ヤマハ発動機株式会社は、台湾にヤマハ二輪車の開発を事業とする新会社を
1997年1月1日に設立し、同年4月よりの稼動を目指します。
新会社の名称は「台湾山葉発動機研究開発中心股イ分有限公司」(略称:YMR T)で、台湾でのヤマハ二輪車の製造・販売をする合弁会社である「台湾山葉機車
工業股イ分有限公司(略称:YMT)」(総経理:唐木 大作/所在地:台湾中市) と共同で、台湾中歴市に設立します。資本金は500万元(約2,000万円)
で、当社が80%、YMTが20%出資します。
新会社は、当社およびYMTが開発委託するヤマハ二輪車の商品企画、スタイ リングを含む商品開発を事業内容とします。当初は、YMTからの開発委託に基づ
くスクーターを中心としたモデル開発を実施し、将来的には当社海外拠点向けの二 輪車のモデル開発も計画しています。なお、設立当初の従業員は約80人で、初年
度の売上計画は約1億元(約4億円)です。
当社では、「製品は、使用される国で開発・生産すること」を基本とし、国情や ユーザーニーズに合致した製品の迅速な供給を目指しています。
このたびの新会社設立は、開発の更なる現地化を目指し、台湾市場における一層の 競争力のあるモデル開発を目指すものです。また、生産とともに開発のグローバル
化にも取り組み、新会社の開発力を生かした、海外向けのモデル開発も目指して参 ります。
現在、台湾における二輪車の総需要は約100万台で推移し、50ccか125ccが主体のスクーター市場です。
当社は、台湾でのヤマハ二輪車を製造・販売する為に、1986年10月にYMT を設立し、年間約41万台(1996年度見通し)の二輪車を製造・販売していま
す。 また、台湾製ヤマハ二輪車の輸出・販売を業務とする「台湾山葉興業股イ分有限公 司」(略称:YMTT)を1994年に設立し、年間約5万台(1996年度見通
し)を欧州や中南米を中心に輸出しています。新会社設立により、当社の台湾にお ける二輪車関連拠点は、YMTとYMTTに次いで3ヶ所目となります。
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新会社の概要 |
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社 名:
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株式会社 ヤマハ発動機R&D台湾 (日本文)
台湾山葉発動機研究開発中心股イ分有限公司 (台湾文)
YAMAHA MOTOR R&D TAIWAN CO., LTD. (英
文)
(略称;YMRT)
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所在地:
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台湾中歴市
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設立年月:
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1997年1月
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稼動開始:
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1997年4月
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代表者名:
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董事長:桜本 勝彦(さくらもと
かつひこ)
総経理:新井 万久(あらい かずひさ)
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資本金:
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500万元(約2,000万円)
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出資比率:
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ヤマハ発動機株式会社
80%
台湾山葉機車工業股分有限公司 20%
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事業内容:
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当社およびYMTが開発委託するヤマハ二輪車の商品開発
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従業員数:
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初年度80人
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事業計画:
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1997年度:1億元(約4億円)
2000年度:1.5億元(約6億円)
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台湾山葉機車工業股イ分有限公司の概要 |
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会社名:
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台湾山葉機車工業股イ分有限公司(略称:YMT)
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所在地:
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台湾中歴市
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創立年:
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1986年10月
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代表者名:
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総経理:唐木 大作(からき
だいさく)
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資本金:
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13億元(約52億円)(ヤマハ発動機株式会社は51%出資)
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従業員数:
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2,000人
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事業内容:
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ヤマハブランドの二輪車および部品の製造・販売
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売上高:
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160億元(約640億円)/1995年度
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台湾山葉興業股イ分有限公司の概要 |
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会社名:
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台湾山葉興業股イ分有限公司(略称:YMTT)
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所在地:
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台湾台北市
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創立年:
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1994年4月
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代表者名:
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総経理:中村 勝信(なかむら
よしみち)
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資本金:
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800万元(約3,200万円)(ヤマハ発動機株式会社は75%
出資)
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従業員数:
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16人
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事業内容:
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台湾製ヤマハ二輪車の輸出・販売
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売上高:
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8億元(約32億円)/1995年度
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