プールサイドの機械室を不要に。業界最コンパクト化を実現 「ヤマハ プールサイドインろ過機」新発売 1998年05月26日発表 ヤマハ発動機株式会社では、業界で初めてプールサイドのピット内部(地下部分)に設置できるスイミングプール用のろ過機「ヤマハ プールサイドインろ過機」を開発しました。 これにより、プールサイドに大きなスペースを必要とした、ろ過機用の機械室が不要となります。この商品は6月1日から発売いたします。 ヤマハ プールサイドインろ過機 名称 ヤマハ プールサイドインろ過機 発売開始日 1998年6月1日 販売目標数 175台/3年間 商品の概要 今回発売する「プールサイドインろ過機」は、優れたろ過性能を持ちながら、プールサイドピット内に設置可能なコンパクト設計により、ろ過機用の機械室を不要とすることができた業界最コンパクトなろ過機です。従って、改築・改修などのリニューアルでプールの敷地を拡大するのが難しい場合でも、ろ過機部分の地中化によってプールサイドには更衣室やトイレ、用具室などのスペース確保が容易になり、利用者向けのファシリティ向上という施設管理者の問題を解消できます。しかも、現地組立て不要の優れた設置性や配管の短縮化によって設置工事も簡便に済むため、コストダウンも同時に達成しています。ろ過容量によって3機種をラインアップしており、プールの規模や目的・予算に応じて選択できます。 主な特長 コンパクト設計で省スペースを実現 ・長さ2625mm、幅1580mm、高さ1100mmとコンパクトなため、プールサイドが比較的狭い場合でも、余裕で設置できます。 ・プールサイドピット内に収納可能なため、機械室が不要となります。 設置性に優れたろ過機 ・プールに近接して設置するため、配管距離が短くて済み、複雑な作業も不要。 ・耐久性に優れた専用のスマートなFRPボックスに収納され、メンテナンスも容易です。 高い操作性とろ過能力 ・操作バルブにオールステンレス製の電動五方弁を採用し、ろ過、逆洗、洗浄工程を全自動で行うため、管理が容易です。 ・大型のハウジングと大容量のろ材を搭載し、優れたろ過能力を発揮します。 十分な防震対策 ・FRP製のタンクは横置きなうえ、重心が低く専用ベースに固定されているため、地震による転倒や配管破裂の危険がありません。 設置コストを削減 ・現地組立て不要の優れた設置性や配管の短縮化によって設置工事も簡便に済むため、コストダウンも同時に達成しています。 主要諸元 商品名『プールサイドインろ過機』 60tタイプ 80tタイプ 100tタイプ ろ過方式 砂式 ろ過能力(t/時) 60 80 100 架台外寸(L×W×Hmm) 2625×1580×75 3425×1680×75 4225×1580×75 FRPボックス外寸(L×W×Hmm) 5440×2497×1225 5440×2497×1225 7590×2497×1225 ろ過タンク材質 FRP ろ過タンク塗装色 アイボリー2.5Y9/3(マンセル値) 接続配管材質口径 VP80A VP100A VP125A 電源 三相200V 空重量(kg) 800 900 1050 運転重量(kg) 2500 3400 4350 ポンプ 型式 片吸込み渦巻きポンプ 出力(KW) 5.5 7.5 11.0 制御盤 外寸(L×W×Hmm) 700×500×200 800×700×200 800×700×200 塗装色 2.5Y9/1 ヘアー キャッチャー 材質 FRP 外寸 φ300×535mm 減菌器 タンク材質 PE(ポリエチレン) タンク容量 100リットル ポンプ吐出量 max550cc/min メーカー希望小売価格 処理能力 60トン/時間 80トン/時間 100トン/時間 8,200,000円 9,800,000円 11,500,000円 いずれも本体のみ価格、工事費、税別