私たちのしごと 職種一覧
ヤマハ発動機でのデザイナーの仕事って?
ひと口に「デザイン」と言っても、様々な領域や分野があります。ここでは、各領域における社員の業務内容についてご紹介します。
プロダクトデザイン
ひとつの製品が企画されてから誕生するまでの間には、さまざまなプロセスにおいてデザインに携わる多くの人がいます。
プロダクトデザインに関わる業務を6つの領域に分類し、それぞれが各領域で専門性を発揮しながら活躍しています。
デザインプランナー
国内外の市場やターゲット層を調査分析し、ユーザーのニーズや社会変化を読み解きながら、また製品の魅力そのものの価値を社内で議論しながら、「デザインを通して、どんなユーザーにどんな体験を届けたいか」を考えるデザインプランナーは主にデザインの源流を作り出します。戦略とストーリーを考えて、コンセプトやスタイリングの方向性を決めていくだけでなく、関連部署と連携してデザインの要件、開発スケジュール、コスト等を管理するなど、業務領域は非常に多岐に渡ります。製品デザインを統括し、各領域のデザイナーを先導しながら量産まで伴走する、プロジェクトマネージャーとしての役割を担っています。



デザイナー インタビュー
スタイリングデザイナー
商品コンセプトや戦略をもとに、製品の魅力をカタチによって具現化するのがスタイリングデザイナーです。目にした瞬間にお客様を魅了する「ヤマハらしさ」を持った造形を追求するとともに、機能や構造を機能美として昇華させ、ユーザーマインドや世界観、使われ方や人の動きなど様々な視点でイメージしデザインを行います。企画段階ではデザインプランナーの導き出したコンセプトの解を求めるべく様々なアイデアを展開し、立体化の工程ではスカルプターやデジタルモデラーとコミュニケーションを図りながらベストな造形を探求し、他領域の関係者とも連携しながら業務を進めています。



デザイナー インタビュー
スカルプター(クレイモデラー)
プランナーによるコンセプトとデザイナーによるスケッチをもとに、2Dのイメージから3Dへ具現化するクレイモデラーを、ヤマハ発動機では「スカルプター」と呼んでいます。その役割は「コンセプト以上の魅力、スケッチ以上の魅力」を立体で創出することです。そのためスカルプターには、設計と実験要件を満たした「人と機械」の関係を、魅力的なヤマハ発動機らしい造形として表現する感性と技能が求められます。この領域では、機能・性能・操作性の確認と併せて、ライダーがマシンと一体となる姿も想定した、実体開発ならではの追求でカタチを作りあげていきます。



デザイナー インタビュー
デジタルモデラー
デジタルモデラーは、スケッチやクレイモデリングの工程で追及された造形の3Dモデリングを行います。ここでは単に造形の意匠を高精度なデジタルデータに変換するだけではなく、表面的には見えない内部構造もデザインの対象としています。そのため、業務においてはデザイン領域にとどまらず、設計者との共創を通じて、デザインと設計の品質を両立させます。量産可能な、より良い製品へと導く非常に重要な役割を担っています。



デザイナー インタビュー
CMFGデザイナー
製品のコンセプトや世界観、機能などをCMFG(Color, Material, Finish, Graphic)で表現し、それによって製品価値を創造するのがCMFGデザイナーです。
新しいモデル開発はもちろん、カラーリングの変更によって既存モデルの鮮度を高めたり、新たな付加価値を創出したりすることも重要な業務です。そのために、日本、ASEAN、ヨーロッパなどの各地域の生活様式や文化背景を理解し、ユーザーの志向やトレンドを調査・予測しながら、各領域の担当者と連携して、いち早くデザインに反映することが重要です。また、最終的にそれぞれのモデルの世界観を創り上げる役割も担っており、トレンドを先取りした開発を進めるためには、感性だけではなく先見性と戦略性も求められます。



デザイナー インタビュー
UI/UXデザイナー
ディスプレイ、操作スイッチなど人とモビリティの接点であるUI=HMI(Human Machine Interface)をデザインすることで、お客様の期待を超える感動体験=UXの創出に取り組むのがUI/UXデザイナーです。特に二輪車のメーターは近年のインフォテインメントの多様化に伴い、単なる「情報の効率的な表示」から「製品を取り巻く幅広い環境におけるユーザー体験」へと対象が拡大しています。直感的で心地よい操作体験を追求するとともに、モビリティが「使いやすい」だけでなく「使う喜びを感じる」存在になるようなデザインを実現するとても重要な領域です。



デザイナー インタビュー
※インタビュー当時の職種にて掲載

ブランドデザイン
”感動創造企業”を達成するため、製品以外のすべてのヤマハ発動機体験を対象にデザインを行います。VIやロゴマーク等のグラフィック表現から、ショーブース・社屋・工場等の空間デザイン、音、ファッション、映像にいたるまで社内外のあらゆる接点で一貫した魅力を創造します。
イノベーションデザイン
社会の変化の兆しを敏感に察知し、そこから新たな価値を見出すことを使命としています。未来の可能性を具体的に描き出すプロトタイプを通じて、まだ見ぬ世界を魅力的に提示し、変革のインスピレーションをもたらします。