本文へ進みます

国内最大排気量の空冷ネイキッドモデル ヤマハスポーツ「XJR1300」新発売

1998年02月13日発表

 ヤマハ発動機(株)は、空冷4サイクルDOHC4気筒1300ccエンジンをダブルクレードルフレームに搭載し、快適な走行性と迫力ある外観を調和させた国内最大排気量の空冷ネイキッドモデル、ヤマハスポーツ「XJR1300」を98年3月10日より新発売します。
 '94年から発表し好評を博しているヤマハスポーツ「XJR1200」の後継モデルで、同モデルをベースに1.メッキシリンダー採用や排気量アップによる性能向上、2.タイヤサイズ変更やシート形状変更による乗りやすさの向上、3.新作サイドカバー、テールカウル、テールレンズの採用による外観変更、4.新作メーター採用による使い勝手の向上などにより、いっそう熟成を図りました。
 また、希望小売価格は現行「XJR1200」から据え置きとなります。


ヤマハスポーツ「XJR1300」

名称

ヤマハスポーツ「XJR1300」

発売日

1998年3月10日

カラーリング

ブラック2、シルバーメタリック1、グレーメタリック3

販売計画

4,000台(年間、国内)



商品の概要

 国内の二輪市場で、排気量401ccを越える大型二輪クラスは、'97年に対前年比218%の伸長を示し、大幅な増加傾向にあります。これは、昨年の免許制度改正(指定教習所での大型二輪免許取得制の導入)、各社からのニューモデル投入、道路交通環境整備等の相乗効果によるものと見られ、また同クラスは、今年も自動二輪市場の牽引役をになうと予想されています。
 このクラスで人気のヤマハスポーツ「XJR1200」は94年より発売のモデルで、国内最大排気量の空冷ネイキッドスポーツとして根強い支持を得ています。トルクフルで扱い易いエンジン特性、ビッグバイクらしい骨太感のあるスタイリング、ナチュラルで軽快な走行性などが人気の理由です。
 このたび新発売の「XJR1300」は、上記の「XJR1200」の基本コンセプトをそのままに、1.エンジン性能の向上、2.基本走行性能の熟成、3.外観のリフレッシュなどで、市場のニーズに応えたモデルとなっています。



主な特徴

1300ニューエンジン

 「XJR1200」に対してボアを2mmアップとなるボア×ストローク79.0×63.8mmのエンジンを搭載。(この結果1188cc→1250ccへと拡大)100PSの最高出力と10kgf・mの最大トルクを発揮します。また、ピストンは、軽量で高強度が特徴の鍛造ピストンを採用しました。(現行の「XJR1200」は鋳造ピストン)


空冷4気筒初のメッキシリンダー採用

 排気量アップに伴う熱量増加に対応し、メッキシリンダーを採用しました。この結果、冷却性の向上により、性能と信頼性を向上させました。このメッキ処理は、当社生産の自動車エンジンにも一部採用して実績のある、ヤマハ独自の「高速メッキ技術」によって施されています。


前後タイヤサイズ変更

 タイヤサイズを(前輪130mm幅→120mm幅、後輪170mm幅→180mm幅)変更するとともに、シート形状変更、サスペンションセッティングを変更し、街中での軽快感と乗り心地に優れた走行フィーリングを実現しました。


新作電気式メーター

 エンジン回転数や速度の変化に対する反応速度を高めた、新設計の電気式メーターを採用。さらに、デジタル時計とツイントリップ機能も装備して実用性を向上させました。


新デザインパーツによる外観の一新

 アルミ合金素材を一部に使用した新作サイドカバー、新作テールカウル、独特の輝きをもつマルチリフレクター装備のテールレンズの採用で、後ろ姿にも迫力があり、一目でXJRとわかるダイナミックなスタイルを実現しました。



’98ヤマハスポーツ「XJR1300」主要諸元


型式/エンジン型式

RPO1J/P501E

全長/全幅/全高(mm)

2,175×780×1,115

シート高(mm)

775

軸間距離(mm)

1,500

最低地上高(mm)

120

乾燥重量/装備重量(kg)

230/253

補装平坦路燃費(km/L)

25.0(60km/h)

原動機種類

空冷・4サイクル・DOHC・4バルブ

気筒数配列

並列4気筒

総排気量(cm3)

1,250

内径×行程(mm×mm)

79.0×63.8

圧縮比

9.7:1

最高出力(PS/rpm)

100/8,000

最大トルク(kgf・m/rpm)

10/6,000

始動方式

セル式

潤滑方式

強制圧送ウェットサンプ

エンジンオイル容量(L)

4.2

燃料タンク容量(L)

21

キャブレター形式

BS36×

点火方式

T.C.I.

バッテリー種類

GT14B-4(MF)

1次減速比/2次減速比

1.750/2.235

クラッチ形式

湿式多板ダイヤフラムスプリング

変速機形式

常時噛合式前進5段

変速比

1速 2.857 2速 2.000 3速 1.571

 4速 1.292 5速 1.115

フレーム形式

ダブルクレードル

キャスター/トレール(度/mm)

25°30′/100

タイヤサイズ(前/後)

120/70ZR17/180/55ZR17

ブレーキ形式(前/後)

油圧ダブルディスク/油圧シングルディスク

懸架方式(前/後)

テレスコピック/スイングアーム

ヘッドライト

ハロゲンバルブ12V 60/50W



XJR1300 フィーチャーマップ




メーカー希望小売価格

ヤマハスポーツ「XJR1300」

930,000円

(一部地域を除く。地域希望小売価格の一例:北海道は20,000円高、沖縄は10,000円高)
※価格には保険料、税金(含消費税)、登録に伴う諸費用は含まれません。


ページ
先頭へ