好調ＰＡＳシステムユニットＯＥＭ事業　新たに２社への供給を開始

　ヤマハ発動機（株）は、電動ハイブリッド自転車「ヤマハＰＡＳ」のパワーユニットである「ＰＡＳシステムユニット」のＯＥＭ事業において、新たに「ＵＮＩＯＮ社（ユニオン）」と「丸石自転車株式会社」の2社への供給を開始します。これにより、ＰＡＳシステムユニットのＯＥＭ供給先企業は欧州5社、北米1社、日本国内4社の計10社となります。

ＰＡＳシステムユニットを搭載した、丸石自転車（株）の「ペーブメント」

　このたび、ＰＡＳシステムユニットのＯＥＭ供給先として新たに加わったのはオランダの自転車メーカー「ＵＮＩＯＮ社」と日本の「丸石自転車株式会社」の2社。ＵＮＩＯＮ社については本年12月より、また丸石自転車（株）についてはすでに本年6月より供給を開始しています。

　ヤマハ発動機（株）では、'94年4月より電動ハイブリッド自転車「ヤマハＰＡＳ（完成車）」の全国販売を開始、また電動ハイブリッド自転車の更なる普及と市場拡大を図るべく、ＰＡＳシステムユニットのＯＥＭ事業を'97年度より本格的にスタート。'98年9月までに累計で国内1万9000台、海外2万1000台の合計4万台をＯＥＭ供給しています。電動ハイブリッド自転車ビジネスは、いまや世界の自転車メーカーから注目を集める新市場として成長。ヤマハ発動機（株）では国内外の複数のメーカーとの交渉の結果、今回条件面での合意の得られた2社について供給を開始することを決定しました。

　ヤマハ発動機（株）では、電動ハイブリッド自転車の先行開発メーカーとしての技術的アドバンテージを世界の自転車メーカーと共有すべく、今後もＰＡＳシステムユニットのＯＥＭ事業を拡大してゆく方針です。