ヤマハ発動機(株)は、'78年の初代モデル発売以降自動二輪市場で根強い人気を保っているロングセラーモデル、ヤマハスポーツ「SR400/500」について、発売20周年の“アニバーサリーモデル”を設定し'98年3月2日より発売します。予約期間は'98年2月1日~4月末日の間で、期間内に予約した方への限定販売となります。
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ヤマハスポーツ「SR400」「SR500」 |
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名称 |
ヤマハスポーツ「SR400」「SR500」 |
予約期間 |
1998年2月1日~4月30日 |
発売日 |
1998年3月2日 |
カラーリング |
400:ディープレッドカクテル2(レッド)
ブラックゴールド(ブラック)
500:ディープレッドカクテル2(レッド)
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販売計画 |
2,000台(年内、国内シリーズ合計) |
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商品の概要 |
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「SR400」は、1978年3月の初代モデル発売以来、国内二輪市場で根強い人気を維持しており、20年間継続発売のスポーツバイクとしては、唯一の国産モデルとなります。
これまでのマイナーチェンジでは、時代に合わせた細部の変更や、信頼性向上のための仕様変更を施していますが、文字通り“単車の原点”を具現化したモデルコンセプトは一貫して継承しており、これが市場で支持されている理由と言われています。
“キックペダルによるエンジン始動”というバイクライフ原点の楽しさ、単気筒ビッグエンジンの力強い鼓動、ナチュラルな走行性能、飽きのこない車体デザイン等が人気で、近年ではスポーツバイクのビギナーのユーザーも増加傾向にあります。また、ここ2~3年は、SR初代モデルの発売以降に生まれた10代のヤングユーザーが「SR400」の新規需要の約3割を占めています。ここ数年のヤングの「レトロブーム」のトレンドと呼応して、若者層を中心に熟年ライダーにまで幅広く支持されています。
このほど発売の20周年記念モデルは、'96年10月発売の現行「SR400/500」をベースに、'78年当時のカラーリングイメージを再現し個性化を図ったモデルとなります。 |
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モデル(20周年記念モデル)の主な特徴 |
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'78年当時のカラーリングイメージを再現 |
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'78年当時のカラーリングイメージを再現したカラーを採用しました。また、塗装は、同モデルに'91年より採用している“ミラクリエイト”(*)塗装を採用し、奇麗な輝きと鏡のような光沢を実現しました。
* “ミラクリエイト”塗装=ミラクリエイト(Miracreate)とは、Miracle(奇跡的な)とCreate(創造)をプラスした造語。塗料の上面に施す透明なクリアは、従来のタンクの2倍以上にあたる100ミクロンの厚さがあり、深みと輝きを加えています。優れた光沢で鏡のような輝きを持ちます。 |
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20周年記念イベントを開催 |
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「SR400」の発売20周年を記念して、ヤマハでは本年各種イベントの開催を予定しています。成人の日の1月15日には茨城県筑波サーキットで開かれる「バトル
オブ ザ ツイン」の中で“SR400ワンメイクレース”などの特別イベントを開催します。 |
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ヤマハスポーツ『SR400/500』主要諸元
[]内はSR500
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型式/エンジン型式 |
1JR/2H6[1JN/2J2] |
全長/全幅/全高(mm) |
2,085×735×1,080 |
シート高(mm) |
780 |
軸間距離(mm) |
1,410 |
最低地上高(mm) |
140 |
乾燥重量/装備重量(kg) |
153/170 |
補装平坦路燃費(km/L) |
47.0[48.0](60km/h) |
原動機種類 |
空冷・4サイクル・SOHC・2バルブ |
気筒数配列 |
単気筒 |
総排気量(cm3) |
399[499] |
内径×行程(mm×mm) |
87.0×67.2[84.0] |
