ヤマハ発動機の考えるモノづくりの合理は、原価低減だけに注力して進めることではありません。原価低減を追求しすぎてお客さまの期待を超える所有満足感を損なうことがあってはならないからです。
一方、モノづくりへのこだわりをお客さまに伝える「ヤマハの手」にリソースを集約するために、お客さま価値につながらないプロセスはその削減に徹底的に取り組んでいきます。この「価値工程」「無価値工程」を分類し活動に落とし込む手段が「理論値生産活動」であり、製造部門活動の礎となっています。
スマートファクトリーという手段に「現場の理論値思考」を付加することで、現場主導で新価値を生み出す“Value Innovation Factory”を新たに定義し「お客さま価値」の追求を進めています。
現場主導で描く
2035年の工場の姿
VIF推進映像《感動創造工場 Rev Factory はじまる》は、ヤマハ発動機流スマートファクトリー「バリュー・イノベーション・ファクトリー」の推進を目的に制作した企業短編ドラマです。各生産現場の代表や、技術・管理部門等の若手メンバーがプロジェクトチームを組んで議論を尽くし、社内でのヒアリングやアンケート等を繰り返しながら「近未来(物語では2035年に設定)の工場のありたい姿」を描いた物語です。劇中に出てくる工場風景や施策、技術、設備、製品等は、2035年の実現を保証するものではありません。
あらすじ
「VIF実現のために、現場から革新を起こしてほしい」。
プロジェクトを任された福山は、各職場・各工程に足を運び、仕事や生活にそれぞれ課題を抱える柴田、大橋、等々力らと出会う。工場で働く人びとの声に耳を傾けることで、やがて「人が主役の工場」というキーワードにたどり着く。「2035年、感動創造工場をつくりだす」「一人ひとりが幸せに働ける職場をつくる」という目的を共有し、プロジェクトが加速してゆく。
キャスト
-
福山康介植田恭平
生産管理部、VIF担当。
入社8年目。VIFの企画・推進を任され、張り切って現場を回るが、反応の悪さにへこむ。 -
柴田拓郎内海陽斗
部品製造現場リーダー。
福山が意見を聞きに来るが、「未来よりも、今日の現場を回すことで精いっぱい」が本音。 -
大橋充希あきば夏林
ワンオペ育児と仕事で疲れ気味のワーキングマザー。
娘のお迎えの時間を気にしながら、自動搬送車を走らせる。 -
等々力勉中尾みち雄
美しさへのこだわりでヤマハの外観品質を支える塗装の匠。ブラジル人派遣社員に技を伝えたいが、言葉も思いも伝わらない。
-
シルバキムラ・アレシャンドレ
等々力が塗る手吹きタンクの美しさに一目ぼれ。
弟子入りを志願するが、ラテンのノリが職人気質の等々力を戸惑わせる。