本文へ進みます

幅広いOEM需要に対応! 汎用性に富んだ新PASシステムユニット「X05」を開発

1998年09月29日発表

 ヤマハ発動機(株)は、電動ハイブリッド自転車のドライブユニット「PASシステムユニット」について、車両搭載時の設計に、より自由度を持たせられる新ユニット「X05」を開発、'98年12月より生産を行ない、国内外のOEMメーカーへの供給を開始します。


PASシステムユニット「X05」
(写真右:ドライブユニットアセンブリー、左上:バッテリー、左下:充電器)

名称

PASシステムユニット「X05」

発売日

1998年12月

販売計画

20,000台/年間



 新しいPASシステムユニットは、既存ユニットで培ってきた製品品質信頼性の実績に基づいて、基本性能を維持したままで更なる軽量・コンパクト化を達成。多種多様な自転車カテゴリー、フレーム形状への自由度の高い搭載性でフレキシブルに対応するシステムユニットです。
 '93年の「ヤマハPAS」発表以来、世界の自転車メーカーから成長部門として高い注目を集めている電動ハイブリッド自転車カテゴリーにあって、その市場をリードするかたちで昨年スタートしたPASシステムユニットのOEM事業は、現在国内4社、海外6社の計10社への供給が始まっており、今後も世界規模での拡大が見込まれています。ヤマハ発動機(株)では、さらに広がるOEMビジネスにおいて、供給先となる自転車メーカーへの開発負担および設備投資負担を最大限に低減させることを目的に、メーカーからの広範囲な要望に応えられる、汎用性に富んだ新システムユニット「X05」を開発しました。
 このシステムユニットは、新たに各部の設計を見直すことで軽量・コンパクト化を図っており、また開発・製造コストの高い外装用樹脂カバーを使用することなく、メカ部分を露出したままでも車体と融和するネイキッドデザインを採用するなど、OEMメーカーの開発コストをトータルで低減することに大きく寄与する内容となっています。
 ヤマハ発動機(株)では、このシステムユニットを軸に、今後も世界の各自転車メーカーのOEM需要に対応していきます。



PASシステムユニット「X05」の主な特徴

軽量・コンパクト

既存システムユニットよりも約0.4kg軽量化。さらにパーツレイアウトを最適化させて約10%(容積比)のコンパクト化を達成。幅広い車体設計にフレキシブルに対応します。


樹脂カバーレス仕様

開発・製造コストの高い外装用樹脂カバーを使用する必要がなく、メカ部分を露出したままでの搭載が可能なネイキッドデザイン。


基本性能の維持

世界の市場から高い評価を受けているPASシステムユニットの基本性能を踏襲。高い製品信頼性はそのままに確保。



PASシステムユニット「X05」搭載例




X05ドライブユニット・アセンブリー仕様概要



ページ
先頭へ