圧縮比 |
8.5:1[8.3:1] |
最高出力(PS/rpm) |
27.0/7,000[32.0/6,000] |
最大トルク(kgf・m/rpm) |
3.0/6,500[3.7/5,500] |
始動方式 |
キック式 |
潤滑方式 |
強制圧送ドライサンプ |
オイルタンク容量(L) |
2.4 |
燃料タンク容量(L) |
12.0 |
キャブレター形式 |
BST34 |
点火方式 |
C.D.I |
バッテリー種類 |
GT4B-5(MF) |
1次減速比/2次減速比 |
2.566/2.947[2.750] |
クラッチ形式 |
湿式多板コイルスプリング |
変速機形式 |
常時噛み合い式前進5段 |
変速比 |
1速 2.357
2速 1.555
3速 1.190
4速 0.916
5速 0.777 |
フレーム形式 |
セミダブルクレードル |
キャスター/トレール(度/mm) |
27°15′/108 |
タイヤサイズ(前/後) |
3.50-18 56S/4.00-18 64S |
ブレーキ形式(前/後) |
ドラム/ドラム |
懸架方式(前/後) |
テレスコピック/スイングアーム |
ヘッドライト |
12V60W/55W(ハロゲン) |
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ご
参 考
『SR400』車歴表
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発売年月 |
名 称 |
小売価格 |
主な特徴・変更点 |
1 |
'78年3月 |
SR400 |
310,000 |
・ 今日の日本におけるビッグシングル・ロードスポーツの先駆け
・ SOHC単気筒、CDI点火、キックインジケーター付
・ フロントディスクブレーキ採用
・ タンクインフレーム採用 |
2 |
'79年10月 |
SR400
SP |
340,000 |
・ チューブレスタイヤ採用
・ キャストホイール採用
・ パワーレバー採用
・ グラブバー採用 |
3 |
'82年9月 |
SR400 |
355,000 |
・ スポークホイール仕様
(限定販売) |
4 |
'83年3月 |
SR400 |
365,000 |
・ エアフォーク採用
・ スポークホイール仕様
・ ハンドル幅変更
・ フレキシブルフラッシャーランプ採用 |
5 |
'83年7月 |
SR400
SP |
380,000 |
・ キャストホイール仕様
・ チューブレスタイヤ採用
・ ハンドル幅変更
・ フレキシブルフラッシャーランプ採用
・ エアフォーク採用 |
6 |
'84年10月 |
SR400 |
398,000 |
・ SR400発売7周年記念モデル
・ フュエルタンクぼかし塗装採用
・ 音叉エンブレム採用 |
7 |
'85年4月 |
SR400 |
399,000 |
・ フロントドラムブレーキ採用
・ セミエアフロントフォーク採用
・ フォークブーツ採用
・ アルミ中空リム採用
・ メッツラータイヤ採用 |
8 |
'88年8月 |
SR400 |
399,000 |
・ キャブレターをBSTタイプに変更
・ 小ピッチチェーン採用
・ 大型エアクリーナー採用 |
9 |
'91年11月 |
SR400 |
399,000 |
・ ミラクリエイト塗装採用
・ ハンドルクラウン、レバーホルダー、レバーをアルミバフ仕上げ
・ シートをツートンカラーに変更 |
10 |
'92年9月 |
SR400S |
409,000 |
・ マルーン系特別カラースペシャル仕様
・ サイドカバーにクラブマーク風立体ロゴマーク採用
(限定販売) |
11 |
'93年2月 |
SR400 |
425,000 |
・ MFバッテリー装備
・ 昼間点灯システム採用
・ フラッシャーランプにハザードシステム採用
・ サイドスタンド・イグニッションカットオフシステム採用 |
12 |
'95年8月 |
SR400S
リミテッドエディション |
439,000 |
・ 高級サンバースト(ぼかし)塗装フュエルタンク採用
(限定販売) |
13 |
'96年10月 |
SE400 |
425,000 |
・ ライディングポジション変更
・ フロントブレーキ操作性向上
・ 整備性向上 |
14 |
'98年3月 |
SR400 |
425,000 |
・20周年記念限定モデル |
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メーカー希望小売価格 |
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「SR400」
「SR500」
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425,000円
455,000円 |
(一部地域を除く。地域希望小売価格の一例:
北海道は17,000円高、沖縄は9,000円高)
※価格には保険料、税金(含消費税)、届出に伴う諸費用は含まれません。 |
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