスやシーリング等様々な作業に応用することができます。


○SRCH、DRCHシリーズとの互換性
プログラムなどのソフト上の互換性、コネクタ・プログラミング装置などのハード上の互換性が高いため、従来ユーザーが混乱することなく使用することができます。



主な用途

 直交ロボットXYシリーズ、スカラロボットYKシリーズなどのヤマハロボットと組み合わせることで、部品の組立、挿入、取り出し、搬送からネジ締め、シーリング剤塗布、圧入等の幅広い用途に使用することができます。



豊富なロボットコントローラ群

 今回のシリーズと現行のSRCH、DRCH、QRCH、MRCH各シリーズ及びエコノミー単軸コントローラERCを加えて、より幅広いユーザーに、システムに合った性能・機能を持つ製品を提供できることになりました。



TRCHコントローラ基本仕様

軸  制  御 駆動方式 ACオールデイタルサーボ
動作方式 PTP動作、CP動作
制御軸数と
適応モータ容量
TRCH3:3軸 合計最大1200W
TRCH4:4軸 合計最大1600W
速度設定 1~100%、1%毎(プログラム中でも設定可能)
加速度設定 質量パラメータによる自動設定
加速度パラメータによる設定 1~100%、1%毎
プログラム プログラム言語 ヤマハロボット言語
プログラム数 100
ステップ数 3000ステップ,最大255ステップ/1プログラム
ポイント数 1000
ポイント教示方式 リモートテイチング、ダイレクトテイチング、MDI
マルチタスク 4タスク
I/F 入力/出力 汎用 40点/29点、専用 8点/3点
外部駆動電源 24V/900mA
外部通信 RS232C 1ch
一 般 仕 様 電源 AC100~115V±10%,
AC200~230V±10%、単相50/60Hz
(一部AC200~230V限定機種あり)
外形寸法 TRCH3:W100×H250×D157、W78×H250×D157
TRCH4:W100×H250×D157×2
質量 TRCH3:合計3.6kg
TRCH4:合計4.2kg


メーカー希望小売価格(消費税は含まず)

3軸コントローラ

TRCH3:375,000円

4軸コントローラ

TRCH4:480,000円
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