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97年1月9日 台湾にヤマハ二輪車の開発のための新会社設立

1997年01月09日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、台湾にヤマハ二輪車の開発を事業とする新会社を 1997年1月1日に設立し、同年4月よりの稼動を目指します。
新会社の名称は「台湾山葉発動機研究開発中心股イ分有限公司」(略称:YMR T)で、台湾でのヤマハ二輪車の製造・販売をする合弁会社である「台湾山葉機車 工業股イ分有限公司(略称:YMT)」(総経理:唐木 大作/所在地:台湾中市) と共同で、台湾中歴市に設立します。資本金は500万元(約2,000万円) で、当社が80%、YMTが20%出資します。

 新会社は、当社およびYMTが開発委託するヤマハ二輪車の商品企画、スタイ リングを含む商品開発を事業内容とします。当初は、YMTからの開発委託に基づ くスクーターを中心としたモデル開発を実施し、将来的には当社海外拠点向けの二 輪車のモデル開発も計画しています。なお、設立当初の従業員は約80人で、初年 度の売上計画は約1億元(約4億円)です。

 当社では、「製品は、使用される国で開発・生産すること」を基本とし、国情や ユーザーニーズに合致した製品の迅速な供給を目指しています。 このたびの新会社設立は、開発の更なる現地化を目指し、台湾市場における一層の 競争力のあるモデル開発を目指すものです。また、生産とともに開発のグローバル 化にも取り組み、新会社の開発力を生かした、海外向けのモデル開発も目指して参 ります。

 現在、台湾における二輪車の総需要は約100万台で推移し、50ccか125ccが主体のスクーター市場です。
当社は、台湾でのヤマハ二輪車を製造・販売する為に、1986年10月にYMT を設立し、年間約41万台(1996年度見通し)の二輪車を製造・販売していま す。 また、台湾製ヤマハ二輪車の輸出・販売を業務とする「台湾山葉興業股イ分有限公 司」(略称:YMTT)を1994年に設立し、年間約5万台(1996年度見通 し)を欧州や中南米を中心に輸出しています。新会社設立により、当社の台湾にお ける二輪車関連拠点は、YMTとYMTTに次いで3ヶ所目となります。



新会社の概要


社 名:

株式会社 ヤマハ発動機R&D台湾  (日本文)
台湾山葉発動機研究開発中心股イ分有限公司  (台湾文)
YAMAHA MOTOR R&D TAIWAN CO., LTD.  (英 文)
(略称;YMRT)

所在地:

台湾中歴市

設立年月:

1997年1月

稼動開始:

1997年4月

代表者名:

董事長:桜本 勝彦(さくらもと かつひこ)
総経理:新井 万久(あらい かずひさ)

資本金:

500万元(約2,000万円)

出資比率:

ヤマハ発動機株式会社 80%
台湾山葉機車工業股分有限公司 20%

事業内容:

当社およびYMTが開発委託するヤマハ二輪車の商品開発

従業員数:

初年度80人

事業計画:

1997年度:1億元(約4億円)
2000年度:1.5億元(約6億円)



台湾山葉機車工業股イ分有限公司の概要


会社名:

台湾山葉機車工業股イ分有限公司(略称:YMT)

所在地:

台湾中歴市

創立年:

1986年10月

代表者名:

総経理:唐木 大作(からき だいさく)

資本金:

13億元(約52億円)(ヤマハ発動機株式会社は51%出資)

従業員数:

2,000人

事業内容:

ヤマハブランドの二輪車および部品の製造・販売

売上高:

160億元(約640億円)/1995年度



台湾山葉興業股イ分有限公司の概要


会社名:

台湾山葉興業股イ分有限公司(略称:YMTT)

所在地:

台湾台北市

創立年:

1994年4月

代表者名:

総経理:中村 勝信(なかむら よしみち)

資本金:

800万元(約3,200万円)(ヤマハ発動機株式会社は75% 出資)

従業員数:

16人

事業内容:

台湾製ヤマハ二輪車の輸出・販売

売上高:

8億元(約32億円)/1995年度


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