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ヤマハ・ガス・ヒートポンプ・エアコンの出荷台数累計10万台達成

1997年05月08日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、5月8日、ヤマハのガス・ヒートポンプ・エアコン(GHP)の出荷台数が累計で10万台を達成しました。

 ヤマハ発動機(株)は1987年に、小型の冷暖房システムとしては世界で初めて、ガスをエネルギーとして室内空調を行なう業務用2馬力を発売し、以来、10年にして、累計10万台のGHPを出荷しました。この間、商品ラインナップを家庭用から順次、店舗用、ビル用へと広げ、現在9機種にモデルをそろえ台数ベースでは業界でトップシェアです。
ヤマハ・ガス・ヒートポンプは当社子会社の創輝株式会社(静岡県掛川市 代表取締役社長・川口夫美男)で製造されています。



GHP市場の概要

 GHPは、夏期の電力需要のピークを緩和し、ガス需要の年間を通じての平準化、並びに石油依存度の低減によるエネルギー源の多様化、安定化を図るために、通産省が重要技術と認定し、開発が始まったものです。GHPの需要がここ数年急激に伸長した背景には、ガスをエネルギー源にしているためランニングコストが電気式エアコンに比べ安いこと、使用電力が電気式エアコンの10分の1以下で済むことから電力の余裕が生じ電力を他に活用できること、エンジン排熱を補助熱源として有効利用できるため暖房の立ち上がりが早くパワフルであること、などのメリットが市場で評価され、浸透したためです。



ヤマハガスヒートポンプ10万台の歩み

出荷累計


       

10万台達成
1997年度

     

8万台達成
1995年度

 
   

5万台達成
1993年度

   
 

1万台達成
1989年度

     

販売開始
1987年度

       


ヤマハガスヒートポンプにおける売れ筋商品とその特徴

ハウジング用

3HPハウジングマルチ
 ガスヒートポンプエアコン業界では唯一の家庭用マルチエアコン。分岐ユニットによる最大7台の室内ユニットの接続と、4台同時運転が可能。1997年3月には、(財)ベターリビングより、高品質、高性能で安心して使用できる製品を優良住宅部品として認定する「ベターリビング」認定を受けました。


ストア用

5HPマルチ
 室外機と室内機の接続できる容量範囲が室外機能力の最大130%まで可能で、室内機を1~6台接続できるため、たとえば、夜間と昼間で運転時間の異なる店舗付住宅に最適で、空調プランの自由度が広がります。


ビル用マルチ

 ビル用マルチMシリーズには、ヤマハ発動機(株)が独自開発した高性能熱交換システム「Y-HOT」システムを採用しており、電気エアコンでは最大の欠点であった外気温低下に伴う暖房能力の低下という特性を覆し、逆に暖房能力が向上する特性を可能にしています。この「Y-HOT」システムは本年、第29回市村産業賞貢献賞を受賞しています。



創輝株式会社について


会 社 名

創輝株式会社

所 在 地

静岡県掛川市逆川200-1

創   立

1944年11月

資 本 金

2億7,536万円

売 上 高

450億円

社 員 数

1,000名

主要製品

GHP、ゴルフカー、カート、発電機、汎用エンジン、ATV(4輪バギー)フレーム、スノーモビルフレーム、サスペンション


 創輝株式会社は、常にお客さまの立場に立って、空調設備機器としての品質向上への取り組みをして参りました。1996年には、優秀な生産工場に贈られるTPM賞(主催:社団法人日本プラントメンテナンス協会)の優秀賞を受賞しました。これは、生産システムの効率化、生産性・製品の品質・コストダウンならびに体質強化などが優れていることを認められた賞です。


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